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Shoot Speed/Kill Light 〜日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会:三菱養和SCユースvsジェフユナイテッド市原・千葉U-18〜



読み応えあるで。
気になった一文を引用、、、

もう一つは至近距離からのシュートが増える。
そんな状況に対応するため、世界中のチームが取り組んで、GKにいろんなブロッキングなんかを教えてるんです。
だからサッカーのGKは、フットサルだったりハンドボールのGKのようなことをトレーニングするようになりました。


確かにユース年代のGK観てても一対一の距離の詰め方がフットサルのゴレイロっぽかったりするGKいるんよね。

GKは失点されたときクローズアップされちゃうんですけど、本来はセーブを得点を入れたときと同じぐらいの評価をしていただきたいと思ってます。

Jドリームでも「GKが1点を守ることはFWが1点取るのと同じなんだ」っていう台詞があるんよね(得失点差の争いになればなおさら)


第42回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)関東大会
三菱養和SCユースvsジェフユナイテッド市原・千葉U-18

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養和は4-4-2
前線は栗原イブラヒムジュニアくんと勝浦太郎くん。
右SH林壮真くん左SH宮本康生くん。
ボランチは冨久田和真くんと田中恭司くん。

ジェフは3-4-3
トップに柳堀真輝くん。
アンカーに鶴岡唯翔くん。

さて、試合。
キックオフの笛の直後からお互い長いボールの応酬で相手の出方を伺う。
ボールが地面よりも空中を飛び交う時間の方が多い。
両チームヘディングで跳ね返し、あるいは味方に繋げようとする。
最初に落ち着いてボールをキープした選手が空中戦から地上戦へスィッチ。

養和、右からのCK。
キッカー宮嶋俊弥くんのキックにCB遠藤光くんがヘッドを合わせるが枠の上。

前半19分、養和CB遠藤くんが自陣からドリブルで持ち上がる。ハーフウェーを超えたところで前線の勝浦太郎くんの足元へパス。
勝浦くんはDFに寄せられ体勢崩れるもシュート。養和先制。1-0
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前半21分、養和右サイドをライン際で勝浦くんが粘りキープ。
そこで勝浦くんとのパス交換で林くんが一気に縦に突き通し右サイド深くからグラウンダーのクロス。
ゴール前を横切りファーで宮本くんが合わせた。養和追加点。2-0
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前半23分、ジェフは小川麟くんをピッチへ。
黒木陸くんがトップに入る。
トップに入っていた柳堀くんは右ウィングの位置に。
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養和、前線に出たロングボールを林くんが追う。
PA中央手前でバウンドしたボールをDFより先に拾うがボールにGKが飛び込む。
こぼれたボールを宮本くんがシュート。
GK不在のゴール前をカバーしていた宮坂拓海くんが顔面でブロック。

前半終了。

ジェフはなかなか攻撃の形が作れない。
前線に3人。
守備時は両SHが下がって5バック気味になる。
養和の栗原くんに対してCB櫛部裕紀くんがよくついていた。
自分より長身の栗原くんに対しても空中戦ではポジショニングと読みと空間把握能力で対応。
養和の起点を一つ潰していた。
ビルドアップ時は3CBの左右が大きく開き中央のCBはアンカーの位置に上がる。
サイドへ展開し両ウィングが突破するか。
何度か単騎でのサイド突破を狙うが単発に終わる。
中央に戻してもなかなか有効な縦パスが出てこない。
ボールを動かしている内に養和のプレスを受けてしまう。
トップにはボールがあまり集まらず。
ロングボールは養和の2CBの前に跳ね返される。
クロスは何本かあったがシュートは0〜1本か。
最初にトップをやっていた柳堀くんは(少しのプレーだが)スピードを持っていそうだ。
前半途中からウィングに代わったが後半は大分チームのやり方を変えてくるはず。
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養和は立て続けの2得点。
栗原くんに対しジェフが封じ込めようとしているなかサイドからの展開でゴールを奪った。
左SHはテクニックに秀でた宮本くんのボールキープ、さらにSHでも遜色なく攻撃参加出来そうなSB廣川虎太郎くんのコンビネーションとパス交換で崩せる。
右サイドは林くんの縦への突破力。
CB陣はジェフ攻撃陣を危なげなく完封。
さらにCB遠藤くんの積極的なオーバーラップが先制点をアシストに繋がった。
試合の主導権は完全に養和が握っている。
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後半開始。

前半3分、ジェフ鶴岡くんがサイドへ展開。柳堀くんから渡井翔琉くんが右サイドで受けると躊躇う事なくドリブルで前進。
右サイドを驀進しクロス、これにニアに黒木くんが入り込みヘディングシュートをニアの狭いコースに叩き込んだ。2-1

養和、右から宮嶋くんのクロス。ゴール前混戦でボールがこぼれPA中央にいた宮本くんがボレーもボールは枠外。
さらにセットプレーからのこぼれ球をバイタル中央にいた遠藤くんがシュート。
これはジェフGK小南諒弥くんがセーブ。
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養和右サイドから林くんがスピードで一気にサイドから中央へ。
ミドルを撃つがGK小南くんがしっかりキャッチ。
養和、右からのCK。宮嶋くんのキックにファーで遠藤くんがヘッドを合わせる。ジェフDFにブロックされ浮いたボールを遠藤くんがオーバーヘッド。コース右に逸れたが右サイドで拾った宮嶋くんがシュート。これもジェフブロック。

ジェフ、ロングボールの処理にミスが出た養和DF陣を見逃さずボールをPA内で奪うとシュート。
これはブロックされるが後ろから詰めていた鶴岡くんがシュートもゴールならず。
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養和、右サイドの宮嶋くんがクロス。
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、、、に見えたがボールはしっかりゴールの上段左を捉えている。
GK小南くんはジャンプし左手でボールを枠の上へ掻き出す。

養和、自陣左から逆サイドの林くんへ一本のロングフィード。
追い付いた林くんはサイドからそのままPAへ切り込んでいく。
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PAに入ったところでジェフDFが後ろから覆い被さってしまう。
主審の笛が鳴り、PKスポットを指差す。
キッカーは勝浦くん。
コース中央のキックに対しコース右と読んで既に体が流れていたGK小南くんはギリギリで体勢を残し足一本でシュートをブロック!
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ジェフ、右サイド柳堀くんから前線の黒木くんへ。
DFを躱しシュートしようとするもボールタッチが若干乱れてしまいシュートまで至らず。

試合終了。

ジェフは前半とは格段に違い良くなった後半。
後半開始早々の幸先良いゴール。
後半からメンバーを変えたわけではない。
細かなシステム、ポジショニングの修正はハーフタイムに勿論あっただろう。
そこまでは素人で部外者の僕には窺い知る事が出来ないが後半のジェフは「パス回しの為のパス」ではなく「ゴールの為のパス」を強く意識しているように思えた。
また選手の動きも大分変わったように思う。
特にボランチの鶴岡くん。
前半は中盤の底でゲームを組み立てる役割(勿論それを全うしていた)
後半はそれにプラスして機があれば前へ出て前線の攻撃に絡む。
3バックで守っているDF陣もCB宮坂くんCB櫛部くんに任せて中央のCB中井くんが前へ出て中盤でボランチの役割を担う。
しかし攻撃では攻めの姿勢で養和陣内まで迫るもなかなかシュートチャンスは急激には増えない。
むしろ養和に上がったサイドの裏を取られたり手薄なスペースを狙われる。
だがシュートにまで持ち込まれてもDFが壁となってシュートをブロック。
さらにGK小南くんが"守護神"というよりは”鬼神”の様な気迫でゴールを死守。
決定機を何本か渾身のセーブ、さらにPK1本をストップしジェフの希望を糸一本のところで繋ぎ止め続けた。
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養和は後半立ち上がりの失点から少し危うい空気になってもおかしくなかった。
そこを持ち堪えたのがDF陣。
CB清水雅仁くんと遠藤くんがロングボールはガンガン跳ね返す。
空中戦だけでなく遠藤くんは相手のトラップを見越して一歩前に出て相手のボールを奪う。
もちろん躱されてしまえば後ろがいないというリスクはあるが奪えればそのあまボールを運べてカウンターの起点になれる。
CB清水くんは守備範囲が広く、サイドへのボールにもチェックをかけ裏のスペースのケアも怠らない。
CBだけでなく両SBも守備時はキッチリDFラインに入りロングボールにはしっかり競り合い、サイドでボールを持たれた時はサイドアタックに備える。
ただし引きっぱなしになるのではなく前半の様にチャンスと見ればサイドを思いっきり駆け上がる。
ボランチの冨久田くんと田中くんも中盤でのプレス、セカンドボールの回収に奮闘。
1点差に詰めて相手が勢いを出している時には一つのこぼれ球がカウンターの起点となってしまう可能性がある。
中盤のゲーメイクだけでなく泥臭くボールを追う事を後半やりきった。
栗原くんもゴールこそならなかったが後半ジェフのマークが緩んできたところで前線の基点としてボールを預かる。
中央だけでなく時にはサイドに流れてボールを受けキープし養和の攻撃の型を組み直す。
ジェフにボールを(抽象的な言い方をすれば流れ)を渡さない為でもあり守備とニアリーイコールの攻撃。
SH宮本くんは後半最多のシュートを放つ。
いずれも惜しいシュートだった彼の良さはサイドでボールを持てることとそこからコンビネーションと単独での突破と両方の選択肢があること。
さらに積極的にゴール前へ飛び込んでいくセカンドトップの様な動き出し。
そして仕掛けたドリブルが取られても次の瞬間にはボールを奪い返しにいく切り替えの早さ(負けん気とも言う)
この年代テクニックに秀でた選手は数多いが彼の様に「取られたら取り返す」というのは簡単な様でいて誰でも出来ることではない。
それは技術云々よりも強い意志と明確な闘志の表れ。

この試合の"SMVP"は林壮真くん。
前半1アシスト。
ジェフの左サイドを自分のレーンに変えてしまった。
圧巻だったのはPKを獲得したシーン。
逆サイドからの長いボールを受けるとDFを振り切ってPAへ。
あっという間にGKと一対一まで持ち込んだ。
後半は右サイドにスペースが若干増えた為彼のスピードを活かすシーンが多くなる。
対面の選手とスタートは同じかもしくは遅れていてもグングン加速してボールに追いついてしまう。
スピードに加えてクロスやシュートで直接ゴールを狙う。
まさにサイドを切り裂く一本の矢。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

プロフィール

庄七..

Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

1 GK(ゴレイロ)
庄七
162cm / 52kg
出身地:新潟県

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