time ship "Raindrops" ~第1回日本クラブユースサッカー(U-18)Town Club CUP 2017 関東第6代表決定戦:杉並FCユースvs大森FCユース〜
今日は日本工学院八王子専門学校グラウンドへ。前日まで試合開催の場所と時間がわからなかった(Twitterで教えて頂いた)
とにかく雨、雨、雨。
メインスタンドは屋根があるので観戦にはさほど困らない。
ただピッチは水しぶきが飛び散り、ボールが止まる。

第1回日本クラブユースサッカー(U-18)Town Club CUP 2017 関東第6代表決定戦
杉並FCユースvs大森FCユース

杉並は4-3-3かな。
前線はトップに菊地慧人くん、左に今村浩太くん、右に三谷太陽くん。
中盤はアンカー山本文啓くん、横井郁夢くんと白井颯真くんがインサイドハーフ。

大森は4-2-2
18番と19番の2トップ。
9番がボランチ。

両チームとも選手名がわからないので背番号で表記(追記:杉並FCの選手名はこのサイトを参照しました)
この試合はTown Club CUP 2017の出場権をかけた一戦。
Town Club CUPは今年発足した大会、全12チーム、石川県で開催される。
平たく言えば街クラブ日本一を決める大会。
さて、試合。
開始早々大森ボランチの9番がタックルで足を負傷。
ベンチで治療の後ピッチへ。
杉並、菊地くんがミドル。大森GKが弾いたボールを今村くんが押し込むがこれはオフサイド。

杉並、右からのCK。
ファーの菊地くんへ。シュートも大森DFがブロック。

前半21分、杉並が左サイドからDFラインの裏へロビングのパス。
雨で絶妙の位置にボールが止まり三谷くんが抜け出しPAへ。
これを大森が後ろから倒してしまい主審の笛が鳴る。
杉並PK獲得。
キッカーは横井くん。

コース左へキッチリ決めた。

グラウンダーだと雨で止まりかねないピッチコンディションの中スピードもコースも申し分ないキック。


大森右サイドハーフウェー付近でFK。
右SB3番がゴール前へ。
クリアしきれないボールがPAを交錯するが杉並DFが体でブロック。

前半終了。
杉並は前線の菊地くんがボールを納めてドリブルで持ち上がる。
右サイドに流れ、さらにゴールライン際まで運んでいく。
なにしろボールが止まるので細かいパスワークは望めない。
ビルドアップは最小限に抑え、中盤はなるべく前へボールを蹴る。
同じピッチの中でも水溜りになってる箇所と比較的水捌けのいい箇所で大分差がある。
先制点を呼んだ三谷くんへのパスは劣悪なピッチコンデョンを逆手に取った。
前半は杉並のほうがチャンスの数は多い。

大森は右SB3番のFKが効果的だった。
キック力がありゴール前へ落とせる。
先制はされたが押し込まれていたわけではない。

後半開始。
大森は17番をピッチへ。
左SBに入る。

杉並は平野耕太郎くんを右ウィングで投入。

大森は13番、11番をピッチへ。


後半19分、杉並右サイドでFK。右SB上田龍馬くんがゴール前へ蹴ったボールがクリアしきれずファーサイドにいた平野くんの足元に。
平野くんが押し込んだ。杉並追加点。2-0


杉並、先ほどセットプレーでアシストした上田くんに代えて江口武志くんをピッチへ。
江口くんはそのまま右SBに入る。

大森は9番を前線へ上げた。
9番が左サイドを粘りのドリブルで持ち上がる。

大森5番をピッチへ。
長身の5番を前線に。

杉並交代で早出圭人くんを前線へ。

横井くんが左ウィングの位置に入り菊地くんが中盤に下がる。

試合終了。
杉並FCユースが勝利しTown Club CUPへの切符を手に入れた。
大森は後半途中交代で入った左SB17番が印象に残った。
長身のSBでキック力がある。
こういうピッチだと「とにかく遠くへボールを飛ばす」ということが普段の試合の何倍も重要。
同じく後半途中投入の11番と共に左サイドからの仕掛けが増えた。
特に9番のドリブルには馬力があり重馬場を物ともせずに突き進んでいく。
前線で長身の5番にボールを集め、セットプレーをワンチャンスでモノにしたかった。


杉並は後半入った平野くんが試合を決定付けた。
まず縦に仕掛けるドリブル。
多少強引でもDFがクリアしきれない事を想定してとにかくボールを前へ前へ。
さらにスピードがありスペースへ走り込める。
アンカーの山本くんもセカンドボールの回収や予期せぬバウンドをするクリアボールへの対応。
CK時はカウンター対策として相手の前線をマーク。
DF陣もまずはセーフティーファーストを心掛けたボール対応。
中途半端なプレーが一転してピンチを招く状況。
繋ぐ時は細心に、蹴る時は大きく蹴り出す。
状況にアジャストしたプレーとピッチの"不確定要素"を織り込んだ上で活かしたゴール。
この試合の"SMVP"は菊地慧人くん。
前線でキープ出来、ドリブルで仕掛けられる。
ボールが止まる事を考慮し、ワンタッチで相手の裏にちょこんと出して抜き去るドリブル。
ゴールライン際から相手DFを背負いながら反転して抜け出す。
止める蹴るというプレーが正確でこういうピッチだからこそそれが際立っていた。



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