PRAY FOR PLAY OFF 〜J2 第42節:東京ヴェルディvs徳島ヴォルティス〜

今日は味スタへ。
東京ヴェルディvs徳島ヴォルティスを観戦。
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ヴェルディファンの兄がこの試合の為に雪の新潟から上京。
共に観戦。

新潟出身新潟在住の兄がなぜヴェルディファンなのか?(古参ではなくサッカーに興味を持ったのが02年W杯かららしい)
東京で働いていた頃はアルビレックス新潟を応援してて関東圏での試合はよく車で一緒に行った。
しばらくして東京から実家の新潟へ戻った。
新潟在住っちゅうことはアルビレクス新潟の試合観に行く機会増えるじゃん!・・・というのは新潟素人の考え。
新潟ゆうても住んでるのは上越地方、はっきり行ってワイの実家からビッグスワン行くのってかなり遠いんよね。
電車だとビッグスワン行くよりもNAKC5スタジアム行くほうが近い。
まあそんなわけで新潟に戻ってからは一番近いJクラブであるカターレ富山(まだJ2だった)の試合をよく観に行っていたらしい。
そんな中ある試合でヴェルディが富山で試合。
その試合を観た時に数少ないヴェルディサポーター達の酸いも甘いも超越したまるで達観した"高僧"のような佇まいに感銘を受けヴェルディファンになったらしい(まあ話盛ってるのかもしれないけど)

それから近年は長野、松本、富山など近郊でベルディの試合を観戦。
年数回は東京に出て来てヴェルディ詣で(今年は西が丘での金沢戦を観戦)

それ以来兄がJ2のトレンドとチーム状況を、ワイがヴェルディユースの情報を交換するという流れ。

この試合、プレーオフをかけた大一番。
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試合は徳島GK長谷川徹のファインセーブに再三ゴールを阻まれる。
徳島はポゼッション主体、バイタルではショートパスを繋いでヴェルディ守備ブロックを崩しにかかる。
徳島のアンカー岩尾憲が素晴らしかった。中盤の底からゲームコントロール。
ポゼッションで押し込まれるがシュートチャンス自体は与えないヴェルディの守備陣。
先制点はセットプレーから。
CKから平智広のヘッド。
後半開始の立ち上がりに右サイドからのクロスを徳島の渡大生に決められ同点。
さらに井上詩音の負傷退場。
審判の判定にキレ気味のドゥグラス。
だがヴェルディGK柴崎貴広のファインセーブもあり追加点を許さない。
徳島もDFがシュートをゴールライン上でクリア。
チャンス自体は拮抗していたが後半43分ヴェルディはまたもCKからゴール前こぼれ球を内田達也が押し込んだ。
ここからは安西幸輝の独壇場、左サイドを快足でDFをぶっち切り時間をギリギリ削っていく。
ついにロスタイムの4分を経過。
主審の笛が鳴る。
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この瞬間ヴェルディのプレーオフ行きが決定。
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良い試合を観た(欲を言えば個人的にユース時代から好きだった渡辺皓太が観たかったが怪我かしら?)
普段はU-18年代や大学生の試合ばかり観ているワイだが育成云々と言ってもそれはプロリーグに魅力があってこそ。
高校生や大学生が「Jの舞台に立ちたい」と思わせてこそ「プロリーグ」だろう。
そしてこういう痺れる試合をしてこそ「プロ」

ワイの好きな『Jドリーム』という漫画にこんな台詞がある、、、

鷹よ、お金をもらえるからプロじゃないんだぞ。
観客の前で最高の技術を、プレーをみせるのがプロだ。
プロリーグには間に合わなかったけど、十数年間ずっとプロだった男がいるんだ。
お前はその男の代わりに入るんだぞ!


Jリーグがプロを目指す選手達の憧れの舞台であり続けますようにと願わずにはいられない(勿論、日本代表も)

ちなみに兄は上機嫌で帰りにスタジアムで人形焼を買って新潟に帰りました。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

アナフィラキシーショック 〜J2第1節:東京ヴェルディvsアビスパ福岡〜

Jリーグが開幕。
今年も「遊撃」をモットーにJリーグを観戦していく。
先週の日曜日は味スタへ足を運んだ。

2013 J2 第1節
東京ヴェルディvsアビスパ福岡

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昨年、ヴェルディを何試合か観戦したがメンバーはガラッと変わっている。
昨季と比較するとこの試合のスタメンに残っているのはDFでは森勇介ぐらい。
前線のメンバーも飯尾一慶くらいか。
中島翔哉はユースの頃から観続けている選手、トップチームでの試合は初観戦だ。
ベンチにはユース昇格組の前田直輝、南秀仁、高木大輔も。
前田はユースではFWでワントップも出来る選手という印象だったが登録はMF。

福岡はCBに古賀誠司。
両SBには尾亦弘友希と堤俊輔。
堤は浦和にいた頃から気になっていた選手、SBよりもCBとしてだ。
フィードの精度に加えゲームを創る事の出来る選手と好印象だったのだが浦和でなかなか試合に出られずJ2へ移籍。
怪我もあってのことだろうが......本来ならチームの主軸になれる選手だと思う。

試合開始

ヴェルディは中盤を菱形にしてくるかと思ったが4-3-3かな?
高原直泰がワントップ。
中後雅喜をアンカーに。
SHの鈴木惇と中島はボランチとして中盤をケアしつつタイミングを見て前線へ。

ヴェルディが全体的にボールを保持。
前線の高原がボールを持てるので攻撃に緩急がつけられる。

福岡はソリッドなカウンターで対抗。
ボール奪取からテンポ良く縦に繋いでいく。
ただバイタルまでは運べるのだがそこからの決定的な局面でパスの精度を欠いてしまう。

前半のヴェルディDF陣はお世辞にも"ライン"を"コントロール"していたとは言い難い出来。
金鐘必が再三裏を取られる。
ラインを上げ切れていないしはっきりとスピードで負けている。
前半は明らかに福岡に"狙われて"いた。

後半になってもペースはヴェルディ。
中島が何度もサイドを突破、中央では果敢にミドルシュートを狙う。
何度か福岡PA奥深くまで攻め込むもゴールまでには至らず。
前半はバタバタしていた金鐘必も落ち着いたのか前半程はやられるシーンもなく、フィードで存在感を発揮。
右サイドから対角線の逆サイドへ何本も正確なロングフィードを通していた。
なるほど、これが持ち味の選手なのか。

しかし後半28分、福岡のCKに城後寿が頭で合わせて福岡先制。
福岡にとっては理想的な展開。
蝶の様には舞わないが確実に突き刺す針の一撃。

ヴェルディは右SBの森を下げて小池純輝をピッチへ。
さらに高木をFWに入れて高原との2トップに。
左SBの福井諒司をスライドさせた3バックかな?

ヴェルディの攻カード投入もゲームを大きく動かすまでには至らず。
試合終了。
最後まで福岡GK神山竜一が立ちはだかるゴールをこじ開けられなかった。

ヴェルディは攻めの形は造れていた。
開幕戦ということと三浦監督の(諸事情により)不在という条件を考えればなかなか良かったとも言えるのではないか。
ただ守備を安定させるまでには時間がかかりそうだ。
3バックも考えているのかな?とも思う。
2CBが少々バタついていたし少なくともこの試合では福井の「SBとしての」良さはあまり見られなかった。
まあSBの層がお世辞にも厚いとは言えないチーム事情もあるだろう。
あれこれとやりくりしていくなかでハマっていくのを待つしか無いのかもしれない。
さらに欲を言えばもう一人中後の他にも計算出来るアンカータイプのボランチがいればとも思うが.....
中島はチーム最多シュートじゃないかな?
ユースの頃はトップ下からボランチもやっていたが中盤を菱形にするなら(なんなら3-5-2でも)トップ下で観てみたい選手だ。
サイドでのドリブル突破やパスセンスも魅力だがセカンドトップの位置に入ったときは「使われる」ことにも長けた選手。
高原の近くでプレーさせてみたい。
高原はFWとしての基礎能力が高く、前線で張れるしサイドに流れてボールを呼び込む事も出来る。
この試合ではサイドに流れた高原を(チームも自身も)持て余し気味に見えたので出来るだけスペースと共に使っていきたいところだ。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

いつかギラギラする日 〜東京ヴェルディvsギラヴァンツ北九州〜【J特】

今週のサカマガのコラムを読んでて気になった事があった。
なでしこvsアメリカ戦の後に会場で「ボーン・イン・ザ・U.S.A.が流れる粋な演出があった」って記述。
ちょっと待て。
歌詞知ってるか?
あれはスプリングスティーンがベトナム帰還兵の絶望と苦悩を歌い上げた曲で決して"愛国的"な曲じゃないぞ(映画『ランボー』見て「愛国的な映画だ」って言うのと一緒)
試合後に"ボーン・イン・ザ・U.S.A."を流した意図はわからんけど決して"粋な"選曲じゃないのは確か。
まあ単に歌詞を知らないんだろう。
レーガン大統領もサビだけ聞いて選挙キャンペーンに使おうとしたくらいだしな。
しかしこの選曲はイギリス流の皮肉なのかね。
まさか曲中の、、、

彼らは俺の手にライフルを握らせ/外国へ送り込んだ/黄色人種を殺すために


という歌詞にかけてんじゃねえだろうな。イギリス人(笑)





日曜はヴェルディvsギラヴァンツを観戦。
会場は「味の素フィールド西が丘」通称「味が丘」での試合だ(ちなみにこの呼称は僕の中でしか通じていないのであしからず)
大学サッカーで度々観戦に訪れる味が丘、たまにはゴール裏で観るのも悪くなかろうと思い北九州側に座る。
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北九州のゴール裏に来たヴェルディくん。

ヴェルディは4-4-2
前回観たのは鳥取戦だが若干メンバーが違う。
まず杉本健勇がセレッソに戻り小林祐希は磐田に移籍。
ボランチには川崎から戻って来た柴崎晃誠が入りCBには怪我から復帰した土屋征夫が。
2トップは阿部拓馬と巻誠一郎。

北九州は初見だ。
4-4-2だが試合を見ると中盤は新井涼平がワンアンカー気味で端戸仁をトップ下に置いたダイヤモンド型かな。
しかし久々にプレーを観るのを楽しみにしていた鈴木慎吾がベンチにも入っていない....
前節、前々節とスタメンだっただけに戦術的理由というのも考え難い、負傷したという情報もない。
ヴェルディからシーズン途中でのレンタル移籍なので契約の縛りかな?(そういうのって前もってリリースするか移籍発表時に公表してほしいよね)
でもヴェルディ側が「今節の注目選手」として名前をあげていたよな〜〜
う〜む、わからん(知っている方がいたら教えて頂きたい)

さて、試合。

前半40分、北九州が右サイドからクロスを入れる。
ファーには届かずGK土肥の守備範囲だったがこれを土肥がキャッチ出来ずにファンブル、こぼしてしまうトラブル。
ゴール前に詰めていた常盤聡が押し込んで北九州先制。1-0
なんてことはないハイボールのように見えたが.....痛恨のミス。
常盤聡ってパッと見「トキワソウ」って読めるよね。トキワ荘...未来のサッカー界を担う若者が集まってきそうな名前だ。

前半終了。

ヴェルディは局面局面では優位に立つシーンが多い。
中盤ではボールが廻りそこからサイドに展開する。
特に右サイドは森勇介がかなり深くえぐっていた。そこに西と阿部が絡み2〜3人で右サイドは掌握。
しかしそこから崩し切って中央まで侵入するには至らず。効果的なクロスボールが入っていたとも言い難い。
それに中央での仕掛けが足りないように見えた。
ボランチに和田拓也と柴崎を並べるなら柴崎がもっと前で前線と絡まないと。
あとチームに「巻をどう活かす(使う)か」というプランがあるように見えない。

北九州は奪ってからの攻撃が明快かつ効果的。
イケルと見るやワンツーやスウィッチを使い最小タッチでゴール前まで迫り、相手のブロックを見て速攻が決まらなそうなら遅攻に切り替えサイドに開いて攻撃を組立てる。
ボランチの新井が中盤でかなり効果的な配球をしていた。
ポゼッションでは若干ヴェルディに持たれていたかもしれないが先制点を奪いシュート数でも上回る。

後半開始。

ヴェルディは後半から和田を下げて中後雅喜を投入。
中後が入る事でヴェルディの"展開力"が格段に跳ね上がった。
中央からサイドへ、サイドから逆サイドへ。

ヴェルディが押し込む展開に。
北九州は押し上げたヴェルディのDFラインの裏を狙い再三再四カウンターでチャンスを造る。
端戸、池元、常磐がビッグチャンスを掴むがシュートは枠の上だったりポストもしくはGKに阻まれる。
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北九州は池元友樹から林祐征へ。
林は187cmの大型FW。

後半44分、北九州の林が前線でボールを受けるとDF二人を振り切ってPA左まで持ち込みシュート。
北九州ゴール裏サポーターの眼前でネットに転がっていくボールは北九州の勝利を決定づける二得点目。2-0
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試合終了。
北九州2-0東京V

ヴェルディは失速して遂にプレーオフ圏内から脱落した。
僕は今季ヴェルディを3試合観ている。
観戦した3試合は全て勝利しているが「前半はイマイチ」な試合ばかりだった(4-1で大勝した岐阜戦でも)
それでも後半で勝負を決定してしまう「帳尻合わせ」な強さがあったのだがどうにもこの試合は(攻め込んでいるとはいえ)前半も後半もピリリとしない内容に。
中後が入った事で両サイドへ展開出来るようになった(木島の投入でよりサイド攻撃が増えた)
さらに中後はセットプレーも期待出来る。
ここにゴール前でターゲットになり得る巻がいれば...と思った時には既に外れている(ジミー・フランサがそういう選手なのかもしれんが)
まあ単純に巻に当てるようなサッカーはやらないだろう。
ヴェルディだから。

北九州は後半ソリッドなカウンターでいくつも決定機を作る。
竹内涼は主に左サイドでカウンターの起点となり森村昂太は右サイドもしくは中央でゲームを創る。
後半はあと2~3点決まっててもおかしくない程のチャンスがあったがなかなか決まらない。
そこでスピードと体の入れ替わりで裏を狙うタイプの池元から前線で身体を張れる林を投入。
この交代策がハマって追加点を奪う。
攻撃が効果的であり、かつ機能的。
守備ではGK佐藤優也が安定していた。飛び出し、パンチングの判断に迷いがなく的確。
キローラン木鈴と 宮本亨のCBは後半押し込まれた時間帯にしっかり身体を張って攻撃をブロック。
バイタルでボールを廻されても最終的にしっかり身体を寄せてシュートのタイミングを遅らせコースを切る。
特に木鈴はヴェルディユース時から知っているだけに感慨もひとしおだ(久し振りに見た菜入はガタイがよくなってた印象)

この試合の"SMVP"は新井涼平に。
中盤の底でDFラインと前線を繋ぐ役割を見事に果たした。
ボールを左右に散らすだけでなく中盤でキープして溜める事も出来る。
後半は守備に追われるシーンが増えたが北九州の攻撃のテンポを操った。
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テーマ : サッカー
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未来は白紙ってことさ ~東京ヴェルディvs松本山雅FC~【J特】

2012年のJリーグが開幕。
寒風吹きすさぶ味スタへ。

2012 J2 第1節 東京ヴェルディvs松本山雅FC

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山雅は3-4-3-か。
3トップはエイジソンを頂点に弦巻健人と木島徹也。
中盤は久木田紳吾と楠瀬章仁を左右に配置、SHとSBを兼ねる役割だ。
GKは野澤洋輔。
反町康治監督を迎え今シーズンからJ2に参戦。

ヴェルディは4-4-2
新加入の西紀寛と小池純輝はSHに、ジョジマールが阿部拓馬と2トップを組む。
ダブルボランチは和田拓也と今シーズンのキャプテンに任命された小林祐希。

試合開始。

ヴェルディ、小林が右サイドからFKを入れる、ファーで合わせるが枠外。

山雅、木島が左サイドの裏へ抜け出しGKと一対一。
シュートはGK柴崎貴広がブロック、こぼれ球をエイジソンがシュート、これも柴崎が素早くリカバーしファインセーブ。
完全に失点ものの形だ、柴崎のビッグプレーでヴェルディは救われた。

前半終了。

ヴェルディは阿部がゴリゴリとドリブルで突破するか小林のセットプレーからはチャンスを作れていた。
ただし攻撃陣がまだ密に連携が取れていないのか、密集地帯でのショートパスも精度を欠く。
西と小池のSHも持ち味を出せているとは言い難い、西はピッチを動き回る事で攻撃の糸口となろうとしているのが観えた。
小池は時折見せるフェイントや切り返しで魅せてくれるもそれが"点"でしかなく攻撃の"流れ"に繋がらない。

それ以上に問題だったのは守備だろう。非常にファジィな印象を受けた。
ラインを高く保つ事が災いしてか再三裏を取られる。
単純にスピードで抜かれるというよりもラインを上げてオフサイドを仕掛けるのか戻ってカバーするのかの判断が曖昧でボンヤリしていた。
なのでヨーイドン!で走られると判断の遅れか常に後手を踏んでいるような状況。
まるで地に足がついていないかのようなフワフワとしたディフェンス。
特に左SBの中谷勇介は全く良い所がなかった、攻めている時は曖昧なポジショニングで攻撃に絡めず、中盤で不用意にボールをかっさらわれてカウンターを受けるという場面が何度か。

山雅は前半の戦い方はほぼ満点に近いものだった。
最も効果的だった攻撃は極端な話後ろを7人で守って前線の3人で攻め切る形。
多分だが左右SHの楠瀬、久木田を使ってサイドで起点を作ってからの攻めというのもプランにはあったと思う。
ワイドに開いて攻撃を組立てる展開も少しだけあった。
ただやはり両SHが押し込められる場面が多く、中盤ではボランチがなかなか落ち着いてキープさせてもらえない。
ならばと後方からシンプルにロングボールを入れ、前線でエイジソンが競って裏へ落としたボールを両翼の弦巻と木島が狙う。
シンプルだが効果は抜群だった。
守備は後ろの3人がキッチリとブロック。
GK野澤もハイボールの対応(一回ポロリしかけたが)、シュートへの反応はソツがなく。ゴール前のクロスボールには積極的に飛び出しパンチングでピンチを未然に防ぐ。
反町監督のチームの印象はエンジンのかかりが遅く、セカンドギアで走行している様なもどかしいサッカーで「失点しないと目が覚めない」スロースターターなチーム(新潟時代に何度も観てきた)
そう思うと無失点の上に鋭いカウンターで得点の匂いも濃厚、前半の出来は上々だった。

後半開始。

後半6分、ヴェルディ、セカンドボールを拾った小林がミドルシュート。DFに当たってコースが変わりゴール右に決まってヴェルディ先制。
イレギュラーなコースチェンジにGKも逆を突かれた。

後半13分、ヴェルディ阿部が左サイドでボールを持つと斜め前方にドリブルで切り込む。
シュートコースを空ける動きでDFを引きつけピッチ中央まで進むと右足インサイドで左サイドのスペースに走り込んできたジョジマールにラストパス。
ジョジマールはGKの右脇ニアのコースにシュートを叩き込む。ヴェルディ追加点。2-0
阿部の絶妙なチャンスメイク。右斜め前方にドリブルで進行しながら関節視野で左サイドのジョジマールを捉えていた。

試合終了。
ヴェルディが2-0で開幕戦勝利。

山雅は上手く前半を乗り切ったかに思えたが後半に2失点。
後半の展開としてはカウンター(もしくはセットプレー)で1点をもぎ取り守備陣が踏ん張って1-0というのが理想だったかな(天皇杯の新潟戦のような)
前半終了時は僕の頭にもそのイメージがおぼろげながら(やや鮮明に)浮かんでいた。
しかし後半立て続けの失点。
山雅にとってのJ開幕戦はほろ苦い"Jリーグ"デビュー戦となった。

攻撃陣に関してはエイジソンは競り合いもそこそこ強く、スピードもなかなかある。
前線で起点となってのチャンスメイクや持ち込んでのシュートでヴェルディゴールを脅かす。
今月になって急遽入団が決まったブラジル人ストライカー、もしかしたらコンディションが万全ではないのかもしれない。
今日観た試合がトップフォームではないのなら...期待するに充分な選手だ。

弦巻はFWという印象は無かった選手だがこの試合左ウィングとして何度も前線のスペースに顔を出す。
また一列下がってゲームを組立てる役割もこなせる。

木島は前方にスペースがあればラッセル車の如くDFを薙ぎ倒さんばかりにドリブル。
戦術を超えて"個"を出す事の出来る選手だ。

この三人が前線にいればシーズンを通してある程度の得点は見込めるだろう。
反町監督が新潟時代にとった「前線にブラジル人(エジミウソン、ファビーニョ、リマ)を三人並べる」サッカーを思い出した。

左SHの楠瀬章仁(新潟の三門と流経大で同期だった選手)はドリブルを得意とする攻撃的SHだがこの試合はやはり守備に追われてしまった。
これからは守備をしつついかに持ち味を出すかが問われる。
主戦場の左サイドには前に弦巻がいる、楠瀬のドリブルと弦巻のパスセンスが組み合わされば相乗効果も期待出来る(その為には上下を何度もアップダウンする運動量が必須になってくるが)

前線へのロングボールが効果的なのは実証されたが山雅はこの先「中央のスペースをどう使えるか」が鍵となりそう。
一つの武器を持っているのは強みだが攻撃のバリエーションが増える事は決してマイナスではない。
途中交代でボランチの位置に入った北村隆二にはそういう「中央で変化をつける」意図と可能性を感じさせてくれた。
CBの三人は「サイドをある程度攻略されても中央で跳ね返す」という守備に徹するなら充分な働き。
後ろが安定していれば前の選手はより攻撃に比重を掛ける事が出来る。
GK野澤のフィードを含めて「前線にいかに素早く、正確に供給するか」の"練度"を突き詰めていけば"連弩"のような分厚い攻撃が可能となるだろう。

ヴェルディは前半の内容を観ていると今シーズンが心配になるほどだったが後半2得点。
チームの成熟度としてはまだまだだが攻撃陣の萌芽は感じられた。
小池は後半右サイドからの突破でチャンスを作っていたし西の運動量は攻守に効いていた。
ただ小池はまだまだプレーのエリアが狭いし有効範囲が限られている印象だ。
西の運動量ももっと効率良く発揮させることが出来る筈。
両SHとボランチのパス交換がまだまだぎこちないという印象を受けた(この点は試合毎に改善されていくのかな)
試合後のインタビューによると川勝監督はハーフタイムに、、、

【J2:第1節 東京V vs 松本】川勝良一監督(東京V)記者会見コメント

そこを開けないっていう硬さが、前半どこかで取れればいいなと試合前には思った。
ただ、それが前半45分間続いたので、『ケンタッキーフライドチキン』って言ってたんですよ(笑)
みんなフライドチキンだと。ハートがチキンチキンだ。

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この言葉に選手達は発奮したのではないでしょうか。
チキン(腰抜け野郎)となじられて黙っちゃいられないですからね。
そう『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティ・マクフライのように、、、
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「誰にも 腰抜けなんて 言わせない!!」

こ試合の"SMVP"は小林祐希に。
先制点はヴェルディの今シーズン初得点というだけでなく思い切ったシュートで前半からの嫌な雰囲気を一掃した。
サイドでのキープ、フィールド中央でのパス捌き、セットプレーでのチャンスメイク等々、、19歳のキャプテンは既にチームの王様としてプレー。
元々ユース時代から観ていた選手だ。
感慨深いものがある。
ただ、中盤でボールを捌くだけでなく積極的にバイタルエリアでラストパスを狙うシーンをもっと観たかった。
あとは被カウンター時の中盤での守備の寄せ、そして縦パスの精度と頻度・・・
おっと、小林祐希に関してはついつい注文が多くなってしまう、しかしそれは期待の裏返し。
更なる進化を望む。
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テーマ : Jリーグ
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東京ダービー ~FC東京vs東京ヴェルディ~【J特】

昨日は"東京ダービー"を観に行ってきました。
僕のダービーの理想は「プロレスのビッグマッチ」
つまりはエンターテイメントであれ、ということ。なんでもいい、盛り上がれば。
因縁、遺恨、雪辱、、、これらは真剣勝負の最高のスパイスになる。
実際今日は35.000もの人が観にきている。興行的に大成功ということだろう。
だからこそギスギスし過ぎるのもいかがなものかと思う。
特に応援する人達がスタジアム内外で(ガチで)貶し合うのは理解出来ない(プロレス的な"アングル"としてなら理解出来るが)
かつて『ブレーキの壊れたダンプカー』と称されたスタン・ハンセン。
ブルロープを振り回して入場する"荒くれ者"というイメージだがある時振り回したロープが観客席の高齢の女性に当たってしまい慌てて、、、

「Sorry! grandmother(おばあちゃん、ごめんね)」と謝ったというエピソードがある。

こういうエピソードを微笑ましく思えるプロレスファンのメンタリティーこそがサッカーのファン、サポーターにも必要なのではないだろうか。

2011 J2 第33節
FC東京vs東京ヴェルディ

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ヴェルディはボランチの小林祐希が累積で出場停止。 高橋祥平がボランチに。
さらに左SBに和田拓也が入り中谷勇介をSHに上げてきた。
河野広貴は状態が良くないのかな?ベンチ。

さて、試合。

キックオフ直後、ヴェルディの森勇介が挨拶代わりに右サイドをドリブルで侵入。
そのままシュートまで持っていきそうな勢いに会場が沸く。
プロレスで例えるならビッグマッチで初っ端からドロップキックを放つようなもの。
ダメージの有無ではなく観客を沸かせる為にはどうすればいいかが良くわかっている。
良い試合の入り方だ。

FC東京、左サイド森重からファーのルーカスへクロス。ヘディングで合わせるがシュートは左に外れる。

ロスタイム、FC東京は素早くリスタートし左サイドからゴール前へクロス。ルーカスがヘディングシュート。
GK柴崎は手に当てるもそのままゴールへ。FC東京先制。1-0

ロスタイムは続く、ヴェルディがFKのチャンス。ゴール左で距離は23~4mぐらいか。
キッカーは菊岡、右足で蹴ったボールはゴールのど真ん中上へ、ニアにポジションを取っていた権田が必死に手を伸ばす。
かろうじて手に当てたかな?ボールはバーを叩き跳ね返される。
直後に前半終了の笛。

後半開始。
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ヴェルディは菊岡拓朗OUT 河野広貴IN

菊岡は前半足を傷めていたがその影響だろうか?
河野が入る事でボールがより前へ運べるようになる(惜しむらくはスタメンから菊岡と河野の並ぶヴェルディが観たかったという事)

後半12分、ヴェルディは中谷勇介OUT マラニョンIN

後半16分、ヴェルディのCK。キッカーは河野。左足で蹴ったボールは弾道低く土屋が待つニアへ。
ゴールネットが揺れた。ヴェルディ同点に追い付く。1-1
土屋がボールの軌道を足でずらしたシュートが決まったと思っていたが帰ってVTR見たらブロックしようとした森重の足に当たってますね。
オウンゴール扱いに。

FC東京、右サイドの椋原が鋭いクロス、ゴール前の羽生がゴールに背を向けながらヘッドで逸らし若干軌道を変えるシュート。
枠に飛んでいたがGK柴崎がキャッチ。

後半20分、FC東京は田邉草民OUT 石川直宏IN
後半33分、さらに羽生直剛OUT 坂田大輔IN

J2とは思えない交代だ。

後半38分、ヴェルディは高橋祥平OUT 菅原智IN

FC東京がCKをゴール前に入れ、ヘッドでファーに流す。
今野が走り込んできてシュートを放つもGK柴崎が己の身体を"壁"にして防ぐ。

後半42分 、FC東京、ルーカスOUT ロベルト・セザーIN

直後にFC東京、左サイドをドリブルで突破したセザーから逆サイドの石川へパスが通る。
石川はGKと一対一、シュートは柴崎が足でブロック。
GK柴崎、会心のシュートストップ。

後半ロスタイム、ヴェルディの阿部がPAでクロスに合わせてボレーもミートしきれず。

ここで試合終了。
1-1のドローに終わった。

ヴェルディは前半、FC東京を良く抑えていた。ルーカスをターゲットにしたボールは何度も土屋が跳ね返す。
シュートを打たれてもコースをしっかりブロック。CBの富澤は守備だけでなく何気に良いフィードも披露。
失点シーンはルーカスの動き出しと森重のクロスを褒めるしか無い。
後半、マラニョンの投入で左サイドが活性化、SB和田も積極的に左サイドを駆け上がってくる。
ただし崩せてはいたが...シュートを打ちきれず。
後半は河野の存在が光る。かなりFC東京の守備陣を掻き回してましたからね。
ただし巻をチームでどう活かすかについてはまだまだ練られていない印象。
阿部がサイドに流れてボールをキープ出来るのは良いのだが肝心のゴール中央になかなかボールが入らない。
巻がいるならある程度崩し切る前に放り込んでも良いような気もするのだが..."ヴェルディ"というチームにそれが合っているかというと...ううむ。
ゴール近くで競り合う、ゴールに雪崩れ込む巻を観たかった、活かせていたとは言い難い。

FC東京は今季は味スタでの富山戦以来の観戦ですがチームとして良くなっていました。
森重と今野という反則級のCBコンビは勿論。
アンカーの高橋は去年のナビスコ新潟戦ではCBとして出場したのを観戦。ラインコントロールが見事でした。
この試合、中盤のスペースを埋めるとともにDFラインとの繋ぎ役もそつなくこなす。
若干のヒヤッとするプレーを除けば無難に良いアンカー。縦パスの意識があるのも好印象。
SHの田邉は初めて観たがドリブルでの突破が魅力的。谷澤とともにドリブルキープから攻撃のアイデアを創成する。

ベンチの顔触れもJ2とは思えない(怪我人がいることも考えればかなり豪華と言えるだろう)

SHには谷澤、田邉、石川、永里、鈴木達と魅力的なSHが揃っている。
スピード、ドリブルが武器のアタッカー勢揃いだ。
だからこそバイタル真ん中で攻撃に変化をつけられる選手が必要に思う(今は羽生がやっているが。大竹をレンタルで出したのは不可解だった)
FC東京を応援している人は今の梶山をどう思っているんだろう?
チームの攻撃のスウィッチなのは確かだが接触不良もままある。
数年前(FWに戸田がいた頃)まではもっとバイタルからゴールに直結するスルーパスをバンバン出してたのに(ポジションが変わってるけど)
今日のダービーを観る限り試合終了まで残すような選手には観えなかった。

この勝点差なら十中八九J1昇格は決定的だろう。
今季ほとんど選手が移籍せずに降格してきた。
各ポジションの補強も積極的に行い戦力的にはJ2ぶっちぎりで独走だと開幕前は思われていた。
だが蓋を開けてみれば上位陣は混戦。2位鳥栖とも勝点差4。4位徳島とも勝点差は7だ。
厳しい事を言うようだが去年降格した時のサッカーから上積みがあるかと聞かれれば、、、

「ある」と断言する事が難しい。
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テーマ : Jリーグ
ジャンル : スポーツ

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Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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162cm / 52kg
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