中東リアル ~AFCチャンピオンズリーグ2010決勝:城南一和 vs ゾブ・アハン~

アジア最強を決める戦い。
今年も国立競技場へ。

中東好きを自認する僕としては外せない試合。
去年のサウジのアル・イテハドの試合は軽くカルチャーショックを引き起こす程鮮烈でした。
イランはどうか?

イランのサッカーと聞いてイメージするのはまずはテクニック、足元の上手さ(....とアジジの車椅子)
そういやアジアのフットサル界においてイランは盟主的な存在。やはり足技に秀でた国民性なのか。

バックスタンドのゾブ・アハン側に席を取る。
イランの方々の熱い声援(とペルシア系の彫の深い顔達)に囲まれながらの観戦。
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イランサポーターで胸にデッカく"IRAN"とプリントしてある年季の入ったユニを来た人発見。
あれドーハの頃のユニちゃうかな?ちょっと感慨深い。

さて、試合。
まずは両チームの布陣を観察。
ゾブ・アハンは4-3-3か。
前線は中央に9番ハラトバリ(イラン代表)、右サイドに15番カストロ(ブラジル)。この二人は目立ってました。

城南はGKがチョン・ソンリョン、言わずと知れた南アフリカW杯の韓国代表正守護神
9番のチョ・ドンゴンが1トップ気味、11番ウリベ・モリーナ(コロンビア)が左サイド、14番ソン・ホヨンが右サイドに張り出す形。

前半、城南がCK、ゴール前ゾブ・アハンのDFがクリアミス、これをササ・オグネノブスキ(オーストラリア)がスライディングで押し込み。城南先制。1-0

城南の攻撃はゾブ・アハンのサイドの裏のスペースを何度か突いてくる。
モリーナのサイドアタックが大分効いていましたね、スピードに乗ると手が付けられない。
この選手、セットプレーも精度の高いボールを蹴ってくる。
先制点もセットプレーからでした。

ゾブ・アハンの攻撃はトップのハラトバリが起点。
168cmと上背はないがキープ力がある為ポストプレーも上手く。裏への抜け出し、ドリブルで前線を引っ掻き回す。
そこにブラジル人のカストロが絡んで攻撃のアイデアを生み出していました。

後半、城南、またもCKから、ニアで擦らせたボールをチョ・ビョングクがフリーでヘッドを合わせる。
城南追加点、2-0

ここから両GKの魅せ場が増える。

城南のロングボール、ゾブ・アハンのDFが目測を誤りボールを後逸。一対一をGKシャハバルディン・ゴルダンがセーブ。

ゾブ・アハンのロングボール、城南のDFが目測を誤りボールを後逸。一対一をGKチョン・ソンリョンがセーブ。

城南がラインの裏を取りGKと一対一、GKゴルダンはPAラインギリギリまで出て身体でブロック、こぼれ球をシュートされるも横っ跳びで跳ね返す。
最初の一対一のシーンでラインから飛び出てスライディングしてしまいたくなるのをよく堪えた。
まさにファインプレー。

城南のGKチョン・ソンリョンも何度もビッグセーブを連発。
シュートに対する反応が速いですね。流石韓国代表の正守護神。イ・ウンジェ兄さんの後継者!!!

ゾブ・アハンの反撃、カストロがゴール中央にスルーパスを受けて抜け出す、GKと一対一。
流し込もうとするもGKの足に当たる、、、、が跳ねた浮き球に詰めていたハラトバリがヘッドでループシュート。
ボールはゆっくりゴールに吸い込まれていきゴール。よく詰めていた。2-1

イラン代表のFWでもあるハラトバリ。足元の技術は勿論、ラインブレーカーとしても存在感を発揮。
もしブラジルW杯アジア予選でイランと当たる事になったら厄介な存在やで....

ここからゾブ・アハンが勢いを得る。何度も城南のゴールを脅かす。

が、城南、PAライン付近でシュート。DFの頭に当たったボールがゴール前の選手に絶妙のラストパス、
これを城南が押し込んで3-1、城南が突き離す。

このゴールでちょっとゾブ・アハンのプレーが切れてしまった印象。

ゾブ・アハンがゴール20数メートルやや左の絶好の位置でFK獲得。
城南は10人の選手が戻って横一列の壁を造る。
思いっきり逆サイドの選手がどフリーや....
しかしこのキックを思いっきり壁にぶち当ててしまう...

ゾブ・アハンもCBの4番タレビを前線に上げたままパワープレー。
イラン代表でもあるらしいが3年前までFWやってたらしい。
守備では空中戦で光っていたが前線に上がった途端特に光らず、なるほどこれがコンバートの所以か...(まああまり良いボールもこなかったけど)

そのまま試合終了。
城南一和が優勝しクラブワールドカップ出場を決めた。
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いや大いに楽しめた試合でした。

城南一和は中盤のプレッシングが強烈。守から攻への切り替えの速さが印象的でした。
あとモリーナのセットプレーが勝負を決めました(Jに来そうな気がする、根拠はないけど)
去年の優勝チーム浦項もセットプレーが得点源でしたね

ゾブ・アハンも中盤、城南のプレッシングをいなせるだけの技術があり(たまにいなせていませんでしたが)
ワンタッチプレーよりも一度足元に収めてからのツータッチプレーが抜群に上手い。
ボランチに視野の広い、パスを逆サイドに通せるプレ-ヤーがいればさらに強くなりそうです。

個人的にはMVPはGKチョン・ソンリョンですね。決定機を何度も阻止。フィードのキックも精密。
結果として両チームのGKの奮闘がゲームを引き締めていたと思います。

27000人程の観衆が入った国立ですが(そのうち何人が身銭切ってるかはともかく)もっと注目の集まるべき大会。
来年も日本で決勝戦を開催してほしいものです。
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