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東京ヤングライオン杯 〜東京都クラブユースU-17サッカー選手権大会:FC東京U-18vsFC町田ゼルビアユース〜

あけましておめでとうございます。
今シーズンの観戦一試合目。

第21回 東京都クラブユースU-17サッカー選手権大会 三位決定戦
FC東京U-18vsFC町田ゼルビアユース

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FC東京は4-4-2
前線は川口祐馬くんと安田虎士朗くんの2トップ。
左SH角昂志郎くん右SH佐藤恵介くん。
ボランチは小林慶太くんと谷村峻くん。

町田は4-3-3
トップに石川凜太朗くん。
左ウィングに栗原元康くん、右ウィングに猪野毛日南太くん。
中盤は足立唯真くん坂野大地くん義澤将太郎くん。
坂野くん足立くんのダブルボランチで義澤くんがトップ下に近い位置取りで三角形。

さて、試合。

FC東京、川口くんから前線の安田くんへ。
中央から左へ叩いてサイドから抜け出した角くんへ。シュートもクロスバー。
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前半24分、FC東京の谷村くんが前線に当ててワンツーでライン裏へ抜け出しシュート。FC東京先制。1-0
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FC東京、川口くんに代えて髙橋安里くん。
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前半42分、FC東京左サイドから角くんがPA縦に抜け出し前へ出たGKが足元に飛び込むも角くんのボールタッチの方が早かった。倒されてPK獲得。
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自ら決めて追加点。2-0
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町田2人選手交代。
栗原くんに代わって23番。
義澤くんに代えて12番をピッチへ。
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前半終了。

町田は苦しい前半。
それは圧倒的にボールを支配されたとかシュートを雨霰のように打たれたというわけではない。
ワンサイドゲームだったわけではなくDFラインから中盤まではある程度ボールを繋げる。
もしくは中盤を省略してトップの石川くんに当てるという形は出来ていた。
サイドで数的優位を作り出し突破するシーンも。
ただいずれも局地的で連動にまで至らない。
ボールを持てても相手を引き付ける、剥がすまではいかず。
上手くボールを運べてもどこかで一対一に勝たなければチャンスは生まれない。
CBを中心に守備ブロックを保っていたが決定機をFC東京に決められた。
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FC東京は前線からのプレスを糸口に選択肢を狭める。
中央を切ってサイドに追い込み囲い込む。
前線のプレスがあるから後方も守備の最適解を見つけやすい。
ロングボールにはCB大森理生くんが素晴らしい対応。
トップに裏を取らせずファウルなしでボールを絡め取る。
つかず離れずの距離を保ちながら甘いパスは前に出てカット。
ボール奪取後は右サイドへ開いてビルドアップの中心に。
特にボランチへ通す縦パスが冴え渡っていた。
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後半開始。

町田、坂野くんがミドルレンジからシュート。
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FC東京GK彼島優くんが弾く。
右にこぼれたボールを右SB船戸詩季くんが拾って中央へ折り返し坂野くんがシュートも枠の左。
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後半20分、FC東京が右サイドから展開しPAへ。
ブロックされたこぼれ球を拾った谷村くんがPA内で切り返し。
相手DFが足を引っ掛けて倒してしまう。PK。
谷村くんは負傷しピッチ外へ。
PKキッカーは安田くん。
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コース左に決めた。3-0
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町田選手交代。足立くんに代えて江口玲於樹くん。
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FC東京3人選手交代。
大森くんに代わって新良介くん。
大迫蒼人くんに代えて菅原一真くん。
谷村くんに代わって桜井秀斗くん。
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町田、石川くんがドリブル突破でPAへ。
FC東京DFが遅れて足を引っ掛けて倒してしまう。
町田にPK。
コース中央のキックを左に飛んだFC東京GK彼島くんが残した足で弾き返す。
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FC東京3人選手交代。
小幡氏くんに代えて加藤大地くん。
森田翔くんに代えて青木 友佑くん。
安田くんに代えて生地慶多くん。

後半42分、FC東京右サイド中盤からのロビングパス。
後方からのボールを青木くんが走りながらバウンドに合わせた右足ダイレクトミドル。
ゴール対角線上左隅に叩き込んだ!4-0
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FC東京、GK彼島くんに代えて西山草汰くん。
CB古屋颯眞くんに代えて石井玲於奈くんをピッチへ。
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町田、佐藤列くんに代えて奥隅風河くん。
30番、14番をピッチへ。
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試合終了。

町田は後半SBの船戸くんが前線へ上がり攻撃に厚み。
バイタルでボールを持つ機会が増えチャンスを作る。
石川くんの裏抜けのスピードと坂野くんの積極的なシュート。
決定機とPKを獲得したが惜しくもGKに阻まれる。
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FC東京は4得点。
得点差ほど圧倒していたわけではないがチャンスを確実にモノにした。
終わってみればスタメンを半分以上入れ替えての無失点。
GK彼島くんのPKストップも含めて守備陣はよく持ち堪えた。
メンバーが入れ替わる中でSHとしてフル出場した角くんの貢献は大きい。
サイドで起点となれる上に切り込んでシュートも打てる。
キープ力がありボールの預け所として中盤と前線を繋ぐ。
交代選手の中ではFWとして後半途中から出場した青木くん。
出場時間は短かったが積極果敢なドリブルで町田のDFラインに仕掛ける。
そして彼の得点が試合の印象を八割方持って行ってしまった。
それぐらい凄まじいゴール。
今シーズンの観戦一試合目にして2020年の庄七堂ベストゴール賞最有力候補。
後方からのボールのバウンドに合わせるだけでも難易度が高い上にコースも完璧。
しかも軌道が直線ではなく放物線。
GKに一片の非もない。
プレーヤーと観客、両者の理想を具現化したかの様なシュート。
マーベラス。

この試合の"SMVP"はボランチの谷村峻くん。
先制点をあげた1ゴールに加え後半はPAへ入って切り返しを倒されPK獲得。
中盤でボールを捌きながらセカンドトップの様に前線へ飛び出す。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

庄七堂’sユース・アウォード 2019

年の瀬、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今年も「庄七堂’sユース・アウォード」発表の時期が来ました。
まあこのブログの年末恒例行事みたいなもんです。

ちなみに去年の「庄七堂’sユース・アウォード 2018」

まずはベストイレブンの発表です。
一応ルールがあります。
え〜、、、(粛々とコピペ)

①現地観戦の試合
②一チーム一人
③いままでベスト11に選ばれていない選手


まあマイルールというか。
①は言わずもがなですね、そもそもTVでほとんどサッカー見ないので。
②はまあ本当に「ベスト11」にするならないほうがいいとは思うんですがまあそこは「選ぶ楽しみ」というやつです(実際選考してる時が一番楽しいです、ただ自分の過去のブログの文章を読まなければいけない苦行も伴いますが)
③は②と似た理由ですね。

居住地(練馬区の某タピオカ屋群の中)の関係上観に行ける試合はどうしても関東のリーグやチームが多いです。
選考は当然偏っていますがご容赦を。

まずは高校1年生限定のベストイレブン!

2019年度U-18年代:ベスト・イレブン(高校1年生)

DF:平良碧規【市立船橋高校】
MF:藤原健介【ジュビロ磐田U-18】
MF:松木玖生【青森山田高校】
MF:谷村峻【FC東京U-18】
MF:増田健昇【横浜FCユース】
MF:斉藤洋大【名古屋グランパスU-18】
MF:後藤尚希【水戸ホーリーホックユース】
MF:山崎太新【横浜FCユース】
MF:高橋蒼天【アルビレックス新潟U-18】
FW:真家英嵩【柏レイソルU-18】
FW:千葉寛汰【清水エスパルスユース】


今年は一年生のGKを観る機会がなかったので空白。
ポジションの偏りは気にしないで下さい。
*クラブユースはHPにプロフィールがあるから調べやすいけどもし「学年違うで」という指摘があったら教えてください。

それでは2019年U-18年代ベストイレブンの発表!

2019年度U-18年代:ベスト・イレブン

GK:菊池柊太【水戸ホーリーホックユース】
クラ選関東大会準々決勝でのvsジェフ千葉で観たがPK戦までもつれたこの試合、二本連続PKストップでチームを勝利に導く。
90分間でも相手の決定機を何度も握り潰す。
この日は風が強くロングボールやハイボールの処理。
フィードなどにも直に影響を受けるはずだが意に介さずプレー。
サイドへの高精度なフィードも良いものがあった

DF:長澤シバタファリ【東京武蔵野シティFC U-18】
右SBの時もあれば状況に応じてCBにも。
SBとしてオーバーラップから中央へ切り込み、後半途中からCBにポジションを代えてもいつの間にか攻撃参加している。
果敢なオーバーラップ、サイドだけでなく中へも切り込んでいく。
3バック時は右CBに。
特にサイドに流れた相手に対して一対一で強さを見せる。
相手の先手を取る守備

DF:井出敬大【柏レイソルU-18】
DFラインからゲームメイクの起点になれる選手。
ビルドアップ時は自陣左サイドに開いて受け縦パスのロングorミドルフィードをバンバン決める。
左サイドは彼のフィードから試合が動き出す。
守備もクレバー。
被クロス時も適切な位置にポジショニングし壁となってクロスを弾き返す

DF:清水雅仁【三菱養和SCユース】
足元の技術がしっかりしていて相手のプレスをいなし、外してボールを繋いでいけるCB。
DFラインだけでなくボランチの位置まで上がってパスが出せる。
さらに高精度のロングフィードをサイド左右、前線に供給。
時には得点に直結するフィードをライン裏へ落とす高精度迫撃砲。
プレーエリアが広く、ライン裏をカバーするスウィーパーの役割から高い位置を取って中盤の底に入りゲームを組み立てる

DF:石井隼太【帝京高校】
守備にも攻撃にも激しいアップダウンを繰り返す。
左サイドにしっかり蓋をしつつ好機を逃さず一気にサイドを駆け上がる。
タイトな守備と機を逃さないオーバーラップ。
クロスだけでなくセットプレーのキッカーとしても得点をアシスト

MF:瀬良俊太【大宮アルディージャU18】
車輪の軸の様にチームに欠かせない存在。
ボールを取られることがほとんどないので自ずと彼にボールが集まってくる。
それを360度に展開する。
足元でキープしつつターンしながら次のパスの最適解を掌握。
セットプレーのキッカーとしてもゴールチャンスを演出

MF:玉城大志【浦和レッドダイヤモンズユース】
アンカーとして中盤の底からゲームメイク。
さらにカウンターの芽を潰し、相手の攻撃の組み立てを遮断する。
中盤でのリスク管理に長けている。
そしてセットプレーのキッカーも務める。
キャプテンとしてチームの核となる存在。
守備だけでなく確かなボールコントロールとゲームメイクで浦和の攻撃を支える

MF:後藤健太【青森山田高校】
縦に仕掛けるドリブル。多少長いボールでも追いつき一対一ならガンガン仕掛けて中に入ってくる。
サイドの尖兵、切り込み隊長。
彼だけ1.5倍速で動いてる様なプレー。
ボールを持ってから速いのではなく持つ前から速い。
そして時に減速せずにそのままのスピードでプレー出来る。
ゲームメイクで手詰まったり、試合が膠着していても彼にボールが渡ればそのジャックナイフの様なドリブルでDFラインを、そして現状を切り裂いてくれる

MF:井出真太郎【横浜F・マリノスユース】
サイドを駆け予測不可能なタイミングで中へ切り込んでくる。
ドリブルだけではない、サイドからドリブルで切り込みながらアウトサイドで逆方向に出すパスセンス。
左サイドを主戦場とし、ドリブル、クロス、ラストパス、セットプレーと攻撃面のあらゆるタスクをこなす。
さらに左サイドを制圧しつつセカンドトップの様に前線へ飛び出して来てゴールを奪う

FW:小林里駆【FC東京U-18】
チームでは3トップの一角だが前線は流動的で1.5列目から仕掛けることもあればウィングの様にサイドに流れることも。
確か去年のプレミア開幕戦で観た時はボランチをやっていた。
やはりゴールに近い位置でガンガン仕掛ける事で彼の持ち味のドリブルと足技が活きる。
加えて攻撃だけでなく時にはボランチの位置まで下がってゲームメイクし守備にも参加する。
フォアザチームの意識が高い

FW:川本梨誉【清水エスパルスユース】
今年はWB、ウィング、FWと様々なポジションを経験。
ウィングではサイドでターゲットとなりサイドからチャンスメイク。
FWとしては前線からのチェック、ポストプレー、チャンスメイク、一度自陣に下がっての守備。
これらをこなした上でドリブルで積極的に仕掛け。
対面の相手を意に介さないラッセル車の様な直進的ドリブルもあれば切り返しから相手を翻弄するドリブルも。
その上で最前線でシュートも放つ。
マルチタスク、運動量、前線でのストライカーとしての仕事。
近代的なFWをこなしつつそこに前近代的なFW像を融合させたかのようなハイパーモダンなFW

次はベストゴール賞。

2019年度U-18年代:ベスト・ゴール賞

高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ 2019 東京[T1]第8節
東京朝鮮中高級学校vsFC東京U-18(B)
FC東京の2点目、加藤大地くんの右足ループミドル。

後半39分、FC東京が中盤で東京朝鮮のパスをカット、中央の谷村くんが加藤くんへパス。
PA手前20mほどの位置から加藤くんは右足でループシュート。GKの頭上を超えてゴールイン。2ー0
・・・・ 
加藤くんのサイドから中に切り込んでの動き出し。
特に2点目のループシュートは中央に絞ってパスを受け、GKの位置を見て瞬時に判断。
確かにGKが前に出ていたのは確かだが距離も短く単純に頭上を越すだけのループではなくしっかりコースを狙い上手く抑えたコントロールショット



続いてベスト・ゲーム賞。

2019年度U-18年代:ベスト・ゲーム賞

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019 ファイナル
青森山田高校vs名古屋グランパスU-18

正直言うとこの試合、観る前はこんなに"噛み合う"というかスウィングする試合になるとは思わなかった。
決勝戦というのはえてして試合が膠着気味になったり思わぬ成り行きで瞬殺されたりというのがままある。
だがこの試合は相手の技を受け切ってさらに強力な技を繰り出していくという「四天王プロレス」感があった。
特に決勝点となった青森山田の松木玖生くんのルチャドールの様な流麗な切り返し。
そしてジャベの様な複合要素を持つテクニカルなシュートで試合を締め括った。






それでは今年の庄七堂’sMVPの発表です。








2
0
1
9


U

18











2019年度U-18年代:MVP
帝京高校 石井隼太くん

"魔境"と言っても過言ではないプリンス関東に今年から参戦した帝京高校。
見事に残留を果たした。
勿論、石井くんだけの活躍の結果ではない。
ない、が。
養和戦では決勝点となる2点目を左サイドからのクロスでアシスト。
FC東京戦では後半ロスタイムに同点弾を叩き込んでいる。
特にFC東京戦の同点弾は前線、中盤と繋ぎながらフィニッシュはサイドから駆け上がった石井くん。
俯瞰して観ている筈の観客席の自分でさえ「いつの間に!」と驚いた。
自陣からのロングボールとほぼ同時に走り出していなければSBがあの位置にいることは有り得ない。
後半は前半に比べ攻撃参加の機会が減ってはいたがここ一番、己の足と一刺しを信じてサイドを走り切った。
守備から攻撃に切り替わった瞬間、いつも左サイドには既に駆け上がっている彼の姿が。
しかもただスペースに走り込むだけでなく待ち構えた相手に対してドリブルと足技で打開出来るSB。

時代と共に「SB観」というものは変わっていく。
今や「偽サイドバック」という概念が生まれるほどSBの役割は多様化している(まあ重要性はわかるけど僕自身は「偽サイドバック」という言葉は大嫌いだ、なにより名前が死ぬほどダサい。そんなダサい名前のポジションに憧れるか?直訳なのかもしれんが新たな言語を創造することを怠っているだけじゃないのか?日本のサッカーメディアの怠慢だろう)
石井くんのプレーは所謂"モダン"なSB像ではないかもしれない。
必死に守備をし、サイドを駆け、隙あらばゴールを狙う。

でもそれでいい、それだけでいい。

「守備でも攻撃でも一番目立てるポジション」

彼のプレーはサイドバックの魅力を端的に(かつ雄弁に)表現している。

















【蛇足なあとがきの様なもの*三年前から使い回し】
今年もユース年代の試合を少なからず観戦し、ブログにまとめるという作業を繰り返して気がつく。
一試合たりとも怠くなる様な試合は無かった。
僕は青田買いのつもりで観戦記を書いているわけではなく。
ピックアップする選手はあくまでその試合のプレーが基準。
Jに内定しているだとか下の年代の代表だとかは(極力)考えないようにしている。
今回選んだ選手達もあくまでプレーに感化されて「その選手を表現するために何文字でも費やせる」かどうかが基準。
選手達はピッチを走り、僕の筆を走らせる。
観戦した試合の多くはTVで放映される事もなければ。
公式のHPにスタメンとスタッツと得点者が記載されるのみ(それすら無い事もある)
彼らのプレーを目の当たりにするのは熱心な数百人の観客ぐらいで。
気に留めるのは関係者と一部の好事家ぐらいかもしれない。
観戦記をかいているつもりだがこれは彼らの「戦記」そのもの。
選手達に最大級の称賛と賛辞を。
そして感謝を込めて。
庄七

【蛇足なあとがきの様なもの:補遺*二年前に書いたモノ】
このブログを読んでいる方がどれぐらいいるかわかりませんが(多分5人はいるとして)
今年も読んで頂きありがとうございます。
僕の観戦記は独特(というか変)で必ず試合そのものの観戦記の前に試合とは関係ない話が入っています。
これはまあ落語で言う「マクラ」みたいなものでいきなり本題に入るのも無粋かと思い書いてるんですが。
観戦記を始めた当初は「ユースや大学サッカーの観戦記なんて読む人が凄く少ない」だろうから導入で試合と関係ない事を書いて(何かの間違いで)読んで頂いた方を(言い方は悪いですが)「釣る」目的で書き始めてなんとなく定着しました。
まあ最近はグーグル(Twitterなんかもそうですが)という非常に便利な機能があり「◯◯のチームの試合がどうだったか?」「◯◯選手のプレー内容はどうだったか?」というピンポイントな形で検索されてここに辿り着いて下さる方が多くなり正直そういう人達にとっては「マクラ」いらないんじゃ?と思う事もままあります。
なので「俺は選手や試合の事を知りたいのになんでクソ映画の紹介やシンデレラガールズの事を読まされなきゃならないんだ!」という方のお怒りはごもっとも。
すみません、出来れば飛ばしてください(ちなみに僕はクソ映画が好きなわけでは決してありません、たまにホラーのC級映画を紹介していますがクソ映画だと思って見る事はありません、見た結果クソ映画だったことがあるだけです......あ、シンデレラガールズの記事は僕のただの自慢です。今年は西園寺琴歌お嬢様を無事イベントでお迎えすることができました)
あくまで主役は選手達です。
TwitterのようなSNSは拡散力は凄いですが人に与える影響というのはどうなんでしょう。
仮に「この◯◯が凄い!」というツイートが流れてきたとして(選手だったり本だったり映画だったりで)実際に読む人、観る人はどれぐらいいるんでしょうか?
友達同士のやりとりならいざ知らず。
Twitter上だけの関係の人だとなかなか実際に触れてみようかということは凄く少ない筈です。
僕もこうして毎回「この選手が凄い!」という観戦記を書いているわけですが。
実際「庄七が絶賛していた選手・チームを観てみよう」なんて人は皆無だと思っています。
それでももし、たった一人でもいれば。
たった一人にでも伝わるなら。
書いた意味があると思っていますし。
少し報われた気分になります。
庄七

【蛇足なあとがきの様なもの:一昨年書いた補遺の補足】
毎回「あとがきの様なもの」を更新しているのはバロウズの『裸のランチ』が自分は大好きだからです(あれ本文よりも序文とあとがきが一番面白いんよね)
え〜基本的に僕は観戦は一人で行っています。
たまに青森出身の友人K氏が同行したりします。
さて、K氏とよく話すのですが「ユースと高体連の二項対立」
これはいつの時代にもあると思いますが。

ユース=技術
高校=気持ち

みたいな二項を持ち出している論じているサッカーライターはいまだにいるわけです。
そんな記事ははっきり言ってクソです。
見かけた時点でケツを拭く紙にしてしまいましょう(最近はネット記事が増えてクソを拭く役にも立たないものばかりですが)
ユースが気持ちで高体連に劣っているなんてシーンを僕はこの数年間一切見掛けていません。
さらに技術で高校がユースに劣っているというのもはっきり言ってナンセンスです。
少なくとも選手権に出てくる様な高校はユースチームの様な技術は備えています。
そもそもジュニアユースから高校サッカーに進む選手も多いのですから最早この二項対立は成立し得ません。
しかしそれでも差があるとすればそれは判断スピードの差。プレミア上位のチームを観るとわかりますが常に二手先、三手先を読みながらプレーしている印象です。
仮に技術にそれほど差がないとしてもこの「判断スピード」はなかなか縮まらない。
まあそこらへんの話は今連載中の『アオアシ』がやってくれるでしょう。

ここからは「育成年代の試合のススメ」になりますが。
最近"サポーター"というのが息苦しく感じる人も増えて来てるのではないかと。
サッカー"以外"にいろいろややこしい事が多いのでは。
人間関係だったり「サポーターとはこうあるべき論」みたいなものに囚われて純粋にサッカーを楽しめていないのではないか?と思う事もままあるのです。
そういう時は自分がサポートするチームの育成年代の試合を観ては如何でしょうか(なるべく一人で)
改めて「サッカーを観る」という行為を見直す切っ掛けになるかと。
そこにはサッカーライターが書いたものとは違う"モノ"があるはずです。

この「現場」以外に「本場」なんてのは存在しない
外野のヤジは聞くにほとんど値しない


RHYMESTER『ウワサの真相』

【2018年12月28日のあとがき】
庄七堂として育成年代の選手達を紹介しているのはこのブログやTwitter上がメインなんですが。
例えば一つの試合、一人の選手を紹介するとすると同じ様な文章でもTwitterのほうが反応がダイレクトです(RTや”いいね”とかね)
ユース年代はどうしてもメディアの露出は少ないですし選手権常連校やクラブユースの強豪はそれこそ取り上げられる回数も多いでしょうが地方のクラブなんかはそれこそ専門メディアぐらい。
素晴らしい選手達がいて素晴らしい試合をしてもそれが伝わるのは少数の現地観戦者だけ。
まあ嘆いているわけではないですし至極当然だとも思っています(勿論、段々改善されていけばと思いますが。まあ「ゲ○サカがたまに取材に来るぐらい」しかないような現状が少しでもマシになればと)
ただクラブでサッカーをしている選手達も普段は学校に通っているわけです。
高校のサッカー部と違い彼らの同級生達が彼の試合を観る機会というのはあまり(というかほとんど)ないでしょう。
なぜこんなことを考えるかというとある選手を賞賛したツイートに「いいね」がついてたりする。
この「いいね」した人のアイコンを見ると「多分学生だろうな」というのが男女を問わず多い。
ひょっとしたら同級生(や元同級生)がクラスメイトの活躍を僕のツイートで知って「いいね」したのかもしれない。
まああくまで憶測ですがそうだとしたら嬉しいですし凄く光栄なことです。
TVで放送される様な試合に出場できる選手はほんの一握り。
もし僕のツイートなりで素晴らしい選手達のことが少しでも伝わればいいな、と。

【2019年12月28日のあとがき】
最近はすっかりTVも見なくなり(別にTVが嫌いだからではないです、今の仕事が夜勤なので時間帯がズレていて見られないのです)
サッカーの試合もTV中継で見ることはほとんどなくなりました(DAZNも入ってないしね)
僕のサッカー観戦というとすっかり育成年代ばかり(たまに兄が上京してきた時に一緒にヴェルディの試合を観に行くことはありますが)
まあ熱心かはともかく毎年飽きもせず育成年代の試合を観ているわけです。
たまに「日本の育成とはどうあるべきか?」という記事を見かけたりしますが基本読んでいません。
まあ仮に聞かれたとしても「恐らく良くなっているんじゃないかな?」としか答えようがない。
そもそも育成の成功とはなにか?
プロを何人輩出したとか、プロ入りした選手が長く現役を続けていられるのか。
それはそれとしてとても重要なことだと思います。
トレセンとか高校選抜、色々変えてかなきゃならないこともあるでしょう。
でも「日本サッカーの育成と強化」ばかりに重点を置き過ぎることもないと思っていて(勿論日本サッカー界にとってはとても重要ですが、少なくとも観る方は、です)
全員が全員プロになる為に日々研鑽している選手ばかりではないはずで。
育成年代のサッカーは選手達の「思い出」と「友達」作りの場という面も大きいはず。
それがサッカー選手としてだけでなく後々人生に大きな影響になるかもしれない。
まあJクラブのユースは「トップで通用する選手を輩出する」のが大前提なのは確かです。
それが上手く回ってるとこもある。
でもそうじゃないクラブもある。
でもだから意味がないわけではない。

「三年間サッカーを頑張って卒業時にサッカーが大好きなままで仲間やクラブに愛着やリスペクトを持てていれば育成は大成功だろ」

綺麗事かもしれませんが僕の嘘偽りの無い思いです。
ただ育成年代の試合を観ていると「育成論」とか「サッカー論」みたいなものが出来てしまうのかもない。
でも大抵は現場と選手達を顧みない独り善がりなものになりがち。
僕のブログで育成年代の観戦記を書くときはマイルールがあり。
まず「ミスをした選手の名前は書かない」「選手達に敬意を払う」「自分のサッカー観を押し付けない」
(まあ最後に関しては僕にはそもそも押し付けるような「サッカー観」がないからですが)
育成年代を観戦するのに大層な動機も目的も必要としない。
僕が見ようが見まいが彼らの将来になんら影響はないから。
ただ目撃者、証言者、そして語り部としてそこに「いさせて」貰えればそれでいい。
まあ立場的には非認可の素人従軍記者みたいなもんです。

育成年代の試合は親御さんが多く観戦に来てる。
ある試合でGKが凄く良いプレーをしていた。
試合後に隣に座っていたお婆ちゃんに嬉しそうに「あのGK私の孫なんですよ」と話しかけられた。
その時は気の利いた会話が出来なかったけど(口ベタなんよ)
でも自分は書く方が喋るより雄弁だと思っている。
僕が観戦記を書く目的とモチベーションはそれ。
もしあの時のお婆ちゃんが読んでいたとして伝わるかどうか。
ただそれだけです。
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三冠ヘビー級王座統一戦 〜高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグファイナル:青森山田高校vs名古屋グランパスU-18〜

日曜は「高体連の雷電」こと青森出身のK氏と埼スタへ。
この一戦にユース三冠がかかっている名古屋。
K氏によればつまりこの試合は三冠王座統一戦であり。
緑の青森山田は三沢光晴。
赤の名古屋はスティーブ・ウィリアムスであるという見立て。

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019 ファイナル
青森山田高校vs名古屋グランパスU-18

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山田は4-4-2
トップは田中翔太くんと武田英寿くん。
右SH後藤健太くん、左SH浦川流輝亜くん。
ボランチは松木玖生くんと古宿理久くん。

名古屋は4-4-2
村上千歩くんと武内翠寿くんの2トップ。
左SH光田脩人くん右SH榊原杏太くん。
斉藤洋大くんと田邉光平くんのダブルボランチ。

さて、試合。

前半12分、山田右からのスローイン。スロワー内田陽介くんのロングスロー。
ニアで名古屋がヘッドを後ろに逸らしてしまった。
ゴール前流れたボールに走り込んできた田中くんがヘディングを合わせて押し込む。青森山田先制。1-0
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前半27分、山田中央の松木くんから左サイドに展開。
受けた浦川くんがクロス。ゴール前流れて逆サイドへ。
右サイドからPAへ入り込んでいた後藤くんがワントラップしてファーのコースを狙ったシュート。
これが名古屋DFに当たり結果的に押し込む形でゴールイン。青森山田追加点。2-0
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IMG_9742 (1)

前半41分、名古屋は中盤の斉藤くんが榊原くんへ縦パス。
榊原くんが左足で前方にいるトップの村上くんへ。
PAで受けた村上くんが左足切り返してDFを剥がし、寄せてくるDFと飛び出してくるGKに詰められる前に左足シュート。
名古屋一点返す。2-1
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前半終了。

山田は幸先良く先制点が取れた。
その後も20分以内で2点目。
だが青森山田ペースで試合が進んでいたわけでがない。
特に先制点の後からは名古屋にバイタルエリアを上手く使われていた。
ブロックを作り耐えていたが前半終了間際に失点。
攻撃陣は2トップというよりも前線が基点となれる田中くん。
下がり目の位置でトップ下〜ボランチの位置からゲームメイク、チャンスメイクする武田くん。
右SH後藤くんの単騎でも仕掛けるドリブルでチャンスを作る。
点差こそリードしているが守備陣はよく名古屋の攻撃陣を食い止めていた。
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名古屋は2失点の後からバイタルエリアをショートパスのつるべ打ち。
パスを完璧に通して崩し切るのが理想だが青森山田のDF陣もあまり動かず、ボールホルダーに闇雲に寄せるのではなくブロックを作って弾き返す。
ただ名古屋のバイタルでのパス繋ぎは展開とパススピードがとにかく速い。
DFにブロックされても弾かれたこぼれ球をすぐさま回収し再攻撃。
パススピードが速いので山田も跳ね返すのが精一杯、奪ってカウンターどころではない。
山田DFはなんとか弾くがマイボールにならず速攻に繋がらない。
セカンドを名古屋が拾いまくっていた。
攻撃+リスク管理のためのスピーディーなパス回しになっている。
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後半開始。

名古屋は武内くんに代えて倍井謙くん。
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山田、浦川くんに代えて安斎颯馬くんをピッチへ。

後半14分、名古屋はこぼれ球を田邉くんがダイレクトで左サイド新玉瑛琉くんへ展開。
新玉くんがサイドで粘って後ろの倍井くんへ。
倍井くんは縦に浮き球をPA内へ入れる、これに走り込んだ田邉くんがワンタッチでゴール前へクロス。
ゴール前で村上くんが押し込んだ。名古屋同点。2-2
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後半27分、山田は左サイドでボランチの古宿くんが自陣から前線の武田くん目掛けて縦にフィード。
これは名古屋DFにカットされるが左SB松木くんがボールを拾ってPAへ。
PA真横に少しドリブルし、DFが詰めてきたら右足ヒールで体勢を入れ替え。
追いすがる名古屋DFを外し、開いた足の間を狙ってグラウンダーのシュート。
山田勝ち越し。3-2
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山田、後藤くんに代えて得能草生くんをSHに。
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名古屋、一丸大地くんに代えて岡崎流也くん。
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山田、田中くんに代えて金賢祐くん
武田くんに代えて那俄牲海くん。
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タイムアップ。
青森山田高校プレミアリーグファイナル勝利!
正直言うとこの試合、観る前はこんなに"噛み合う"というかスウィングする試合になるとは思わなかった。
決勝戦というのはえてして試合が膠着気味になったり思わぬ成り行きで瞬殺されたりというのがままある。
だがこの試合は相手の技を受け切ってさらに強力な技を繰り出していくという「四天王プロレス」感があった。

敗れた名古屋だが非常に面白いサッカー。
特に攻撃時のショートパスのつるべ打ち。
仮に一人が失敗したとしても近くの選手がルーズボールを拾って守備ブロックをこじ開けるまで続ける。
その中で重要なアクセントとして効いていたのが右SH榊原くん。
寄せられる直前まで無防備にすら見えるほど悠然とDFに向かっていき相手が起こしたアクションの逆を突く。
そして中盤のダブルボランチ。
斉藤くんは中盤の守備からバイタルでの攻勢の口火を切る縦パスを入れ自ら攻撃にも参加する。
田邉くんはDFラインと中盤のラインをしっかりグリップし、ゲームメイク。
パスミスが少なくボール配給に滞りが生じない。
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青森山田はまず守備陣の奮闘を讃えるべきだろう。
名古屋の様にショートパスでこじ開けにかかる相手に対し"闇雲に動かない"ことでDFラインのギャップを最小限に抑えた。
"動かない"というのも言うは易し。
例えばボールホルダーに対して(特にバイタルともなれば)距離を詰めたくなるもの。
そこで安易に前に動いてしまうと後方に隙間が生じ、名古屋の攻撃陣が雪崩れ込んでくる。
勿論全く動かなければそれはそれで名古屋のやりたい放題にさせてしまう。
守備ブロックとラインを保つ事を最優先にボールホルダーに対して何らかのアクションは取らなくてはならない。
全く詰めなければいいわけではなくある程度のプレスは絶対に必要だ。
そのバランスを根気良く取り続けた。
CBコンビの箱﨑拓くんと藤原優大くんのブレない粘り強さ。
名古屋の縦パスや時にはシュートを黙々と跳ね返し続ける。
GK佐藤史騎くんも後半、中央突破された決定機を好セーブ。
攻撃ではトップの田中くんが前線でボールの預け所に。
中央で待つだけでなくサイドに開いてボールを呼び込む。
そこから山田の選手たちの押し上がりを待つ。
そして2点目を決めた後藤くん。
右SHとして一人でもドリブルで仕掛ける事が出来る選手。
対面に一人いても全く苦にせず抜き切ってしまう。
右サイドから決定機を演出。
ゲームメイクで手詰まったり、試合が膠着していても彼にボールが渡ればそのジャックナイフの様なドリブルでDFラインを、そして現状を切り裂いてくれる。

この試合の"SMVP"は松木玖生くん。
ボランチとしては無難な仕事振り。
攻守に効いていて実力派の助演俳優というプレー(けなしているわけではないです、念の為)ではあったが決勝点となるシュートで一気に主演クラス、アカデミー賞レベルにランクアップ。
まずは実際にそのゴールを見ていただきたい。

GKの反応を見ると、、、

「切り返して左足巻いてニア上段」

恐らくこういう読みをしている。
そして本来なら彼は全くもって正しい。
あの位置であのボールの置き所であの体勢ならそう考えるのが正解の筈。
そこで予想だにしない「対面DFの股下を通してくる」松木くんのセンス。
エクセレント!
ゴールだけでなく後半途中でSBにポジションをチェンジし名古屋の攻撃を刈り取っていたところも合わせて評価したい。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

Glory days 〜高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ:市立船橋高校vs青森山田高校〜

映画『拷問男』見た。

愛娘を殺された父親が犯人に復讐する話。
邦題のせいかグロいシーンだけの映画かと思いきやさにあらず。
前半で娘との幸せな日々をキッチリ見せていく(ある意味キツイ)
苦痛を与えつつ止血と気絶対策は万全で拷問器具を自作するDIY精神に溢れた主人公。
さらに主人公はサーフボード職人であり自作した拷問器具、拘束具に職人の技を用いているため一切の妥協がない。
犯人を徹底的に拘束しているため「もしこの拘束具が外れたら...」というサスペンスは一切なし。
故に犯人も最初から諦めモード。
そのため犯行を一切否定しない(したらどうなるかわかりきっているから)
また拷問にも創意工夫が感じられ、僕もそこそこ拷問に関しては詳しいつもりだったが思わず膝を打つアイデアも。
個人的に凄く面白かったが全くお薦めはしない。

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019
市立船橋高校vs青森山田高校

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市船は4-4-2
伊藤涼也くんと加藤想音くんの2トップ。
中盤はアンカーに白山玄貴くんを置く。

山田は4-4-2

さて試合。

青森山田、左サイドからの展開に逆サイド安斎颯馬くんがバイタル左で受けてシュートを放つが市船GK細江彦太くんがキャッチ。
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市船、平良碧規くんが右サイドから切り込んでのグラウンダーシュートは山田GK韮澤廉くんがしっかり抑える。
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前半終了。

市船は前線の伊藤くんが背後からのボールを粘ってキープし攻撃に繋げる。
プレーエリアが広く前線の広範囲でターゲットとなれる。
アンカーの白山くんはDFラインからのビルドアップに関与。
中盤の底から効果的なボールを前線に配球する。
アタッキングサードまで攻め込むもなかなかシュートチャンスに結びつかない。
セットプレーも取れていたが山田のゴールを脅かすまでは至らず。
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山田は右サイドのSH藤森颯太くんが積極的な仕掛け。
右SBのタビナス・ポールくんもオーバーラップで攻撃参加。
しかし市船と同じくシュートまでが遠い。
サイドまでは持ち込めるのだがバイタル中央で変化に乏しい。
気を吐いていたのはGK韮澤くん。
味方への檄を含んだコーチングで箍を締める。
またフィードもキック力があり、ある程度狙ったところへ落とす精度の高さ。
山なりに強いボールが蹴れるので仮に相手にクリアされてもカウンターを受けるリスクが減る。
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後半開始。

山田は那俄牲海くんに代えて古澤ナベル慈宇くんをピッチへ。
ナベルくんは前線で金賢祐くんと2トップを組む。
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これが結果的に大成功。

後半8分、山田が右サイド得能草生くんのクロスにゴール前で金くんが胸でのワントラップ上にで浮かせ。
落ちてくるボールをジャンプしながらダイレクトでバイシクル気味に叩き込んだ。
青森山田先制。1ー0
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後半24分、山田、右サイドでタビナスくんから得能くんへ。得能くんのグラウンダーでのゴール前へのクロスに金くんが走り込みながらゴール中央合わせる。
山田追加点。2-0
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後半26分、山田、左サイドからのグラウンダークロスをゴール前へ。クリアしようとした市船が自陣のゴールへ押し込んでしまう。オウンゴール。3-0

山田、右サイドでFK。キッカーは後半途中交代の本田真斗くん。
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本田くんのキックでバイタル味方に合わせるが市船クリア。
クリアボールを拾った山田、市船GKとDFラインの間にロビングボールで落とす。
抜け出した後半途中交代の粟津瑠来くんが飛び出してくるGKに触られる前にヘディングを合わせるがこれは枠外。
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後半39分、青森山田右からのCK。キッカー小原由敬くんのゴール前へのキック。
市船がハイボールを競るもクリアしきれずゴール前にこぼれたボールを粟津瑠来くんが蹴り込んだ。4-0
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試合終了。

終わってみれば4-0の試合。
しかしお互いに青森山田はプレミア優勝を既に決めていて市船はプレミア残留を既に決めている。
選手権で当たる可能性のある二チーム。
手の内は見せないというスタンスがスタメンからも見て取れる。

ただその中でも市船では前線の伊藤くん。
アンカーの白山くんの奮闘ぶりが目立った。
伊藤くんはある程度ボールが流れても追いかけてマイボールにしてしまう。
彼を起点に前線の選手が動き出す。
白山くんは落ち着いたボール捌き。
DFラインと中盤をパスでリンクさせる。
市船は前節のvs流経大柏からほぼスタメンを入れ替えてきた。
いわば急増チームだったがこの二人が軸となりチームを保っていた。
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青森山田は後半の攻撃力で市船を圧倒した。
まずSH得能くん、後半は前半よりもガンガンサイドからドリブルで抉っていく。
先制点をアシストすると二点目もアシスト。
そしてナベルくん。
彼はvs浦和ユース戦でも途中交代だったがプレー時間が短かった為特に印象に残るプレーは無かった。
この試合では後半開始からプレーしバイタルでの身体の厚みを活かしたボールキープ。
足技によるプレスのいなし、そしてゴールを狙いにいく姿勢。
全てでレベルアップしている。

この試合の"SMVP"は金賢祐くん。
後半二得点。
先制点は左サイドからのクロスを胸トラップからバイシクルで叩き込んだ。
決して長身タイプのFWではないが(177cm)競り合いに強くハイボールをしっかり競れる。
試合によってはSHをやることもあり、プレー自体は悪くはないがやはりFWとしての能力を最大限活かしたい。
ゴール前の落ち着き、クロスへの反応。
まさにストライカー。
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ジャンル : スポーツ

Up on the Downside 〜高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東:帝京高校vsFC東京Uー18〜

久々のサッカー観戦。
リーグ戦も大詰め。

高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関東 2019
帝京高校vsFC東京U-18


帝京は4-4-2
2トップは小島匠瑛くんと山本乾太くん。
左SH髙橋岳くん右SH宮下正太郎くん 。
ボランチは宮﨑海冬くんと石川航大くん。

FC東京は3-4-3
前線に宮田和純くん小林里駆くん野澤零温くん。
中盤は左SH谷村峻くん右SH森田慎吾くん。
ボランチは沼田航征くんと小林慶太くん。

さて、試合。

FC東京、右サイドから逆サイドへ展開しニアで一対一。
帝京GK佐藤大地くんが詰めてブロック。

帝京、左サイドから髙橋くんがPAまで持ち込んで小島くんへ。
小島くんが後ろから走り込んできた宮﨑くんへ落とし宮﨑くんがシュート。決定機だったがFC東京DFがブロック。
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帝京左サイド、SBの石井隼太くんがドリブル突破からグラウンダーのクロス。
逆サイドからSH宮下くんが合わせるもFC東京DFがブロック。
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帝京、バイタル中央を小島くん、山本くんとショートパスで繋いでこじ開ける。
シュートも枠外。
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前半終了。

帝京は2トップの小島くんと山本くんの二人が良い距離感。
前線で楔になり背後から追い越してDFラインをブレイクする。
特に山本くんの足の速さを活かしたライン裏への飛び出しにFC東京DFも手を焼いていた。
前半、チャンスを作り出していたのは左サイド。
SH髙橋くんとSB石井くんの攻め上がり。
二人とも突破力があり、尚且つボールをキープ出来るのが大きい。
味方がゴール前に押し上がって来るのを待てる。
守備に関してはDFラインと中盤の距離を詰めてコンパクトに保ち、スペースを消し、バイタルに入ったボールに対して人数をかけてボール奪取、奪ったら前線に預けて一気に押し上げる。
速攻時も左サイドが中央で詰まった時のボールの預け場所になり攻撃のテンポを停滞させない。
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FC東京はよく凌いだ前半。
試合開始当初はボールも回っていたが徐々に帝京にチャンスが増え始める。
守備時の3バックの対応が若干「見すぎ」てしまう傾向にあり。
バイタルに入ったボールに対して距離を詰めるのではなく保とうとする意識が強い。
一概に良し悪しは言えないがバイタル中央で帝京がある程度時間をかけてプレーする余裕が生まれてしまった。
3バックの中央を務めるCB大森理生くんがシュートブロック、サイドからのクロスのカットなどでゴール前弾き返す。
攻撃面では中盤の底の沼田くんがDFラインと前線をリンクさせる。
短いパスでボールを回し、時に左右サイド裏のスペースへ大きな展開。
長短のパスでゲームを組み立てる。
守備ではパスカットで帝京の速攻を未然に防ぐなど攻守に大きな存在。
前線は流動的で小林くんがサイドに張ることもあればボランチの位置まで下がってゲームメイクも。
状況に応じて3トップ、または小林くんをトップ下に置いた2トップにもなる。
ただ前線でボールがなかなか収まらない。
サイドアタックもやや一本槍なところあり。
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後半開始。

後半6分、帝京バイタル中央からの攻めFC東京DFにボールカットされるがPAに流れたこぼれ球を小島くんが拾おうと追い掛ける。
追いつけばGKと一対一になる局面。
これをFC東京DFが後ろから引っ掛ける形になってしまった。
小島くんが倒れてPK。
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キッカーは石川くん。
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コース左に決めた。
帝京先制。1-0
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帝京、速攻から前線で小島くんが左から斜めに走ってきた山本くんに繋ぎ山本くんが右からPAニアまで持ち込んでシュート。
FC東京GK高橋優仁くんが至近距離弾をブロック。
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帝京、右サイドから宮下くんのクロス、と見えて直接ゴールを襲う軌道。
山なりにゴール左上のコースに落ちていくシュートをFC東京GK高橋くんがジャンプして弾き出す。
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FC東京選手交代、ボランチ小林くんに代えて大迫蒼人くん。
左SH谷村くんがボランチに入り大迫くんが左SHに。
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FC東京、左サイド大迫くんのクロスに逆サイド森田くんがダイレクトシュート。
帝京GK佐藤くんが正面でキャッチ。
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後半28分、FC東京右からのCK。キッカー沼田くんのボールにゴール前CB岡哲平くんが頭一つ高く跳びヘディングを叩き込む。
FC東京同点。1-1
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後半30分、FC東京の小林くんがロングボールを右サイド裏へ抜け出して受け、飛び出してくるGKを外して無人のゴールへ流し込む。
FC東京逆転。2-1
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帝京高校選手交代。市川颯馬くんと宮下くんに代えて鳥木秀音くんと中瀬拓夢くんをピッチへ。
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FC東京、沼田くんが左サイドから右足巻いてミドルを狙うがバー直撃。

FC東京、二人選手交代。
野澤くんに代えて梅原翔琉くん。
宮田くんに代えて熊田直紀くん。
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後半45分、帝京自陣からのロングボールを前線で照田拓史くんが納めて小島くんへ。小島くんから髙橋くんに戻し髙橋くんが持ち上がって中央へスルーパス。
これは東京DFがカットするがこぼれ球を左サイド走り込んできた石井くんがダイレクトシュート。
ゴールに突き刺さる。帝京同点。2-2
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試合終了。

FC東京は後半同点に追いつくと畳み掛けて逆転に成功。
そこから何度かチャンスを作ったが終了間際に同点に追いつかれた。
逆転ゴールを決めた小林くん。
この日は何度かドリブルで勝負を仕掛けるがなかなかゴール前まで迫れずカットされたりサイドに追い込まれるシーンもあったが逆転ゴールは流石。
サイドでGKが飛び出して来ると見るやあえて止まってGKを足元に飛び込ませ、ワンタッチ目で抜け出し、角度の厳しいコースへシュート。
そしてボランチの沼田くん。
ゲームメイクからアシスト、さらに積極的にミドルシュートを狙う。
後半、左サイドに流れてボールを受け、切り返しての右足ミドル。
巻きに巻いた美しい弾道のシュートはバーに当たったが攻守に躍動。
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帝京は土壇場の同点弾。
トップの小島くんがよくボールを納め、速攻のチャンスを作り出す。
攻撃陣のメンバーは変われど前後半を通じて小島くんが前線で中心となる。
即興を交えた速攻と、前線とSHが攻め上がる重層な二重奏。
ロングボールを多用しつつもドタバタとした攻勢にならないのは中央にしっかりとした軸があるからだろう。
中盤とDFラインの距離感も良く、スペースを消し、ボールホルダーへのチャレンジ&カバーが徹底している。
奪ったらすぐに速攻に入れる態勢のために守備に人数を掛けても引きっぱなしになることがない。
石井くんの同点弾はまさにその姿勢が結晶化した一撃。
前線、中盤と繋ぎながらフィニッシュはサイドから駆け上がった石井くん。
俯瞰して観ている筈の観客席の自分でさえ「いつの間に!」と驚いた。
自陣からのロングボールとほぼ同時に走り出していなければSBがあの位置にいることは有り得ない。
スペースに走り込むだけでなく待ち構えた相手に対してドリブルと足技で打開出来るSB。
後半は前半に比べ攻撃参加の機会が減ってはいたがここ一番、己の足と一刺しを信じてサイドを走り切った。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

プロフィール

庄七..

Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

1 GK(ゴレイロ)
庄七
162cm / 52kg
出身地:新潟県

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