いつかギラギラする日 〜東京ヴェルディvsギラヴァンツ北九州〜【J特】

今週のサカマガのコラムを読んでて気になった事があった。
なでしこvsアメリカ戦の後に会場で「ボーン・イン・ザ・U.S.A.が流れる粋な演出があった」って記述。
ちょっと待て。
歌詞知ってるか?
あれはスプリングスティーンがベトナム帰還兵の絶望と苦悩を歌い上げた曲で決して"愛国的"な曲じゃないぞ(映画『ランボー』見て「愛国的な映画だ」って言うのと一緒)
試合後に"ボーン・イン・ザ・U.S.A."を流した意図はわからんけど決して"粋な"選曲じゃないのは確か。
まあ単に歌詞を知らないんだろう。
レーガン大統領もサビだけ聞いて選挙キャンペーンに使おうとしたくらいだしな。
しかしこの選曲はイギリス流の皮肉なのかね。
まさか曲中の、、、

彼らは俺の手にライフルを握らせ/外国へ送り込んだ/黄色人種を殺すために


という歌詞にかけてんじゃねえだろうな。イギリス人(笑)





日曜はヴェルディvsギラヴァンツを観戦。
会場は「味の素フィールド西が丘」通称「味が丘」での試合だ(ちなみにこの呼称は僕の中でしか通じていないのであしからず)
大学サッカーで度々観戦に訪れる味が丘、たまにはゴール裏で観るのも悪くなかろうと思い北九州側に座る。
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北九州のゴール裏に来たヴェルディくん。

ヴェルディは4-4-2
前回観たのは鳥取戦だが若干メンバーが違う。
まず杉本健勇がセレッソに戻り小林祐希は磐田に移籍。
ボランチには川崎から戻って来た柴崎晃誠が入りCBには怪我から復帰した土屋征夫が。
2トップは阿部拓馬と巻誠一郎。

北九州は初見だ。
4-4-2だが試合を見ると中盤は新井涼平がワンアンカー気味で端戸仁をトップ下に置いたダイヤモンド型かな。
しかし久々にプレーを観るのを楽しみにしていた鈴木慎吾がベンチにも入っていない....
前節、前々節とスタメンだっただけに戦術的理由というのも考え難い、負傷したという情報もない。
ヴェルディからシーズン途中でのレンタル移籍なので契約の縛りかな?(そういうのって前もってリリースするか移籍発表時に公表してほしいよね)
でもヴェルディ側が「今節の注目選手」として名前をあげていたよな〜〜
う〜む、わからん(知っている方がいたら教えて頂きたい)

さて、試合。

前半40分、北九州が右サイドからクロスを入れる。
ファーには届かずGK土肥の守備範囲だったがこれを土肥がキャッチ出来ずにファンブル、こぼしてしまうトラブル。
ゴール前に詰めていた常盤聡が押し込んで北九州先制。1-0
なんてことはないハイボールのように見えたが.....痛恨のミス。
常盤聡ってパッと見「トキワソウ」って読めるよね。トキワ荘...未来のサッカー界を担う若者が集まってきそうな名前だ。

前半終了。

ヴェルディは局面局面では優位に立つシーンが多い。
中盤ではボールが廻りそこからサイドに展開する。
特に右サイドは森勇介がかなり深くえぐっていた。そこに西と阿部が絡み2〜3人で右サイドは掌握。
しかしそこから崩し切って中央まで侵入するには至らず。効果的なクロスボールが入っていたとも言い難い。
それに中央での仕掛けが足りないように見えた。
ボランチに和田拓也と柴崎を並べるなら柴崎がもっと前で前線と絡まないと。
あとチームに「巻をどう活かす(使う)か」というプランがあるように見えない。

北九州は奪ってからの攻撃が明快かつ効果的。
イケルと見るやワンツーやスウィッチを使い最小タッチでゴール前まで迫り、相手のブロックを見て速攻が決まらなそうなら遅攻に切り替えサイドに開いて攻撃を組立てる。
ボランチの新井が中盤でかなり効果的な配球をしていた。
ポゼッションでは若干ヴェルディに持たれていたかもしれないが先制点を奪いシュート数でも上回る。

後半開始。

ヴェルディは後半から和田を下げて中後雅喜を投入。
中後が入る事でヴェルディの"展開力"が格段に跳ね上がった。
中央からサイドへ、サイドから逆サイドへ。

ヴェルディが押し込む展開に。
北九州は押し上げたヴェルディのDFラインの裏を狙い再三再四カウンターでチャンスを造る。
端戸、池元、常磐がビッグチャンスを掴むがシュートは枠の上だったりポストもしくはGKに阻まれる。
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北九州は池元友樹から林祐征へ。
林は187cmの大型FW。

後半44分、北九州の林が前線でボールを受けるとDF二人を振り切ってPA左まで持ち込みシュート。
北九州ゴール裏サポーターの眼前でネットに転がっていくボールは北九州の勝利を決定づける二得点目。2-0
2012082619480000.jpg

試合終了。
北九州2-0東京V

ヴェルディは失速して遂にプレーオフ圏内から脱落した。
僕は今季ヴェルディを3試合観ている。
観戦した3試合は全て勝利しているが「前半はイマイチ」な試合ばかりだった(4-1で大勝した岐阜戦でも)
それでも後半で勝負を決定してしまう「帳尻合わせ」な強さがあったのだがどうにもこの試合は(攻め込んでいるとはいえ)前半も後半もピリリとしない内容に。
中後が入った事で両サイドへ展開出来るようになった(木島の投入でよりサイド攻撃が増えた)
さらに中後はセットプレーも期待出来る。
ここにゴール前でターゲットになり得る巻がいれば...と思った時には既に外れている(ジミー・フランサがそういう選手なのかもしれんが)
まあ単純に巻に当てるようなサッカーはやらないだろう。
ヴェルディだから。

北九州は後半ソリッドなカウンターでいくつも決定機を作る。
竹内涼は主に左サイドでカウンターの起点となり森村昂太は右サイドもしくは中央でゲームを創る。
後半はあと2~3点決まっててもおかしくない程のチャンスがあったがなかなか決まらない。
そこでスピードと体の入れ替わりで裏を狙うタイプの池元から前線で身体を張れる林を投入。
この交代策がハマって追加点を奪う。
攻撃が効果的であり、かつ機能的。
守備ではGK佐藤優也が安定していた。飛び出し、パンチングの判断に迷いがなく的確。
キローラン木鈴と 宮本亨のCBは後半押し込まれた時間帯にしっかり身体を張って攻撃をブロック。
バイタルでボールを廻されても最終的にしっかり身体を寄せてシュートのタイミングを遅らせコースを切る。
特に木鈴はヴェルディユース時から知っているだけに感慨もひとしおだ(久し振りに見た菜入はガタイがよくなってた印象)

この試合の"SMVP"は新井涼平に。
中盤の底でDFラインと前線を繋ぐ役割を見事に果たした。
ボールを左右に散らすだけでなく中盤でキープして溜める事も出来る。
後半は守備に追われるシーンが増えたが北九州の攻撃のテンポを操った。
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ジャンル : スポーツ

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日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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