ゴヤ展 〜DENSO CUP SOCCER:全日本大学サッカー選抜チームvs全韓國大學サッカー選抜チーム〜

『エグザイル/絆』

と『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』

立て続けに見たで。
香港ノワールの巨匠ジョニー・トー監督の二作。
飛び散る血しぶきと飛び交う弾丸、散乱する薬莢。
『エグザイル/絆』の「救出に向かう事を決意した男達」が横並びに歩いて行くあのシーン。
それこそ『ワイルドバンチ』のようなシーン。
それさえ撮れれば映画はそれだけで成立するんだ!と思わせるだけの説得力。
ちなみにどちらの映画もサッカーしてるシーンがあるんよね。

『ザ・ミッション/非情の掟』

では男達が丸めた紙屑でサッカーするシーンがあるんやけど
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映画史上一番サッカーを魅力的に描き。
かつ効果的に用いたシーンちゃうかな。

DENSO CUP SOCCER 第11回大学日韓(韓日)定期戦
全日本大学サッカー選抜チームvs全韓國大學サッカー選抜チーム

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日本は4-2-3-1
前線はワントップに呉屋大翔くんを置き一列下に左から小林成豪くん松下佳貴くん仲川輝人くんを配置。
右SBに北爪健吾くん。
左SBに室屋成くん。
室屋くんの左SB起用は初めて観る。
GKは福島春樹くん。

韓国も4-2-3-1
チョ ソクチェくんをワントップ。

デンソーカップ初観戦。
ちなみに2010年にデンソーカップとは別に「日本・韓国大学サッカーフェスティバル」というのが開催されて観戦した記憶がある。
観戦記を読み返してみると日本側はなかなか豪華なメンバー。
赤羽スポーツの森で行われたのだが会場には当時五輪代表監督の関塚隆さんの姿も。

さて、試合。

韓国は繋ぐときは繋ぐ。
蹴り出すときは思い切り蹴り出すメリハリの効いた展開。
フィジカルを全面に押し出したサッカーというわけではなくバイタルでは細かいショートパスも多用。
フィジカルで言うなら左SHに入ったキム ジニョンくんはハイボールに強く裏へ抜け出すスピードもある(彼をワントップにすれば良かったかも)
特にCBチョン スンヒョンくんは空中戦では完勝の出来。
日本はオープンなロングボールでは通用しそうにない。
彼がいる以上制空権を握るには分が悪い。
ただ地上戦ならスピードで振り切れる。

前半28分、日本の仲川くんがバイタルからPAへドリブルで仕掛ける。
韓国DFは追い付けず後ろから倒してしまう。PK獲得。DFにイエロー。
仲川くんが自ら得たPKを自ら決めて日本先制。1-0

先制された韓国だがセットプレーからチャンスを得る。
ゴール前に上がって来たチョン スンヒョンくんに合わせる形はシンプルだが驚異。
韓国最大のチャンスは左サイドからのクロスにゴール前フリーでチョ ソクチェくんが合わせようとするも豪快に空振り。
ファーに流れたボールに詰めて撃たれるがこれはGK福島くんが至近距離からのシュートを体でブロック。
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前半終了。

日本は先制するまでは比較的韓国ペースで試合が進んでいただけに仲川くんのPKが光明。
実際左サイドからの室屋くんやボランチの増田湧介くんが積極的に仕掛けるドリブルに韓国側は対応が遅れがち。
振り切られた韓国が後ろから引っ掛けるというシーンが多く見られた。
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後半開始。

後半6分、日本は右サイド奥深くを抉った北爪くんのグランダーのクロスに呉屋くんがゴール前で合わせて追加点。2-0
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後半16分、日本の仲川くんが出したスルーパスに呉屋くんが抜け出しGKと一対一。
GKチェ ボンジンくんの飛び出しにブロックされるもボールはゴールへ転々と。
韓国DFが戻って懸命に掻き出そうとするもゴールイン。3-0

後半41分、日本は交代で右SBに入った内田恭兵くんの右サイドからのクロスにファーで呉屋くんがヘッドを叩き込む。4-0

後半44分、日本、仲川くんがバイタル中央から縦にドリブル突破を試みるとPA内で倒されて二回目のPK獲得。
韓国DFは二枚目のイエローで退場。
仲川くんがコース右にフンワリと決めて5-0
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後半ロスタイム、日本の室屋くんが左サイドでボールを持つとミドルシュート。
逆サイドのバーに当ててゴールに叩き込むという完璧な弾道!6-0

試合終了。
全日本大学サッカー選抜チームが第11回DENSO CUP SOCCER優勝。
優秀選手には韓国からチョン スンヒョンくん、オム ジンテくん。
日本からは福島春樹くん呉屋大翔くんが選ばれた。
最優秀選手MVPには呉屋大翔くんが納得の選出。

韓国は選手交代で段々前への推進力が後退。
ボランチのシン フィジェくんが巧みにゲームをコントロールしていたが試合経過ごとにチーム全体の展開が大雑把になってしまったのが残念だ。
FWは前線でターゲットをこなしきれずおまけにクロスがちとイマイチ。
等々力の陸上トラックを活かした長い助走による左右からのロングスローも実らず(専スタだと助走が取れず効果は半減するだろう)
一番印象に残ったのはCBチョン スンヒョンくん。
188cmの長身で制空権を完全に掌握。
足下の技術も悪くない。
セットプレーでも日本の脅威に。

日本は仲川くんが2ゴール1アシストと活躍。
彼の持ち味は勿論ドリブルだが守備にも奔走する。
右サイドを広範囲にカバーしつつ終盤で見せた様にドリブルの切れ味は決して落ちない。
室屋くんが左SBも出来るというのは今大会の大きな収穫。
この年代はリオ五輪メンバーの世代だ。
Jクラブで高卒選手が1〜2年でSBの座を確保するのは中々難しい(最有力は新潟の川口尚紀や松原健だろう)
そのなかで明大でレギュラーとして試合に出場していければ五輪代表選出は充分現実味のある話。
両SBが出来るというのも大きな武器だろう。

この試合の"SMVP"は呉屋大翔くん。
バリエーション豊富な得点パターン。
ゴール前では必ず相手の急所を突くポジショニング。
前半はあまり見せ場がなかったが後半は大爆発。
シュート数が4本だから恐ろしく高い決定率。
ハットトリックの大活躍でこの試合はまさに「ゴヤ展」だ。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

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Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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162cm / 52kg
出身地:新潟県

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