シネマ庄七堂:~逆エビ固めにしてやる!!~ 映画『第9地区』を観る

いや~まさか南アフリカW杯の舞台裏ではこんなことが・・・

と、いうわけで今日見た映画は、、、

第9地区』監督:ニール・ブロムカンプ 主演:シャールト・コプリー


監督のニール・ブロムカンプは若手映画監督で31歳(、、、って僕と同い年かよっ)
長編映画としてはこの映画が初らしい。

製作をバックアップしているのがご存知『指輪物語』の監督ピーター・ジャクソン。
一見『指輪物語』と『第9地区』はかけ離れているようにみえる、こんな変な映画、普通は脚本読んだ時点で却下されるだろう。
が、ジャクソンは『乙女の祈り』の監督でもある(あの映画も"ヘン"だったな~)
大ヒット映画『指輪物語』で稼いだ色んなものをこの映画の為に注いだジャクソンは偉いよ、ほんと。

あらすじは、、、、

ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。
攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。
彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……



こんな感じ。
僕の周りでは圧倒的に評判の高かった映画。
予告編でドキュメンタリー風に「宇宙人の顔にモザイク入れたインタビューシーン」ありますよね。
あれ見て僕は「ハズレなし」と確信したわけです。ああいうセンスは好きやね。

で、舞台は南アフリカですから当然、宇宙人=人種差別のメタファーはあります。

でも大部分を占めているわけじゃない。

もっと宇宙人(映画では通称"エビ")に感情移入させるシーンがあるかと思ったけどそれはあくまで"うっすら"と感じさせる程度。
途中から人間と宇宙人の立場を180度逆転させるわけではなく観客に"微妙に中間"を漂わせたまま映画は進行し、そして終わる。
主人公はあくまで"自分の為"に戦ってるわけだしね(多少"友情"チックなとこもあるにはあるが)

宇宙人が人間に搾取されているシーンもあって「ひでぇな~」とも思わせるが「あんな奴らと共存出来るかいっ」ってとこもちゃんと入れている(そもそも外見が海老....っちゅうか蝦蛄だしな)

このどっちにも肩入れ出来ない"微妙に中間"ってとこがこの映画を素晴らしいものにしていると思う。
変に説教臭くしなかったところが非常に好感を持てました。

いや、とにかくね、この映画はハジケまくっている(作風もそうだが人間も・・・)
アクションシーンだけでも特筆すべき映画だと思う。
宇宙人の持つ兵器の破壊力。
映画『イレイザー』のシュワちゃんが使ってた銃並。

あとね、終盤の宇宙人兵器の極めつけの『パワード・スーツ』ね。
あれが登場したときの"無双感"は半端なかった(でも徹甲弾的なもので重大なダメージを負う、無敵そうだけど無敵じゃないとこも良いね、そもそも根本的な設定がリアルじゃないんだけど"リアル感"があった)
砲撃にさらされてだんだんと疲弊していく感も凄くいい。よろめくシーンとか。
あの「ロボットの格好良さ」は『ロボコップ2』の敵ロボット(あの階段が降りられない奴)の格好良さと肩を並べた。
『マトリックス』のパワード・スーツ?比べ物になりませんよっ!!!

終盤のパワード・スーツの戦闘シーンだけでもこの映画は見る価値が充分にあります。
既に次回作『第10地区』もあるという噂がありますが、、この設定なら『第13地区』までやっていいんちゃうかな。

あ、最後に。
この映画コメディ要素も充分にあって一番笑ったのが宇宙人に対して、、、

「逆エビ固めにしてやるっ!!」

って台詞。
「逆エビ固め」は英語だと「boston crab」、つまり"crab"だから"蟹"ですよね。
僕は吹き替えで見たんですが字幕だとどうなってるんでしょうか?(元の台詞をそのまま訳してるのかな?知っている方がいたら是非教えて頂きたいです)

吹き替え特有のオリジナルギャグだとしたら、、、最っっ高やね。
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Author:庄七..
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