その答えは風に吹かれて 〜高円宮U-18プレミアリーグ:三菱養和SCユースvs東京ヴェルディユース〜

プレミアリーグ観戦で夢の島へ。
この日は強風が吹きつけフィードが風で押し戻される。
両GKにとってはいつも以上に神経を使う試合になるだろう。
そういや元日本代表GK松永成立さんが著書で「若いGKは子どもの頃野球で遊んだ経験が無いからハイボールの処理が苦手」って書いてたな。
だからGK練習に外野ノックを取り入れているとか。
そうするとかなり改善するらしい。
距離感というか空間把握能力なんやろうね。
そもそも松永さんは中学まで野球やってて高校に野球部がなかったからしかたなくサッカー部へ。
「野球やってたなら捕ったり投げたりが上手いだろう」という理由でGKになった人。

高円宮杯U-18サッカーリーグ2013 プレミアリーグ イースト
三菱養和SCユースvs東京ヴェルディユース

IMAG0175.jpg

養和は3-5-2
スタメンは開幕戦と同じ。

東京Vは3-4-3か。
菅嶋弘希くんをトップにおく3トップに近い布陣。

さて、試合。
強風に加え会場である夢の島競技場はピッチコンディションがすこぶる悪い。
グラウンダーのパスはイレギュラーなバウンドをするので養和もヴェルディも序盤は慣れるまで四苦八苦。

東京V、山口陽一朗くんのFKのシーンでは風に乗ったキックが思った以上に伸びてゴール上段を強襲。
これはGK野津幹陽くんがしっかりキャッチ。

養和はボールを持たれてはいたが決定的に崩されるシーンはなく向かい風の中でも3バックが対応を誤る事はなかった。
攻撃ではトップの木村陸人くんに当てて展開。
風とピッチの影響でパスのズレが目立ったが木村くんはそれでもなんとか収めてしまう。

東京Vはいつものパス廻しが発揮出来ていない。
ピッチの凸凹は思ったよりも酷いみたいだ。
特にDFからのビルドアップがままならない。
グラウンダーのパスはズレてしまうしトラップする直前で変なバウンドをしてしまう。
選手間の距離も遠くバイタルでの細かいパスで崩すサッカーはなかなか出来そうも無い。

後半開始。
養和は木村くんに代えて下田悠哉くんをピッチへ。

後半13分、養和が自陣左サイドでボールをカットすると秋田翼くんに縦へ送る。
受けた秋田くんはそのまま左サイドをドリブルでPA内まで突き進むとGKが飛び出して来た所を右足でシュート。
これがゴール右に決まって養和先制。1-0

後半20分、東京Vが右サイドを崩してから安西幸輝くんがクロス。
これをファーで中野雅臣くんが右足でシュート、GKの足元を抜けてゴールに。1-1
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同点に追いつかれたが後半は風上に立った養和のペースで試合が進む。

養和の下田くんが裏へ抜け出しシュート、飛び出してきたGKとDFにブロックされるが(黒木周くんと交代でFWに入った)ディサロ 燦シルヴァーノくんがGKのいないゴール左へシュート。
これはコースに入ったCB小田島怜くんが右足アウトアウトサイドボレーで間一髪のクリア。

養和は右WB青山航くんに代えてFWの相馬勇紀くんをピッチへ。
青山くんは守備面で右サイドを広範囲にカバーしヴェルディの左サイドを封じ込めていた。
ここで相馬くんを入れるということは右サイドでの攻撃バリエーションを増やし決勝点を狙う構えだ。

ヴェルディも井上潮音くんをトップ下の位置に投入する。
次第にバイタルでボールが廻る様になりサイドも上手く使える様に。

終盤はオープンなカウンターの応酬。
どちらにも決勝点の予感が漂っていたが.....

試合終了。
1-1のドロー。

東京Vは養和の前線からのプレスを本来なら守備陣のパス交換でいなすところだがこのピッチ状況では横パスはリスクが高い。
さらに風の強さはDF陣の目測を誤らせる。
一本のロングボールが即ピンチとなりうる。
強気にラインを上げてコンパクトに保つということが出来ない。
DFラインと中盤が間延びしてしてしまい後方からのビルドアップで細密に組立てるサッカーは封じられ選手間の距離が遠い。
らしからぬパスミスも散見され終始思う様なサッカーをさせてもらえなかったという印象だ。
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養和は後半、地の利を活かしたサッカーをしていた。
追い風でさらに強風という偶発性を見越してGKとDFの間に入れるロングボールが効果的だった。
前線からのファーストチェックも出足が良くヴェルディに落ち着いてビルドアップさせない。
あの前線からのファーストチェックこそが東京Vの前後を寸断し攻撃力を半減させていた。
そういう意味でFWの交代策で終始プレスの圧力をかけ続けた効果は覿面、
GK野津くん、強風の中でも目測を誤らず判断の良い飛び出し、安定していた。
守備ではCB飯泉涼矢くん関野太聖くんがキッチリ人につく。
バイタルである程度廻されても最終的にはしっかりシュートコースは塞いでいる。
特に左CB池田樹雷人くんは出足の良い守備で広範囲をカバー。
守備から攻撃への切り替えも速く、判断の良いCBだ。
途中出場の瀬古樹くんは中盤で即効性と速効性のあるパスを出せる一年生。
ボランチの位置から的確なパスを前線へ送っていた。
今年の養和は本来の守備力に加えて攻撃のバリエーション増と得点への効率と確率を高めるサッカーを志しているのが見て取れる。
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日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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162cm / 52kg
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