今にも落ちてきそうな空の下で ~2012 Jユースカップ:横浜F・マリノスユースvsカターレ富山U-18〜

最近になって初めてジョジョのアニメを見たけどわざわざ見るほどでもないな。
つーか擬音をそのまま文字で表現するなよ。
あの独特の擬音は荒木飛呂彦先生が"音"を紙面でどう伝えるかを考え抜いた結果なんだから。
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それをアニメという媒体でそのまま使うって...恥ずかしくないのかね?
はっきり言ってあのアニメには制作者の気概というかパッションを感じない。
「一からなにかを創り上げる」という情熱が欠如している。
そういえば荒木飛呂彦先生がジャンプ新人賞の審査員をやった時漫画のリアリティについて、、、

例えば割れたコップを描くときにその細かい破片を繋ぎ合わせれば元のコップになるのかどうかまで考えて描いてほしいですね

うろ覚えだけどこんな内容の事を言ってたと思う。
正直「新人にすげえハードル上げてるな!」と思ったね。

2012 Jユースカップ 第20回 Jリーグユース選手権大会 予選リーグ
横浜F・マリノスユースvsカターレ富山U-18


マリノスは4-4-2
2トップは宇佐見康介くんと田中智也くん。
ボランチの喜田拓也くんは既にトップ昇格が決定している。
喜田くんの相方には伊池翼くんではなく中村凌くんが入る。

富山は初見だ。
杉本健翔くんがアンカー、松瀬竜司くんがワントップの4-1-4-1かな?
富山は今年ユースが発足したばかりのチーム。
当然ながら選手の最高学年は高校一年生、Jユースカップも初参加ということになる。
勿論、厳しい。
どこまでやれるか?だろう。
僕は糸魚川市出身なので正直中越や下越よりも富山に親近感を覚えるのだ。

さて、試合。

キックオフ直後富山が仕掛ける。
中盤の10番川口大地くんを経由して左サイドへボールが渡る。
サイドから中へ戻して逆サイドへ振る。
カットされたがあまりボールを持ち過ぎず、手数をかけない攻撃。

前半17分、マリノスの村原大輝くんが中央からDFラインの裏へパス。
前線へ飛び出していた中村くんが抜け出しGKとの一対一を流し込んだ。マリノス先制。1-0

前半終了。

富山はかなりラインを上げて来ていた。
ハーフウェーライン付近まで押し上げる。
ベンチの指示もほとんどが「(ラインを)上げろ!」だった
恐らく全体をコンパクトにして選手間の距離を縮めたいのだろう。
だが諸刃の剣である事は確かだ。
案の定マリノスに裏を狙われる。
スコア上では1-0と拮抗しているが主導権はほとんどマリノスに握られていた。
なにしろCBから一発で裏を通すロングフィードが出てくる。
予防策として前線からのチェックが不可欠になってくる。
前半は追えていたがこれが90分続くかどうか?
マリノス守備陣は落ち着いてプレスをいなしてからのビルドアップが出来る(一度GKのフィードをカットされてたが)
後半は体力勝負になるだろう。
攻撃は中盤での猛プレスにさらされ満足にボールが繋げられない。
前半はシュート1本かな?

マリノスはじっくりと攻めにかかる。
両サイドの裏にスペースがあり、逆サイドから一発でそこに通す技術がある。
サイドを抉ってクロス、中央からのドリブル突破と富山ゴールに襲いかかった。

後半開始。
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後半8分、マリノスの田中くんが中盤でボールをトラップ、浮き球を優しくDFラインの裏のスペースへ送る。
後半から出場の武颯くんが完璧に抜け出しGKと一対一、落ち着いて決めた。2-0

後半25分、マリノスのCK。ゴール前の林拓弥くんがヘッドで落としたボールを喜田くんがシュート。3-0

後半40分、マリノスの田中健太くんが左サイドからミドルを叩き込む。4-0

後半44分、マリノス田中健太くんがこの試合二得点目。5-0

試合終了。
5-0でマリノスが勝利。

富山は後半立て続けに失点。
後半の半ばを過ぎるとDF陣で足をつる選手が。
前半からマリノスに裏を突かれその対応でかなり走らされていたのが響いた。
だが富山の選手達の技術が拙いが故の大量失点ではない。
むしろ止める、蹴るの技術はしっかりしている印象を受けた。
中盤の浦田凌成くん千石大貴くんなんかは寄せられてもある程度キープ出来る。
しかしなんとかボールを保持して組立てようにも相手はこの世代有数のボランチ喜田くんだ。
ことごとく中盤で起点を潰されてしまう。
マリノスのプレスは富山の一手・二手先を狙っている。
富山はパスを廻す毎にスペースがなくなりコースが狭められ追いつめられていく。
どこで差がでたかというとやはり「判断のスピード」だろう。
まあ富山は一年生だ、勝敗にこだわることに意味は無いだろう。
勝負に徹するならそれこそ「極端に引いてカウンター一発」を徹底する筈。
そうすれば色々な"差"を無効化出来たかもしれない。
ただひたすら「結果」だけを追い求めるならそれでいいのかもしれないが彼らは一年生だ。
まだ二年も残っている。
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彼らは立派に戦った。僕が誇りに思うくらい。
それに「一からチームが創られていく過程」を見るのはなんと楽しみな事か。
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マリノスは5得点の快勝。チャンスはそれ以上にあった。
右サイドはSH村原大輝くんとSB林拓弥くん、左サイドはSB高野遼くんと汰木康也くんが制圧。
両サイドは二人の関係性でチャンスが造れる。
左の汰木くんは縦に仕掛けられるし右の村原くんはサイドから中央の位置でもボールが捌ける。
右SBの林くんはタメて尚かつパスでリズムが創れるSBだ。
さらにCB岩壁裕也くんのロングフィードも冴える。
喜田くんは攻守の起点として活躍。前目でもチャンスを演出した。
守備でも痒いところに手が届く、ことごとくセカンドを拾い、富山のビルドアップ、カウンターの芽を的確に刈り取る。
中村くんもボランチとして中盤の底でゲームをコントロールした。
喜田くんが前目のポジションを取れたのも彼が抜群に安定していたから。

この試合の"SMVP"は田中智也くんに。
チャンスがありながらノーゴールに終わったが二点目をアシスト。
彼の魅力はそのドリブルだろう。
前を向いたら仕掛ける気満々。
全身で"ドリブルの合図"を出している。
もう「ドリブルで来る」というのが一目瞭然。でも止められない。
右足アウトサイドでDFから離れながら細かく小刻みにボールタッチ。
さらにタッチするごとにギアを上げて加速する。
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