One on One 〜高円宮U-18プレミアリーグ:三菱養和SCユースvs柏レイソルU-18〜

心をすり減らし
その削りカスで得るモノ
つまり情熱よ
お前のスタミナを試すぞ
THA BLUE HERB『Still Standing In The Bog』


「日本人にヒップホップは〜」云々言う人は言葉でトランスする感覚を知らない可哀想な人やと思う。

閃きは未だオレを座らせない
ヘトヘトのBODYを立たせて
SOULの中央に居座る
それでもやれとおっしゃる
オマエなら出来るとおっしゃる
ついてこないならもう見せないと
もう二度と降りて来ないとおっしゃる
先は長い 深い 言葉にならないくらい
THA BLUE HERB『ill-beatnik』




高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグ イースト
三菱養和SCユースvs柏レイソルU-18

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養和は3-4-3
右SHに田嶋凜太郎くん左SH椿健太郎くん。
ボランチは瀬古樹くんと松井輝純くん。

柏は4-1-4-1
アンカーに安西海斗くん。
CBに手塚康平くん。

さて、試合。

前半14分、柏の左CKからキッカーの麦倉捺木くんのクロスにファーで中山雄太くんがヘッドを合わせて柏先制。1-0
クロスも良かったが中山くんのスペースへの走り出しでフリーになる動き出しが秀逸。
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前半34分、柏バイタルでのボール回しから浮田健誠くんが左から斜めにDF裏のスペースへ抜け出して右足でシュート。
柏追加点。2-0
トップの浮田くんの前線から一列下がってから裏へ抜けるタイミングの鋭さに呼吸を合わせ切ったパス出しのタイミングが見事に合致。

養和、右サイド抜け出したディサロ 燦シルヴァーノくんのドリブルからのクロスに中央で下田悠哉くんが胸トラップからのオーバーヘッドシュート。
ゴール右に逸れるも良い形。
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前半終了。

養和は両SHが下がって5バックに近い形で柏のポゼッションに対抗。
再三サイドから崩されるも三点目を水際で喰い止める。
養和の3トップは流動的。
相馬勇紀くんが右からトップに。
ディサロくんがトップから右に流れる。
ボランチの瀬古くんが中盤から前線へプレス。
柏のビルドアップを遅らせる対応。
アタッキングサードではやや距離を取り遅らせて囲い込みたいが柏はそれを上回るパススピードと連動。
サイドで数的不利になるシーンが目立つ。

柏は「一人多いんじゃね?」的ポゼッション。
圧巻だったのは左サイドのSH会津雄生くんとSB麦倉捺木くんのコンビネーション。
二人の「連動」と言うしか無いコンビネーションで養和のサイドを崩し切る。
GKを含めCBのビルドアップも細かく正確で養和のプレスの網をかいくぐってスペースを産み出す。
密集地帯でのショートパスから一気に逆サイドへ展開し数的優位を創り出す。
サイドだけでなく浮田くんが下がって来た所にCB及び中盤から鋭い縦パスが入りバイタルに楔を打ち込む。
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後半開始。

相馬くんをトップに上げロングボールで一気に裏を狙う。
または両サイドが高い位置を取りシンプルにゴール前へクロスを上げる。
右サイドからのクロスに相馬くんがゴール前で合わせるも枠の上。

後半15分、養和が前線へフィード。バイタルで下田くんが受けると躊躇なく思い切り右足を振り抜く。
シュート回転気味の強烈なシュートがGKの指先の届かないコース右に突き刺さる。養和一点返す。2-1

養和の攻勢。
ビルドアップ時にCBが押し上げてボールを回し柏を押し込める展開が作れてきた。
SH椿くんが高い位置を取れる様になった事で左サイドに起点が出来る。
前線からのプレスは激しくなり柏のパスワークを乱す。
連動してCBが前に飛び出して起点となる前にボールを奪う。

柏は養和のプレスに対して慌てる事無く丁寧にボールを繋ぎ両サイドを押し上げて主導権を奪い返す。
ただ好守の切り替えの面でややペースダウン。
養和のカウンターにヒヤリとする場面も。
特にサイドの裏のスペースを狙われる。
鈴木哲平くんと手塚くんのCBコンビがクロスを跳ね返し、シュートをブロックする。

試合終了。
柏が2-1で勝利し首位をキープ。

養和は後半見事に立て直した。
守備面ではCB池田くんと関野くんが積極的に前へ出る。
関野くんはカバーリングと組立てに。
池田くんはリベロ的な動きでボールの出所を封じた。
ボランチの松井くんはウィングで起用されていた積極的な仕掛けが魅力の選手。
後半は中盤でその持ち味が発揮されていた。
3トップは三者三様、それぞれがポジションを代えながらゴール前まで迫る。
同点、もしくは逆転の期待を抱かせるに充分、それに等しいチャンスは十二分に作れていた。
ここまでチームが変わったのは戦術的な面もあるだろうがメンタル面が大きい気がする。
攻撃も守備も「一対一なら絶対に負けない」という心構えが根底にあったのではないか。
一言で言うなら「勇気」
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柏は4-1-4-1の肝と言うべきアンカーの安西くんとインサイドハーフの二人、山本健司くんと中山くんのトライアングルが異色の出来。
安西くんはCBと中盤を繋ぐ正確なパスでリンクマンとして。
山本くんは中盤で左右に展開出来、攻撃に変化を付けられるトップ下的な役割こなし。
中山くんはCBで起用される事もあるようにタイトな守備で中盤のボール奪取とセカンドボール回収に。
山本くんと中山くんどちらかがボランチに下がりながら攻撃を組立てる。
ただボールを回しているだけではなくしっかり相手を食い付かせてから展開しブロックに隙間を生じさせる。
急ぎ過ぎず、さりとて機は逃さず。
スペースがあると見るやテンポアップ。
足元にしっかり入れる精密さと相手をズラしていく為のパススピードを全員が意識している。
後半の三菱養和の対応も含めて「気付き」に満ちた試合だった。

この試合の"SMVP"は手塚康平くん。
アンカーやインサイドハーフでプレーしている試合は観た事があったのだがこの試合はCB。
CBからキッチリと繋いでいくスタイルに必要不可欠な落ち着き。
左右への配球に加え鋭い縦パスも持ち味。
体格はCBとしては少し細く見えるが容易に競り負ける事は無い。
どんなスサッカータイルだろうと見失ってはいけない「一対一」の基本。
後半は養和の攻勢をしっかり跳ね返した。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

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日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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162cm / 52kg
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