シネマ庄七堂:~オマージュはポタージュのように~ 映画『パシフィック・リム』を観た

今日は味の素スタジアムに東京ヴェルディvsV・ファーレン長崎を観に行くつもりやった。
けど14時頃から突然の雷雨。
まあ雨も雷もしばらくしたら止んだので「試合は出来るやろう」と思い新宿に向かったところ京王線が運行停止。
しかも復旧の目処がたっていないらしい、、、
それならばとスパッとサッカー観戦は諦め。
折角新宿に出て来たのだから気になっていた映画を観る事に、、、、、

パシフィック・リム
監督:ギレルモ・デル・トロ
キャスト:チャーリー・ハナム、菊地凛子、イドリス・エルバ、クリフトン・コリンズ・Jr、芦田愛菜


あらすじ・・・ロボットと怪獣が殴り合い、ボコり、ボコられる映画。
突如現れた"カウジュウ"の脅威にさらされた人類は対カイジュウ専用ロボット、、通称「イェーガー」を駆り怪獣に立ち向かう。

ちなみに「イェーガー」というのはドイツ語で"猟兵"の意(戦車に使われる事も)
まずロボットものの基本として"総称"としての"呼称"は重要(MSやHM、MHとか)
そして「国家vs国家」ではなく「人類vs怪獣」にした点も評価ポイント。
これでストーリーラインがすっきり。
アメリカ、ロシア、中国、オーストラリアの環太平洋諸国が一致団結して外敵をぶちのめすという構図のわかりやすさ(ちょっとだけ漫画『テラ・フォーマーズ』を思い出した。まああっちはもっと複雑で今は違う展開になってるけど)
ストーリーラインは『インディペンデンス・デイ』とか『マトリックス3』を想像して頂ければ大きくは外れていないだろう。
人によっては「ありきたりの展開の連続」に思えてしまうかもしれないがむしろそれで良い。
ストーリーを複雑にしてしまうとアクションを描けなくなってしまうからね!
そう、まずはイェーガーvs怪獣の"超重量級アクション"を堪能してほしい。
登場するイェーガーはスタイリッシュなデザインではなく、とても「重機感」を感じさせ基本的に銃器は使わず素手で殴る(もしくは刀剣で叩き切るか手近にあったタンカーを掴んでぶん殴る)
vs怪獣のシーンは素人目にもとてつもない手間と予算を掛けているのがわかる。
こういう映画は往々にして「宣伝用にアクションシーンのおいしいところだけ使ってて意外と本編は物足りない」という事もありそこを危惧していたのだが良い意味で裏切られた。
「巨大ロボがガッツンガッツン動くシーンが見たい」という欲は腹がはち切れる程堪能出来た。
僕は3Dで観たのだが2Dでも楽しめる筈だ。
あ、あと吹き替え版だったのだが菊地凛子の吹き替えが林原めぐみでちょっと最初に違和感を感じた。
まあ日本人女優の吹き替えを別人の日本人がやるんだからこれは致し方ない。決して悪くはないし。
ケンドー・コバヤシの吹き替えは意外と良かった(知らずに観ていてエンドロールで気がついたから)
ただちょっと抑揚がないというかもうちょっとケレン味があったほうが僕は好きかな(怪獣臓器屋の解体シーンはちょっと『スターシップ・トゥルーパーズ』ぽかったね(笑)あの寄生虫とか)
二人の博士の古谷徹さんと三ツ矢雄二さんの掛け合いは「これぞ吹き替え!」って感じで実に良かった。

さて、肝心のイェーガーのメカデザインについても触れておこう。

ジプシー・デンジャー
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本作の主役機。
武器はプラズマキャスター、ロケットパンチ(ただし腕は飛ばない。肘に搭載したジェットで加速させる。ちゃんと撃つ時は「ロケットパンチ!」って叫ぶよ)、チェーンソード。
頭部(特に目は)ロボットものとしてはクラシカルなデザイン。

ストライカー・エウレカ
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オーストラリア製。
両腕のスティング・ブレードで怪獣をメッタ刺し。
胸部にミサイル搭載。
登場するイェーガーの中で(恐らく)最新の機体。
デザインも(下半身は)スタイリッシュ。

コヨーテ・タンゴ
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From JAPAN

チェルノ・アルファ
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ロシア製イェーガー
その武骨でアンバランスな頭部はソ連の多砲塔戦車を思わせる。
そのゴツいナックルで殴る、ひたすら物理で殴る。

クリムゾン・タイフーン
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MADE IN CHINA
パイロットは中国人の三つ子(基本イェーガーは二人乗り)
モノアイ、二本の右手というアンシンメトリーさ、膝から下が逆関節という奇抜なデザイン。

なかなかに個性的なイェーガー達。
一見してわかるように日本のロボットアニメの影響も色濃いが『ロボコップ2』の「ロボコップMk-2」や『第9地区』の「エビロボット」のようにハリウッド映画を彩ったロボット達(どちらも滅茶苦茶好き)の系譜も感じさせる。
それぞれデザインがハッキリ違うので人により好みもわかれそうだ。
僕ですか?
僕は、、、、、
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買っちった!
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こんなに格好良いのに明らかに売れ残ってたで。
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機体胸部には「暴風赤紅」という漢字が書いてある。
『クリムゾン・タイフーン』やからね。
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実写で「巨大ロボット映画」というジャンルが今までに存在したのかどうかは(不勉強故に)定かではないけれど(まあ『ガンヘッド』がそうかもしれんが...)この映画はジャンルを確立すると同時にこれ以降の「ロボット映画」の一つの指標として存在し続けることになるだろう(一つだけ欲を言わせてもらうならロシアと中国の見せ場がもう少し欲しかったかな)
デル・トロ監督は『スローターハウス5』の映画化も進めているそうでこちらも楽しみ(監督は『パシフィック・リム』以前にラヴクラフトの『狂気の山脈にて』を映画化しようとしたが頓挫したらしい。"カイジュウ"も海の底から現れるところがクトゥルフ的だしね。まあまだ諦めてないらしいが(笑))
原作の小説は何度も読み直している程好きな作品だけに期待もあれば不安もある。
前後する時系列、映画としてまとめるのは難しい。
だが72年に映画化された作品は断片的なエピソードを小気味良く繋いでいて非常に良く出来ていた。
かなり原作に忠実な作りの映画だったと思う。
さてデル・トロ監督は『スローターハウス5』をどう描くのか?
原作に沿ってディティールにこだわるのか?
はたまた原作を大胆に解釈するのか?
そして何より「トラルファマドール星人」をどう映像化するのか?
興味は尽きない。
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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

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日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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