キンチョウの夏、クラ選の夏 〜日本クラブユースサッカー選手権U-18:セレッソ大阪U-18vsジュビロ磐田U-18〜

キンチョウの夏
クラ選の夏

いつもは三ツ沢での決勝戦を観るだけだったが今年は初めて群馬へ遠征。
埼京線〜高崎線〜両毛線と乗り継いで伊勢崎駅に到着(両毛線の車両はワイの地元の北陸本線の車両みたいやった)
駅前からタクシーで下増田運動場へ。
タクシーの運転手さんも存在を知らない下増田。
住所を教えてなんとか到着。
ようやく辿り着いた下増田は川と畑と水田に囲まれた中にポツンと存在する『フィールド・オブ・ドリームス』みたいな運動場(サッカー専用ではない)
すごく。
なにも。
無い。
なんだか地元の美山陸上競技場を思わせる朴訥さ。
ありがたいことに観客用のテントもある。
ただ、会場の周辺にある唯一の自販機が壊れていた。

第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
セレッソ大阪U-18vsジュビロ磐田U-18

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セレッソは4-4-2
昨年のプレミアウエストチャンピオンでありCSの王者。
今年のプレミアウエストでも現在首位。

磐田は4-2-3-1
監督は元日本代表CBの田中誠さん。

さて、試合。

前半1分、セレッソ岸本武流くんが右サイドに流れてクロス。ゴール前で丸岡悟くんがヘディングを合わせてセレッソ先制。1-0
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前半12分、セレッソ立石和真くんがラインの裏へ抜け出しGKの頭上を越すループ。
枠を捉えきれずに右サイドに流れたボールに岸本くんが追いつきシュート。
磐田がゴール前カバーに入ってブロックするも団子状態に。最後は立石くんが押し込んだ。セレッソ追加点。2-0

前半36分、磐田の興津利弥くんからのスルーパス、左サイド山下諒也くんが抜け出してGKと一対一。
山下くんがGKを右に躱してシュート。2-1

前半39分、セレッソ岸本くんのスルーパスを右サイドから斧澤隼輝くんが受けてシュート。
ファーのコースギリギリに決まった。3-1
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前半終了。

セレッソはトップの岸本くんが変幻自在にピッチを駆ける。
前線でポストをこなす事もあれば下がり目でボールを受けてトップ下的にパスを前線へ供給。
左SHの丸岡くんもボールをキープ出来てサイドでタメが作れる。
必然的に左SB舩木翔くんが高い位置を保ててオーバーラップの頻度も上がりサイドに厚みが出来た。
右SH斧澤くんと右SB堀江大騎くんの関係も良く両SBが活発な攻撃参加を見せる。
押しているのはセレッソ、セカンドもよく拾えている。
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磐田は右SH興津くんのドリブルでの仕掛けとセットプレーからチャンスを作る。
興津くんの遠目のFKからゴール前で合わせた鈴木優斗くんの惜しいヘディングのシーンも。
またトップの立川嶺くんが多少強引なりとも一人で仕掛けて局面を打開する。
チャンスは作れていた。
前半の立ち上がりと終了間際に失点してしまったのが痛い。
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後半開始。

磐田は伊藤洋輝くんを後半からボランチに投入。
ボランチだった大西遼太郎くんをトップに近い位置に上げる。
これが劇的な効果を生む。

後半5分、磐田の大西くんからのパスを受けた興津くんがゴール。3-2

ここからしばらくは磐田のターン。
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興津くんは左からのCKを右足でギュインと曲げて直接ゴールインを狙う、も、これはポスト直撃。
立川くんはサイドからのクロスにジャンピングボレーで合わせる、も、枠外。
山下くんは左サイドで水を得た魚のようにピッチを掻き回す。
対面のDFと常に一騎打ちを仕掛けゴールに迫る。
磐田猛攻の鍵となったのは大西くんのポジションチェンジだろう。
178cmの身長があり競り合いに強くボランチの時とは違いバイタルでボールを収める事が出来る。
縦軸に絶大な預け所が出来たことでバイタルを有効に使えるように。
興津くんと立石くんに引き摺られて左サイドの山下くんが比較的フリーなる機会が増えた。
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対するセレッソは両SHと両SBの間に広大なスペースが出来てしまった。
両SBは磐田の猛攻を凌ぐのが精一杯。
かなりボールホルダーに引っ張られ逆サイドは空きがちに。
両SHには磐田に蹂躙されるSBとのスペースを埋める余力がもうあまり残っていない。
セレッソは山田寛人くんに代えて井上泰斗くんをトップに。
山田くんは一年生で180cmの長身FW。
前への推進力もあり岸本くんとのコンビで磐田のDFラインをここまで掻き回した。
セレッソは矢継ぎ早の交代策で試合をクローズにかかる。
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磐田も波状攻撃を仕掛けるがなかなかゴールが遠い。
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試合終了。
セレッソが3-2で勝利。

磐田は後半の猛攻もあと一歩及ばず。
後半は攻撃陣が"覚醒"していた。
左サイドでは山下くんがセレッソの守備陣を食い破るギンギンのドリブルを仕掛け続ける。
特に凄かったのが興津くん。
ドリブル、パス、セットプレーの全てにおいてセレッソに脅威を与え続けた。
そのプレーはまさに"鬼気迫る"ものすら感じられたほど。
後半途中で交代してしまったが炎天下の後半で持てる全てを出し切ろうとしたのだろう。
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セレッソは後半の猛攻を凌ぎきって勝利。
前半で積み重ねた三点は大きかった。
後半は前に掛ける圧力が減って磐田に主導権を握られたがDF陣は集中して一失点に抑えた。
両SBも前半見せたオーバーラップを後半は抑えて守備に徹する。
特に右SBの鈴木くんは対面の山下くんと度々一対一のマッチアップに持ち込まれていたが粘り強く対応。
勿論全てのドリブルを完全にシャットアウトするのは不可能な話。
だが重要なのはドリブルで抜かれた"後"だろう。
ボールホルダーにいかに追いつくか、諦めずに食いつけるか。
そういう意識がDF陣全員に通底していたし梅木絢都くんと森下怜哉くんのCBコンビは自らの仕事を完璧に実直に全うした。

この試合の"SMVP"は岸本武流くん。
2アシストと3ゴールの全てに絡む。
ボールタッチがしなやかで受け方が良い。
トラップが正確で足元にしっかり収めるというのは勿論なのだが彼は「次のプレー」を想定してボールを置く。
受ける前に既にトラップからの一手先、二手先のプレーが彼には視えているしそれを見据えたプレーを選択し実行出来る。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

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Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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162cm / 52kg
出身地:新潟県

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