グリーン・ゾーンとレッド・ゾーン ~高円宮U-18プレミアリーグ:三菱養和SCユースvs東京ヴェルディユース~

最近ちばあきお先生の『キャプテン』を読んでる。
子供の頃アニメは見てたけど原作は読んでなかった(あれって中学野球の話なのね)
コージィ城倉先生の『おれはキャプテン』なんかも『キャプテン』の系譜だよな(タイトルからしてモロやけど。ちなみにコージィ先生は"森高夕次"名義で『グラゼニ』の原作をやっている)
試合は勿論のこと練習や合宿の回が面白いのよね。
最近のスポーツ漫画は試合以外の回で手を抜き過ぎ(某『GIANT KILLING』とかね)

高円宮杯U-18サッカーリーグ2012 プレミアリーグ イースト
三菱養和SCユースvs東京ヴェルディユース

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養和の今日の2トップは中崎海渡くんと一年生の下田悠哉くん。
前節からボランチに清水貴明くんが復帰。
4-4-2だ。

ヴェルディはプレミアイースト8試合終了の時点で首位。
7勝1分28得点3失点とぶっちぎってる。
1試合3点以上の攻撃力は勿論だが僅か3失点というのも凄い。
観戦するのは今年初めの東京都クラブユースU-17サッカー選手権の決勝戦以来だ(その時の布陣は3-5-2)
ちなみに決勝のカードは今日と同じくvs三菱養和だった。
3-1でヴェルディの勝利だったがこの試合はどうなるか?

さて、試合。

前半21分、養和がセンターサークル内でFK獲得。
原島玄太くんと飯泉涼矢くんがスルスルッと前線に上がる。
キッカーは清水くん。
左サイド奥深くの飯泉くんに直接合わせる。
飯泉くんがヘッドでゴール前に折り返すとファーサイドで待ち構えていた原島くんがゴールに押し込む。
養和先制。1-0

前半終了。

養和はとにかくロングボール。
中崎くんが裏に抜け出しあわやというシーンを創る。
先制点の形は養和のストロングポイントが上手く発揮された。
ヘディング・空中戦に絶対の強さを誇る飯泉くんと清水くんの正確無比なキック。
しかしリードはしているが試合が経過するごとにヴェルディに押し込まれてしまう。
養和は外されたり躱されるのを恐れるあまりプレスが掛かりきらず自由にさせすぎる嫌いが。
ヴェルディオフェンスと対峙した時、プレスが「奪う」「止める(遅らせる)」「(コースを)切る」のいずれにおいても中途半端になってしまうシーンがちらほら。
プレス開始のラインも段々と下がってしまう。
前線から逆算してプレスをかけないとこのままでは押し込まれっぱなしになるだろう。

ヴェルディは両サイドの安西幸輝くんと品田賢祐くんの二人がかなり高い位置を取る。
ポジション的にはSBなのかもしれないがWBと呼んでも差し支えないだろう。
前半の最後のほうはほぼ2バック状態でアンカーの楠美圭史くんが下がってビルドアップする。
サイドを上げて養和を全体的に押し込み、サイドで繋ぎながらバイタルへ持ち込みボールを廻す。
トップ下に入った中島翔哉くんがラストパスを狙う。

後半開始。

養和は後半からFWと左SHに代えて横山道一くんと秋田翼くんをピッチに送る。
秋田くんはそのまま左SHの位置に。
横山くんはCBの位置に入ったので原島くんをボランチに上げて清水くんをSHかトップ下に置くのかと思ったが試合を観ているとどうも違う。
飯泉くん原島くん横山くんの3CBになっていた。
5-2-2-1といった布陣だ。

ヴェルディが圧倒的なポゼッション。
弾幕のようにシュートを浴びせかける。
FW前田直輝くんがPA内抜け出して決定的なチャンスを作るも養和GK永井堅梧くんが好判断な飛び出しと超絶反射神経でシュートをブロック。
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後半35分、ヴェルディの中島くんが中央からスルーパス、PA内で受けた 前田くんがシュート。
GKが弾いたボールを菅嶋弘希くんが押し込んだ。ヴェルディ同点。1-1

島田雄平くんがロングボールに抜け出そうとDFと競り合う。
ゴールライン際でボールを奪われた島田くんだが素早くチェック。
奪い返して角度のあまりないところからシュート。
至近距離弾をGKポープ・ウィリアムくんがブロック。

後半ロスタイム。養和途中投入の木村陸人くんが前線でキープ。ファウルを受けFKのチャンス。ゴール中央距離は25m程か。
木村くん自身がズドンと狙うも壁に当たる、こぼれたボールを途中交代の相馬勇紀くんが拾って右に切り返したところを引っ掛けられFKを獲得。
ゴール右PAライン付近、こちらも途中交代の秋本和希くんが狙うも壁がブロック。

試合終了。
1-1の暑く厚く、熱いドロー。

ヴェルディは後半ワンバックになりほぼ全ての選手が養和陣内に入ってボールを廻す。
まるでフットサルの「パワープレー」状態だ。
人数を掛け過ぎると往々にして選手同士が"ノッキング"してしまうことがあるのだが個々のキープ力の高さ故か一定の距離を保ち攻め急ぐ事もなく、回し過ぎる事もなく養和の隙を伺う。
眼を惹いた選手はまずアンカーの楠美くん。
ビルドアップの貢献と彼から出る縦パスがよく通っていた。
品田くんと安西くんの両サイドも強烈だ。
安西くんは縦へ縦へだけでなくガンガンカットインしていく、シュートレンジも広い。
中島くんはトップ下で縦横無尽に動き回る。
彼の魅力はドリブルしながら常にラストパスを狙えるところだろう。
去年のクラブユース選手権ではベストヤングプレーヤー賞を獲得してた。
確か賞品が「海外クラブへの練習参加権」だった気がするけどもう参加したのかな?
彼はいくら海外だろうと変な下位クラブなんぞには流出させちゃいけない人材。
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養和はいつもなら前線から積極的にプレスをかけ相手を"ハメて"しまう。
だがヴェルディ相手にはなかなか掛かりきらない。
後半からは圧倒的に押し込まれた。
中央は3CBが絞って対応、GK永井くんと共に耐える時間が多くなる。
悔やまれるのは同点にされた"時間帯"だろう。
失点する少し前だがピッチ脇には相馬くんと秋本くんが交代のコールを待っていた。
結局プレーは途切れず二人を投入する前に失点してしまう。
もし失点前に二人が入っていたら・・・
まあ勝負の世界に"if"はないが。
僕が懸念したのは失点のショックでガックリと来て追加点を許すかもしれないということ。
あれだけヴェルディの猛攻を凌いできただけに緊張の糸が切れてしまうのではないか?と。
だが養和はそんな僕如きの懸念など跳ね返し、むしろ攻勢に出た。
素晴らしい。
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出身地:新潟県

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