ツツイスト宣言

年末帰省中の車内で読んでた星新一先生のショートショートの一編『おーい、でてこーい』という作品。
これ「世にも奇妙な物語」で映像化されてたのを思いだした。
あのドラマ面白かったな~今思うとあれが僕の『SF』原体験と言えるかも。

確か筒井康隆先生原作の作品も幾つかあったはず。

僕は薄学(博学の誤植ではない、薄っぺらい知識という意の造語)なことで知られている通り人様に『オタク』と読んでいただける分野はなにひとつありません。
が、しかし中学の頃に筒井先生の『ロートレック荘』に出会ってからはや十数年。
いままで読んだ作品はショートショート、短編、長編、随筆、エッセイ、批評(さらに先生の漫画まで)
は数百編を数えております(今書棚数えたら90冊ほどあったので数百は決して誇張じゃない)

だからここで明言しておきたい「僕はツツイストです」と。

ここまでになると筒井先生は僕の中では大きな木です。
カルチャーという名の大樹です。
筒井先生の書評がなかったら僕がガルシア=マルケス(ファッションブランドじゃないよ)を読むことも生涯なかったでしょう(フロイトの『夢判断』は上巻の途中で休戦状態やが....)。

それは筒井先生の作品だけにとどまらず影響を受けたクリエイターたちもそのわかれた枝の先に実っているのです。
嬉しいのはまったく筒井先生と関連づけて捉えていなかった僕の信用するクリエイター達から後に筒井先生の影響を垣間みれたとき。

その主な作家達が、、、

荒木飛呂彦:ジョジョ第4部「イタリア料理を食べにいこう!」は筒井先生の『薬菜飯店』が元ネタなのは間違いないだろう。

冨樫義博:『レベルE』(これが最高傑作なんじゃ?という声は根強い)
これに出てくる主人公?が筒井雪隆やで!!
ヒロインが江戸川美歩やしそれに出てくる星の名が"ドグラ星"に"マグラ星"...どうよ?
幽遊白書の海藤と蔵馬の「使える文字が一文字づつ減っていく」バトルというのは筒井先生の章が進むごとに一文字減っていく小説『残像に口紅を』からインスピレーション受けてるんじゃないかな?考え過ぎか?

沙村広明:確かSFマガジンで筒井先生の『大魔神』の挿絵を書いていたはず。
不死身の剣士って設定はSFですよね~ 

松尾スズキ:『俗物図鑑』をある雑誌で紹介してた。

菊地成孔:確かクイックジャパン(昔は面白かった雑誌)で対談も。
山下洋輔グループに参加していたんだから影響も当然か。

こういった大好きなクリエイター達が実は筒井文化の影響を受けていたことに(そうとは知らずに接していた)僕なんかは無情の喜びを覚えるわけです。

そしてあの"しょこたん"も筒井先生のファンだそうだ。
あの"ギザ"とかのいわゆる"しょたん語”は筒井先生の『トーチカ』に出てくるスロッブ(いわゆる造語のこと、早口=ペラノイヤとか)に影響を?
いや~これは喜ばしいこと(爆笑の太田がヴォネガット好きと聞くと軽くイラッとくるけどしょこたんだと何故か微笑ましく思えてしまうよね)
あらゆる人に筒井先生の作品を薦めたいが僕では幾千の言語で良さを語ろうが徒労に終わることが多いだろう。
しかし、、、

「しょこたんも大絶賛!!!」

これに勝る落とし文句があるだろうか。
しょこたんも読んでるんだぜ!と。

だから堂々とお薦めする僕のお薦め筒井作品。そのラインラップは。、、

ロートレック荘事件:長編。
初めて筒井先生の世界に足を踏み入れた作品。ジャンルはミステリー?サスペンス?
作品そのものに仕掛けられた"トリック"は帯に書いてあるように「映像化不可能」。



旅のラゴス:長編。
失われた文明を求めて旅するラゴス。
壁抜け、予知、読心術、などの超能力者が普通に出てくる文明崩壊後の世界。
アニメ化にうってつけの作品だと思うのですが(アニメ化の噂を耳にしてから随分経つが...)



薬菜飯店:短編集。
表題作は食べる事により超常的な作用で身体が健康になるという不思議な中華料理店の話。
収録作の『ヨッパ谷への降下』は川端康成文学賞受賞作。
他にもエログロありなので注意。



最後の伝令:短編集。
『二度死んだ少年の記録』が秀逸。他にも『人喰人種』『瀕死の舞台』等々


驚愕の曠野:短編。
一番読み返しているであろう作品。
異世界の断片的に綴られる終わるこなくあらゆる語り部によって紡がれる物語。
そこでは女は猫になり。十二神将、十四尊仏。交じり合う唆界、爛界、批界。
唆界で死んだ物は爛界に堕ちて人智を超越し唆界で魔物となる。
どうでもいいことだが個人的には一番アニメ化してほしい作品。どこか勇気あるプロダクションはないものか!


まだまだまだあるけど長くなりそうなのでこのへんで。
僕の拙い紹介でも興味を持ってくれた方は是非。
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日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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