Here comes the SUN ~adidas cup 2012:柏レイソルU-18vsサンフレッチェ広島F.Cユース~

日本4強、エジプトに快勝=準決勝はメキシコと―五輪男子サッカー

準決勝は(個人的に)恋い焦がれたメキシコとの決戦。
五輪前の親善試合での勝利などはプロレスで言えば「タイトルマッチ前の6人タッグでフォールを取った」に過ぎない。
準決勝という名のタイトルマッチでこそ真価が問われる。
サッカーもプロレスも「舞台は四角」という点では一緒だ。

adidas CUP 2012 第36回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会準決勝
柏レイソルU-18vsサンフレッチェ広島F.Cユース

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三ツ沢での準決勝二試合目。

柏は二月のマリノスカップで観戦して以来だ。
アンカーに秋野央樹くんを置く4-1-4-1もしくは4-2-3-1

広島は去年の高円宮杯チャンピオンシップ以来かな。
その試合に出ていた野津田岳人くん末廣浩暉くん平田惇くん川辺駿くん越智大和くんといった面々がこの試合もスタメンに名を連ねる。
布陣は3-6-1

さて、試合。

前半11分、柏の吉川修平くんが右サイドからクロス、低い弾道のクロスをGKはキャッチ出来ずに弾く。
クロスに対して詰めていた平久将土くんがこぼれたボールをすかさず蹴り込んで柏先制。1-0

前半16分、柏の川島章示くんが中央をドリブルからPA付近の平久くんに楔のパスを入れる。
受けた平久くんは右からPA内に走り込んで来た中川寛斗くんにラストパス、中川くんがスライディングシュートを決め柏追加点。2-0
平久くんはパスを受ける前から中川くんの動き出しを感じていたのだろう。

前半17分、中盤でインターセプトした柏の秋野くんはそのまま左に走り込む平久くんにパス。
平久くんはDFを振り切ってシュート。決まって追々加点。3-0

前半41分、柏の吉川くんが再び右サイドから鋭いクロスをゴール前に送る。
川島くんが合わせて柏が追々々加点。4-0

前半終了。

広島が"動いて"いない。
連日の連戦で"動け"ないという面はあるにせよパスの精度を全く欠いていた。
DFラインから中盤へ縦に入れようとしたボールがことごとくカットされてしまう。
ロングボールは前線の大谷真史くんになかなか正確なボールが供給されず。
大きく開いた広島の両WBはセンターライン付近ではボールを持てる。
だがボランチやトップ下のサポートが不足がちでそこから先に中々進めない。
前半のシュート数は二本あったかどうか.....といったところだ。

柏は(広島が予想外だった事を差し引いても)素晴らしい前半。
前線ではFW川島くんを起点にあらゆる攻撃パターンで広島ゴールを脅かす。
前線の破壊力が広島を圧し潰していた。
守備も危なげなく、高い位置からのプレスに連動してアンカーの秋野くんと小林祐介くんが中盤で広島の攻撃の芽を刈り取りまくっていた。

後半開始。

後半13分、広島が左サイド奥深くまで侵入して折り返す。末廣くんがダイレクトで合わせて広島反撃。1-0
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広島が盛り返して来た。
前線にボールが入る様になりトップ下の野津田くん末廣くんがセカンドを拾って前を向いてプレーが出来る様に。
クロスバー直撃のシュート等もあり先制点前後は確実に「広島の時間帯」が来ていた。

柏は受けに回ったかに見えたが途中交代の伊藤光輝くんや木村裕くんが攻勢に出る広島のスペースを突く。
後半ロスタイムには右に流れた木村くんのシュート。枠を叩き惜しくも入らず。

試合終了。
柏が決勝進出。
決勝のカードは横浜F・マリノスユースvs柏レイソルU-18となった。

広島は前半に比べ後半は見違える様な出来に。
後半は萎縮した雰囲気を振り払うかの様にリスクを恐れず攻めに出る。
特にCB浅野間勝仁くんのプレーがそれを象徴していた。
3バックの一角である彼が左サイドかなり高い位置まで駆け上がり攻撃に参加。
ワントップの大谷くんはその長身を生かしてロングボールをポストする事で中盤の厚さを活かしていた。
やはり前半こそが異常だったと考えたほうがいいだろう。
柏に前半11分、16分と立て続けにゴールを許した事で出鼻を挫かれたままズルズルと失点を重ね前半が終わってしまった。
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柏はパーフェクトな試合運びだった。
前半は攻撃陣が躍動。4得点を奪う。
後半の広島の猛攻を一失点に抑えると機を見て危険なカウンターを繰り出し広島の追撃の足を止める。
川島くんをトップに置く攻撃陣は多種多様多彩なコンビネーションを産み出す。
平久くんは左SHの位置だがサイドで張るというよりも川島くんの近くでプレーする機会が多く2トップとしてのメリットも引き出していた。
吉川くんは右サイドを完璧に掌握。その鋭いクロスで4点目をアシスト、先制点も彼のクロスからだった。
小林くんはトップ下でボールを捌き、守に切り替わった時にはボランチまで下がってバランスを取る。
さらに途中交代の二人だ。
木村くんは右SHで10分ちょっとという出場時間ながら確実なインパクトを残したし伊藤くんは素晴らしいパスセンスを見せてくれた。
伊藤くんはカウンターになった時に後方からのボールを中盤で受けすかさず前線にスルーパスを送ったシーンがあったがパスを受ける前からイメージが出来上がっていたのだろう。
パス精度云々というよりも(勿論精度も抜群だが)明らかに「見えているところが違う」選手だ。
とにかく攻撃陣に関しては全員良かった。
それぞれの持ち味がいかんなく発揮され、それでいて相殺されるようなことが全くない。
まるで「捨て曲なしのアルバム」を聴いているかのようだった。

この試合の"SMVP"は中川寛斗くんに。
トップ下としてピッチをところ狭しと動き回る。
それでいてプレーが雑になることはなく中央から左右にボールを正確に振り分ける。
二点目の様に前線に飛び出していくプレーも好印象だ。
柏は伊藤くんと中川くんがトップ下に並ぶ...正直「二人もいるの反則じゃね?」と思った(笑)
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

コメント

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No title

クラブユース選手権は群馬でやってますが、持ち回り開催はありですか?関東→東海→関西→九州・四国・中国→北海道・東北・北信越の5地区で1年ごとに開催をローテーションする。

Re: No title

>れいんさん
コメントありがとうございます。
持ち回り開催はアリだと思います(もちろん環境と設備が整っている事と会場の確保が大前提ではありますが)
個人的希望として「地域に根ざした大会にする」ということも重要ではないかと。
地元の人に「未来の日本代表を応援する」という雰囲気が出てくれば素晴らしい大会になると思います。
手をあげてくれる自治体が各地域にでてくることが理想ですね。

No title

高校選手権を夏に移動させて(インターハイは脱退、選手権がインターハイを兼ねる)試合するという案がありますが、どう思いますか?昼は高校野球、夜は高校サッカーみたいな。

Re: No title

>ゼルさん
コメントありがとうございます。
インターハイ廃止という案は聞いた事がありますが高校選手権の夏開催というのは初耳です。
ただ冬だからこそ会場の確保が容易ですし入場料収入も安定していることを考えると夏開催は厳しいかなと。
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Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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162cm / 52kg
出身地:新潟県

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