プリンスも再開 ~高円宮杯U-18 プリンスリーグ関東:浦和レッドダイヤモンズユースvs横浜 F・マリノスユース〜

レ軍ファンのスティーブン・キング氏「上原小説」執筆へ(東スポWeb)

スティーブン・キングには『ヘッド・ダウン』っちゅう少年野球(自分の息子が所属していた)の素晴らしいルポルタージュがあるんやで。
野球好きには是非読んでいただきたい。
野球に限らず育成年代のサッカーを観るのが好きな人にもお薦めやね。
何故彼等に、彼等のサッカーに惹かれるのか?読めばその理由がわかる。
『ヘッド・ダウン』はキングと少年野球のコーチの会話が凄く印象に残ってるんよね。

この子たちは一緒にプレーし、一緒に地区予選を勝ち抜いた。
ある者は裕福な家の生まれだが、使い古しの皿洗い機のように貧しい家に生まれた子供も二人いる。
しかしユニフォームを着てグラウンドに出るときはそういうものをすべてラインの外に置いてくる。
グラウンドでは学校の成績も親の仕事も助けてはくれない。グラウンドではすべてが子供自身の責任だ。
彼らはグラウンドで起きることにできるだけ専念する。

彼らは一緒にプレーした。くる日もくる日も一緒に練習した。
おそらくこのことが試合そのものより大切だろう。
おれは優勝できるとは思っていないが、そのことは重要じゃない。出場できるだけで充分だ。
なぜならそれは彼らがグラウンドで一緒になしとげたことだからだ。
彼らはそのことをいつまでも忘れないだろう。
そのときどんな気持ちだったかを一生忘れないだろう。
勝ち負けの問題じゃない。
それは二義的なことだ。
大切なのは今年彼らがどんなふうに廊下ですれちがい、顔を見合わせ、そして思いだすかということだ。

大切なのはだれが自分のチームメイトかを知ることだよ。
好き嫌いは別にして、自分が頼らざるをえなかった人間はだれかということを。


『ブルックリンの八月』っちゅう短編集に収録されてるで。


高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プリンスリーグ関東
浦和レッドダイヤモンズユースvs横浜 F・マリノスユース

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浦和は4-4-2
2トップはU-17、U-18日本代表の小川紘生くんと斎藤翔太くん。
ボランチの茂木力也くんもアンダー世代の日本代表。

マリノスは4-4-2
現在プリンス関東8位。

さて、試合。

前半3分、浦和左サイドからの斎藤翔太くんのクロスを小川紘生くんがゴール中央で合わせる。浦和先制。1-0

さらに浦和は斎藤くんが前線でマリノスのビルドアップをカットしそのまま持ち込んでシュート。
ゴールにこそならなかったが浦和の勢いは増す。
前半は浦和がペースを握ったか。
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前半終了。

浦和の2トップが持ち味を発揮した。
形式上は2トップだが二人ともFWというよりも小川くんはトップ下。
斎藤くんはウィングもしくはSH的な動きを得意としている。
右SBの橋岡大樹くんは再三高い位置を取ってボールを呼び込み積極的に仕掛ける。
橋岡大くんはスラリとした体型で180cmの長身SB。
まだ中学三年生だそう。
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マリノスは時折最終ラインから小気味良く繋いでバイタル付近まではいくのだがゴールに迫るまではあと一歩というシーンが多い。
攻撃時は両SBを高く押し上げている。
特に左SBの千葉駿哉くんは良い攻め上がりを見せた。
だがサイドで主導権を握るまでは至らず。
あまりサイドをワイドに使えていない。
単純なパスミスもあるがサイドでノッキングを起こしている。
折角の押し上げがなかなか活かされていないように感じた。
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後半開始。

後半19分、マリノスは長倉颯くんからのパスを受けた遠藤渓太くんがバイタル中央からミドルシュート。
GKの指先の届かないゴール左隅に決める。マリノス同点。1-1
ミートの瞬間GKは視界を遮られたか。若干タイミングがズレる。
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マリノスはサイドからのアプローチが実を結び始める。
危険なクロスと飛び込む選手がゴール前を交差。
浦和はGK大川圭為くんのクロスの軌道と落下点の読み、さらに思い切りの良い飛び出しでピンチを防ぐ。
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後半34分、浦和は右サイド抜け出した小川くんがクロス。
ゴール前で途中投入の川上 エドオジョン 智慧くんがフリーながらも難しい体勢からダイレクトでシュート。
浦和逆転。2-1
エドオジョンくんは左サイドに張り出してボールを受け、中央に切り込んでいく。
監督からは「エドォ!もう一点取って」と実に明確な指示が飛ぶ(笑)
トラップ、特に胸から下へのボールを落とす際の足捌きが独特。
まだ一年生だそうだ。
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浦和は茂木くんがCBに下がりマリノスの攻勢に対応。
またボランチの勝野瑛くんが一列前へ飛び出して攻撃に参加する場面が増える。
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試合終了。

マリノスは前半はプレスがかかり切らずズルズルと下がってしまったが後半は奪い所もハッキリして良い形を何度か作れていた。
サイドアタックで何度かチャンスを作っていたがあと一歩及ばなかった。
これでリーグ戦は10戦を終えて3勝7敗で8位。
後半に交代で入った和田昌士くんや今日はメンバー入りしてなかったが田崎遼太郎くんなど局面を変えられる選手はいる。
ここからの巻き返しに期待したい。
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浦和はマリノスのサイド裏のスペースを有効に使えていた。
斎藤くんやエドオジョンくんが大きく開いてボールを受け、そこから一人、二人と絡んでカウンター。
特に斎藤くんはサイドのアップダウンだけでなく前線から中盤までをカバーする運動量。
単騎でもドリブルでカウンターを成立させる事が出来る。

この試合の"SMVP"は小川紘生くん。
テクニックに優れキープ、ドリブルの為の足技も豊富だ。
決勝点のアシストも右サイドから右足インフロントではなく左足アウト気味に浮かせるハイセンスなクロスをエドオジョンくんに合わせた。
彼の良さは技術は勿論だが運動量にも目を見張るものがある。
トップとして前線で勝負するだけでなく中盤の底まで下がってゲームを組立てる。
ゲームを創り、決定機を生み出し、チャンスを決める。
この試合、1ゴール1アシスト。
結果もそうだがハードワークあってこその成果だ。素晴らしい。
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日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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出身地:新潟県

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