お祭りわっしょい ~adidas CUP 2011:名古屋グランパスU18vsヴィッセル神戸U-18~【J特】

三ツ沢での二試合目。

adidas CUP 2011 第35回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 準決勝
名古屋グランパスU18vsヴィッセル神戸U-18

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神戸は初見。名古屋は去年の同大会準決勝で観戦した。
よく考えるとベスト4の顔触れは神戸以外去年と一緒。

名古屋は登録上は4-3-3。どっちかというと中盤がフラットな4-4-2に見えた。
CBのハーフナー・ニッキくんはディド・ハーフナー(帰化して現在はハーフナー・ディドだがこっちのほうが馴染みがあるもので)氏の御子息。
試合前スタンドで観戦するハーフナー夫妻を見かける。
192cmの長身で髪がブロンドなので一際目立つ。
GKは伊藤悠稀くん。既にトップチームに登録されている。
名古屋でGK伊藤というと往年の名GK伊藤裕二さんを連想する(勿論、親子ではない)
伊藤さんは名古屋のGKコーチをしている。ディドも名古屋のコーチ。GKが育ちそうな環境だ。
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神戸は登録上は4-5-1。ワントップに内田祐介くんを置いた4-2-3-1かな?
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さて試合。

開始直後から雨が降り始め(屋根などという贅沢なものは存在しない)だんだんと雨足が強くなってくる(そして雨具などという軟弱なものはハナから用意していない)

アップ時は降っていなかったこともあって選手たちもピッチに慣れるのに多少の時間がかかるだろう。

名古屋、右サイドでボールを持った都竹俊優くんが中央にドリブルでカットインしながらDFが揃っていない神戸の隙間を突いて走り込んできた高原幹くんにラストパス。
フリーでボールを受けるも高原くんのシュートはバーを直撃。

前半22分、神戸がFKのチャンス、わりと距離がある。キッカーは岩波拓也くん。
ボールが滑るピッチを利用してインステップで強烈なグラウンダーのシュート。
まるで"水切り遊び"の石のような弾道を描きゴールネットに叩き込まれる。
DFの足に当たって若干コースが変わったかな?神戸先制。1-0

雨により普段よりボールが走るピッチに両者とも苦戦。パスミスが目立つ。

名古屋は水野泰輔くんが中盤でボールを散らし、左サイドは都竹くんが突破を仕掛ける。
FKでの失点はアンラッキーな要素が強い。巻き返せる筈だ。

神戸はワントップの内田くんが前線で身体を張り、トップ下の松村亮くんがドリブルしながら貯めを創る。
前半、DFからの良い縦パスが何度か通っていた。
2ボランチも「拾う」「捌く」の作業をそれぞれがしっかりこなす、良い関係だ。

さて、後半。

名古屋、遠目からのシュート、GKがキャッチしきれずこぼしてしまう、そこに猛然と高原くんが詰めてくる。
一瞬早くボールに触るが枠外左へコロコロと転がりゴールならず。

後半17分、神戸は右サイドを高見啓太くんが駆け上がりグラウンダーのクロス。
処理しようとしたGKがボールをこぼしてしまう。そこに内田くんが詰めてボールを押し込んだ。神戸追加点。2-0

名古屋はニッキくんを前線に押し上げる。監督からも「ニッキ、戻るな!!」の声が飛ぶ。
これは『グラップラー刃牙』の愚地独歩の名言、、、

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「俺の空手は後退のネジをはずしてあるんだよ…」

という状況。

名古屋はバンバンとニッキくん目掛けてボールを放ってくる。
横から縦からの絨毯爆撃、その作戦が実った!!!

後半42分、名古屋は縦のロングボールをニッキくんへ、DFを背負ったニッキくんはバックヘッドで後方のスペースにボールを逸らす。
高原くんがそのスペースへ走り込んでDFを振り切ると右足でゴール右へ叩き込んだ。名古屋反撃。2-1

終了間際も名古屋の猛攻は続く。神戸が自陣PAすぐ外でハンド。距離が近すぎる嫌いはあるが絶好のチャンス。
これを直接狙ったが壁に当たって枠外。
さらにCKのチャンス、GKの伊藤くんも前線まで上がってくる。
神戸は空襲警報発令。
CKはなんとかクリアで凌いだ。
何度かセットプレーを与えるがとにかくボールを跳ね返し続ける。

試合終了。

神戸が一点差を守り切って決勝進出。

名古屋は後半、焦り過ぎてしまった印象が強い。
内容で押し負けていたわけでは決してなかった。
成功はしたがニッキくんのパワープレイは窮余の一策。
GK伊藤くんも攻撃を急ぐあまりフィードに正確性を欠いてしまった。
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しかし魅力ある選手はいた。

高原くんはとにかく「DFが嫌がる」タイプのFWだ。
裏への抜け出し前線でのチェイス等で常にDFにプレッシャーをかけ続ける。
ゴールへの意欲、シュートの意識も強くFWとしての気概を感じた。

川本拓也くんもDFラインから攻撃の起点になれるCB。急所を付くような縦パスも通していた。

ニッキくんは高いだけではなく足元の技術もしっかりしている印象(ニッキくんはデーゲームのほうが調子が出るかもしれない。名前が日勤だから、、、という駄洒落をトルコ代表のハカン・ヤキンに対し「今日は夜勤じゃなく日勤ですね」と解説した早野師匠が既にネタ帳に書き込んで用意していると思うのでニッキくんはプロ目指してくれい)



神戸はチャンスをしっかりものにした。
内田くんの値千金の追加点が結果的に勝利への大きな要因となった。

トップ下の松村亮くんは前を向いたらまずドリブルで仕掛ける。
今日はDFに引っ掛かってしまうことが多かったが面白い存在だ。

CBコンビは仲島義貴くんと岩波くん。
どちらもパス技術に長けている。
岩波くんは先制点のFKだけではなくロングフィード、DFラインからの縦パス。
クリアのように見えるボールもキッチリ前線の選手を見て出したパス。
長短高低のパスを織り交ぜ、攻撃のバリエーションを増やしていた。

そしてこの試合の功労者はボランチの二人。
前田凌佑くんと宮村哲朗くんだろう。
滑りがちなピッチでボールも流れパスの精度が落ちていく状況でこの二人が中盤をしっかりと締めていた。
中盤でイーブンなボールを何度も拾い、的確に配球していく。
この作業を二人で受け渡しながら滞り無く遂行。

この試合の"SMVP"は甲乙付け難いので前田凌佑くんと宮村哲朗くんのダブル受賞だ。
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日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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162cm / 52kg
出身地:新潟県

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