恐るべき子供たち 〜天皇杯東京都予選準決勝:横河武蔵野FCvs東京ヴェルディユース〜

まず五輪の韓国戦について。
韓国は大人のチームだった。「荒い」というイメージは先制点まで。
序盤は日本がイメージする「商業韓国」で戦い、あとは日本をいなすほどの余裕があった。
疑惑の判定があったわけじゃなし韓国は普通に強いし巧い、チームとしても一枚上手だった(ミョンボ兄さんはこのままA代表の監督に登り詰めそうだな)
心配なのは真っ向からいって負けたという事実を「兵役が」とか「日本への対抗心」というノイズで掻き消されること(まあガヤガヤ言ってるのは僕みたいな外野か)
僕には日本が「気迫に押されて」いるようには見えなかった(テセがツイッターでそう呟いていたんだよね)
球際の激しさにしたって競り合いにしたって韓国が勝てたのは技術があったから(ヘディングのパスの精度とか)
一つの意見としては貴重なのかもしれんが「気迫」という言葉でぼやかしてもいけない。
これからは"韓国"というバイアスをかけずに敗因を探るのが重要になってくるだろう。
でも大会全体を通じて五輪代表は(甘いかもしれんが)よくやった、と思う。
僕は大会前そこそこイケルのでは?と思ってたがベスト4は期待以上だ。
まあ「終わり良ければ全て良し」という諺はあるけれど「終わり悪ければ全て悪し」というのはない。

第17回東京都サッカートーナメント 準決勝
横河武蔵野FCvs東京ヴェルディユース

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この大会は天皇杯の東京予選。
優勝チームが天皇杯への出場権を獲得する。

横河はトップチームを観るのは初めてだ。
ベンチの忰山翔は今年青学から加入した選手。183cmの長身FWだが一列下がってゲームメイクも出来る選手。

ヴェルディは布陣が3-4-3
前線は前田直輝くん菅嶋弘希くん高木大輔くんの3トップ。
中島翔哉くんがボランチに入る。

さて、試合。

前半39分、横河が右サイド縦にボールを送ると林俊介が抜け出しPAギリギリまで飛び出していたGKの位置を見極めてループシュート。
これが逆サイドのネットに吸い込まれて横河先制。1-0

前半44分、ヴェルディ中島くんが右サイドの裏へ走り込む安西幸輝くんにスルーパス。
ゴールライン際まで持ち込んだ安西くんがクロス。ゴール前で菅嶋くんがボレーを合わせてヴェルディ同点。1-1

前半終了。

横河は4-4-2でブロックを形成するが中盤、サイド、前線でプレスがかかりきらない上にプレスが連動していかない。
奪ってからの速攻もチグハグで中央でまともにボールが廻らない。
ロングボールは精度を欠きただただ跳ね返される。
ただサイドに持ち込んでからのクロスには可能性を感じさせる(GKにキャッチされたが左サイドのクロスからゴール前、関野達也がフリーでヘッドを合わせるシーンがあった)
ほとんどヴェルディに押し込まれる展開ながらサイド攻撃によりピンポイントで先制点を奪った。

ヴェルディは3-4-3が見事に機能していた。
3トップは前田くんが中盤に降りて来たりトップ下的役割をこなす。
高木くんがポスト役で菅嶋くんとの2トップに近い。
3トップそれぞれに役割をある程度持たせつつ状況に応じて流動的に動く。
そしてボランチに入った中島くんが別格の出来。
取られないドリブル。敵の急所を突くパス。
中盤を完全に掌握し両サイドから攻撃を仕掛ける。

後半開始。

後半15分、ヴェルディは前線の前田くんを下げて澤井直人くんを投入。

横河はサイド攻撃に活路を見出し一発でサイドの裏を取る動きが前半よりも多くなる。

ヴェルディは布陣を3-4-3から4-4-2に変更。
両SHをSBにしCB吉野恭平くんをボランチにして中島くんを一列あげる。
横河のサイド攻撃に対応しようとした形か。

ヴェルディは中島くんの直接FK、ドリブルからのミドルなど試合を支配するもののGKの好プレーに阻まれたりで得点をあげることは出来ず。
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後半終了。1-1のドローで延長戦へ。

延長後半にヴェルディの吉野くんが二枚目のイエローで退場。

延長戦でも決着つかず。
PK戦へ。

横河のGK藤吉が7人目のキッカーのシュートをストップして横河武蔵野FCが勝利。
横河武蔵野FCが決勝進出。
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敗れたヴェルディユースだが空恐ろしくなるチームだ。
ボールを支配し、ゲームを支配する。
個人技でも守備でも(あげくはフィジカルでさえも)社会人のチームを圧倒していた。
あれだけ見事に3-4-3が機能していたチームを観たのは個人的にはパチューカ以来。
3トップの流動性とボランチとしての中島くんのプレースタイルが合致していた。
FW高木くんは去年はFWとSHで出場してて、途中交代の試合が多かった気がする。
この試合で久々に観たけど身体つきがよりガッシリしててポストもこなすし相手に身体をぶつけてから裏へ抜け出す動きが秀逸。
テベスみたいなFWになってほしいやね
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ジャンル : スポーツ

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