Open the Dream Gate ~2013 Jユースカップ:FC東京U-18vsアルビレックス新潟ユース〜

Jユースカップの二回戦。
FC東京U-18との試合にはちょっとした個人的な思い入れがある。
07年のサハラカップでのFC東京U-18vsアルビレックス新潟ユース戦が僕の初めての「ユース世代の試合」の観戦。
その試合ではFC東京にサッカーをさせてもらえず完敗(スコアは5-1。新潟には酒井高徳、FC東京には大竹洋平がいた)
2010年のJユースカップでは形にはなっていたけどやっぱり差を感じた(スコアは3-0)
2013年はどうか?
僕が勝手に思ってるだけかもしれないがFC東京は「越えなければならない壁」だ。
SASUKEで言うと「反り立つ壁」的な。
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*写真はイメージです
ここを乗り越えてこそ2ndステージへの扉が開かれる。
会場は過去二戦と同じく深川グラウンドだ。

2013 Jユースカップ 第21回 Jリーグユース選手権大会
FC東京U-18vsアルビレックス新潟ユース

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FC東京は4-2-3-1
トップは185cmの長身FW矢島輝一くんが入る。
彼の特徴は背が高いことだけではなく柔らかなボールタッチと軽やかなポストプレー。

新潟は4-4-2
スタメンは前節FC KAGOSHIMA戦からボランチが三好一央くんに変更。

さて、試合。

前半7分、新潟の渡邉新太くんが右サイドの手塚竣一朗くんにハタイて手塚くんがゴールラインギリギリまで持ち込んでグラウンダーのクロス。
GK弾いたボールに詰める、ゴール前が混戦となり最後は吉川佳介くんが押し込んだ。新潟先制。1-0
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新潟、さらに右サイドでFKを得る。
左SB小池裕太くんがゴール前へ、酒井高聖くんが頭一つ抜け出してへディングを合わせるもGK大野遥河くんが正面に入り込んでガッチリキャッチ。
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渡邉くんがFC東京DF陣のビルドアップにチェック。
そのままボールを奪うと右からドリブルで持ち込んでシュート。
枠を捉えていたがGK大野くんが横っ跳びでセーブ。
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FC東京も反撃。
左サイドからのクロスにファーで矢島くんがフリーでヘッド。
これはゴールならずもFC東京がサイドに展開するシーンが増えてくる。

新潟、飯野七聖くんが左サイド前線からプレスを掛けると詰まったDFからボールを奪いそのままPA内へ持ち込んでシュート。
GK大野くんが飛び出して身体でブロック。

前半終了。

新潟は幸先良く先制点が取れた。
前からのプレスも効いていて決定機を創る。
ただ次第にFC東京に"時間帯"を作られた。
ボールを保持されサイドに振られてラインが下がっていく。
ゴール前ではCB酒井高聖くんと矢島くんが制空権が取り合う。
シンプルでシュアなカウンターで対抗したい。
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FC東京は右SH長澤皓祐くんと左SH蓮川雄大くんのサイドアタックで何度か新潟陣内を抉ってクロスを上げる。
中盤の構成力は高く、トップの矢島くんが下がってポストとゲームメイクをこなす。
GK大野くんが失点モノのピンチを防いだ事も大きい。
後半は益々勢いを増してきそうだ。

後半開始。

後半16分、FC東京の蓮川くんが右サイドから中央に切り込む。
これをDFが後ろから引っ掛けてしまいPAギリギリの位置でFK。
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長澤くんが横にズラしたボールを矢島くんが直接狙うがこれはバーを直撃。
だが右サイドでボールを拾った安部柊斗くんが強烈なミドルを逆サイドネットに叩き込む。
FC東京同点。1-1


後半25分、FC東京が蓮川くんのゴールで逆転。2-1

新潟GK本田渉くんが再三のピンチをギリギリでセービング。
最少失点差で持ち堪えている。
新潟はFW鎌田啓義くんに代えて山本礼利くんをトップへ。
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後半42分、新潟の山本くんがロングボールに裏へ抜け出し飛び出して来たGKをかわしてシュート。
FC東京DFもカバーに入るがクリアし切れず。
ボールはゴール内へ。新潟同点。2-2
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後半終了。
延長戦へ。

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延長前半3分、FC東京ミドル。
GK弾いたボールを矢島くんがヘッドで押し込む。3-2

延長後半7分、新潟が右サイドでFK獲得。
ゴール前へのボールに合わせようとしたファーの選手が後ろから引っ掛けられて倒される。
主審はPKの判定。
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土壇場での千載一遇のチャンスにキッカーの渡邉くんがしっかりPKを決めて新潟同点。3-3

FC東京、左サイドから抜け出しGKと一対一に。
これは新潟GK本田渉くんが飛び出して距離を詰め顔面でシュートをブロック。
こぼれ球もしっかりキャッチしピンチを切り抜ける。

延長前後半終了。
勝負はPK戦へ。
FC東京が先攻。
一人目、共に成功。1-1
二人目、共に成功。2-2
三人目、FC東京のPKをGK本田くんが右に飛んでセーブ、、、と思いきや主審はPKの蹴り直しを指示。
笛が鳴る前に飛んだのかな?
二度目はしっかり決めた。共に成功。3-3
四人目、共に成功。4-4
五人目、FC東京のPKをGK本田くんが左に飛んでブロック。
新潟、最後のキッカーは酒井くん。
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キャプテン自ら右足でゴール左に勝利を決定づけるPKを成功させる。5-4
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アルビレックス新潟ユースが初のJユースカップベスト8進出。
三回戦は11月17日に味の素スタジアム西競技場でコンサドーレ札幌U-18と対戦する。

FC東京は強かった。
プレスも寄せが速く、鋭い。
特に後半は新潟に落ち着いてボールを持たせなかった。
ポゼッションで圧倒しサイドでは必ず数的有利を創り出す。
矢島くんは前線に張っているだけでなく下りて来てトップ下的にもプレーする。
動きがしなやかで広角なポストプレー。
長澤くんは右サイドをスピードでDFを振り切り寸断。
蓮川くんは左サイドを制圧。
何度もドリブルで縦へ、そこから中へ切り込んでくる。
マークが二人付いていてもおかまいなしだ。
彼と左SB鴨池陽希くんが絡むサイドアタックは驚異的だった。
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新潟は後半以降FC東京のプレスに苦しめられた。
FC東京は寄せが速く新潟ユースは局面局面で判断が遅れがち。
その判断の差がカウンターの成否に関わって来る。
一秒にも満たない時間なんだろうがその差は大きい。
そこを運動量と集中力でカバーした。
前線はプレスを掛け続け守備とカウンターでピッチを何度も上下動する。
渡邉くんは好守に貢献。
前線でのファーストチェックが最後まで効いていた。
山本くんは交代出場で値千金の同点弾。
諦めずに何度も仕掛けた成果だ。
特に守備陣は集中力と緊張感を最後まで持続。
両SBは守備に奔走したが最後までボールに食らい付いた。
延長で失点した後もズルズルといかなかったところが素晴らしい。

この試合の"SMVP"はGK本田渉くんに。
再三にわたるFC東京のシュートの雨霰を凌ぎなんとか一点差で望みを繫いだ。
PK戦では会心のシュートストップ。
GKがヒーローになるべき試合だ。

この試合を観て「3年前、6年前と比べて差は縮まったか?」と問われたなら「縮まったがまだ差はある」と答える。
それが偽り無き正直な感想だ。
地力(自力)の差はまだある。
だがチームとしての逞しさは以前とは比べ物にならない。
決して物怖じしない試合への姿勢。
二度同点に追い付くメンタル。
彼らは自らの手で新しい歴史の扉を開いた。
ユースは3年経てば選手は入れ替わってしまう。
ただ歴史は蓄積され経験は継承されるはずだ。
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ジャンル : スポーツ

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庄七..

Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

1 GK(ゴレイロ)
庄七
162cm / 52kg
出身地:新潟県

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