肉のカーテン ~高円宮杯U-18 プリンスリーグ関東1部:横浜F・マリノスユースvs横浜FCユース〜
コンフェデで3敗という成績だった日本代表。イタリア戦は面白かったんやけどね。
イタリアとの泥試合なんてええもん見せてもらったわ。
しかしブラジルは強かったね。
W杯本大会で同組になったら、、と考えるとゾッとする方も多いんじゃないだろうか。
「一年やそこらで差が埋まるもんかよ....」と悲観している方もいるだろう。
そこで、だ。
コンフェデでの3-0というスコアを本番で覆す為の僕の持論を、、、まず、、、
2トップにして100万パワー+100万パワーで200万パワーーー!
3バックにして、200万×2の400万パワーーー!
そして、いつもの3倍の運動量を加えれば400万×3のブラジルを上回る1200万パワーだーーーっ!!
この「ゆで理論」でいけば完璧や!

あ、でもよく考えたらこの「ゆで理論」を実践したウォーズマンはバッファローマンの角一本折っただけやった....
さて、以前このブログでも紹介した、、、
キン肉マン超人総選挙2013結果発表
遂に結果発表やで〜!
ふむ、ザ・ニンジャは9位か、まずまずやな。
ブラックホールも13位っちゅうのは健闘したと言えるんちゃうかな。
しかしや、、、キン肉マン マリポーサが順位低過ぎやろ!
38位て....
まあ上位にいくとは思ってなかったけど、、、、、
なんでビッグボディより下やねん!
あいつ「運命の5王子」の中で最弱やないか!!
高円宮杯U-18サッカーリーグ2013 プリンスリーグ関東1部
横浜F・マリノスユースvs横浜FCユース

マリノスは4-4-2
関東プリンス1部は柏が独走態勢に入ろうとしている。
マリノスはこの先の試合、プレミア昇格戦線に食い付き食い込む為にも落とせない。
横浜FCは4-4-2
今季1部に昇格。
7節終了時点で1勝2分4敗。
さて、試合。
天気は狂おしい程の快晴。
風があるのが救いだろうか。
しかし強風だ。
風下のチームはロングボールが戻される。
DFにとってはリスクケアに細心の注意が必要だ。
前半43分、マリノスが裏に抜けた深澤知也くんからゴール前で折り返しを受けた武颯くんが合わせて先制。1-0
前半ロスタイム、横浜FCが右サイドからグラウンダーのクロス。
DFがクリアしきれずこぼしたボールを奥津翔太くんが拾ってシュート。横浜FC同点。1-1
前半終了。
マリノスはSHもSBもガンガンラインの裏を狙ってくる。
SHの汰木康也くんと田崎遼太郎くんをSB福田圭佑くんと尾身俊哉くんが追い越してラインブレイク。
特にボランチ早坂翔くんのサイドに流れたり前線へと飛び出す動きが秀逸、
裏へ抜け出す選手達を横浜FCは捕まえ切れていない。
サイドを深く抉ってマイナスの折り返しという攻撃が"確立"されていた、、、が"確率"はあと一歩といったところ。
ポスト直撃だったりGKの好守に阻まれたりで一得点。
横浜FCユースも序盤は右SH7窪園大地くんが良い仕掛けを見せ、FW奥津翔太くんがトップから降りてきてよくボールに絡む。
だんだんとマリノスに押し込まれる時間帯が増えPA内での防戦が続くもCB馬野雅人くんと木村輝くんが最後の最後でシュートコースをブロック。
さらにGK高丘陽平くんが決定的なシュートを止めるなど一点で堪えた。
そんな展開が続く中で窪園くんの右サイドでの仕掛けは効果的。
彼のドリブルは突破力もあるがキープも出来るので味方が上がれる時間が造れる。
同点弾も右サイドから。
ロスタイム、奥津くんは前半で唯一と言っていいチャンスをモノにした。
後半開始。

マリノスは猛攻を仕掛ける。
両サイドをワイドに使い、汰木くん田崎くんが個人技とアイデアで戦線を突破しサイド切り込んで中へ。
前線の深澤くんがキープし追い越して裏へ抜ける選手へスルーパス(深澤くんはサイドへ流れたり裏へ抜けたりを炎天下の中、労を惜しまず最後まで続ける)
いずれの攻撃も見事な形。
だがフィニッシュが決まらない。
横浜FCのGK高丘くんが決めさせない。
試合終了。
横浜ダービーは1-1のドロー。
マリノスは両SH、SBで多彩な攻撃のバリエーションが産み出せるチームだ。
右SBの福田くんの運動量は上下でピッチを縦断するだけではなく左右にも顔を出しピッチを横断する。
左SH汰木くんは足裏で撫でる様にボールを細かく動かして間合いを計りつつドリブルしクイックネスでDFを置き去りにする。
さらに中央の位置からゲームの組立てにも参加。
田崎くんは足技でDFを外すのが上手く、さらにトップ下的なパスセンスも持つ。
後半途中で汰木くんが交代で退いてからは彼がチームの攻撃の中心となった。
早坂くんも積極的な攻撃参加で前線を活性化。
その早坂くんとボランチでコンビを組む長倉颯くんはこの試合アンカー的な役割を忠実に堅実に全う。
セカンドボールへの素早い反応で中盤を引き締め、相手のカウンターの芽を事前に摘み取る。
選手個々の持ち味は十二分に発揮されていた試合。
それだけにマリノスにとっては悔しいドローだろう。

横浜FCも引き分けで良しとしていた筈はない。
なにしろ「残留」という言葉から目を背けてもいられない成績と順位だ。
ただあれだけ押し込まれてはなかなかカウンターへの余力も残せない。
サイドはある程度までボールが運べるがそこから先はマリノスのブロックに引っ掛かってしまいシュートにまで結びつかない。
後半幾つかあったセットプレーも(風の影響もあるだろうが)なかなかゴールを脅かすまではいかず。
守備網もマリノスの猛攻の前に危うく決壊するかと思われたがGK高丘陽平くんが鬼神の如きプレーを連発。
勝点1をモノにした。

U-17日本代表でもある高丘くんは既にトップに2種登録されている。
相手と対峙しても安易に体を投げ出したりして体勢を崩さずギリギリまで見極めることで様々な状況に対応し、両手両足と体全体を駆使してシュートをブロック。
難攻不落、最後の砦として同点のままゴールを死守した。
まさに『肉のカーテン』だ。

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