後期開幕戦 〜関東大学サッカーリーグ戦:早稲田大学vs専修大学〜

立川志の輔さんの落語に「こぶとりじいさん」ってのがあるんやけど(凄く面白いよ)

確かに二人目のじいさんってこぶつけられるほど悪い事してないよね(笑)

「一人目のおじいさんの真似して踊ったら下手だった」

ってだけやから。
まああの昔話の教訓が「模倣(しかも下手な)はよくない」やとしたらタイムリーやね。
いまえらく叩かれてる人おるから。
日本人は昔からパクリには厳しいっちゅうことなんかもね(まあ「模倣」と「パクリ」は厳密には違うんかもしれんけど)

JR東日本カップ2015 第89回関東大学サッカーリーグ戦
早稲田大学vs専修大学

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早大は4-4-2
首位と勝点差2の4位と好位置につけている。
ただし中位は混戦状態。
勝点のとりこぼしは即順位に反映される。

専大は3-4-3
昨季リーグ戦4連覇を達成したチーム。
だが今期は9位で後期開幕戦を迎えた。

さて、試合。
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早大の右SB新井純平くんが右サイドで平澤俊輔くんにパス。
平澤くんがサイドの深くまで切り込みゴール前へグラウンダーのクロス。
ニアでゴールに背を向けていた山内寛史くんがダイレクトヒールで真後ろのゴールに流し込む。
GKは完全にゴール中央へのクロスに対応するムーヴをしていた為に反応しきれず。
決定的軌道でボールは転がっていくがポスト直撃。

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前半28分、早大の宮本拓弥くんが左サイドでボールを受けると対面のDFにコースを塞がれる前にシュート。
これが決まって早大先制。1-0
恐らくトゥーキック気味のシュートだったのだろう。
振りを素早く、最小のモーションで蹴り込む。
DFが寄せるよりも早く。
そしてなによりGKのタイミングを狂わせた。

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前半終了。

早大は攻守の切り替えも早く試合を優位に進める。
専大のパスの出所と出し所を読んで中盤でカット。
前線の宮本くんに預ける。
特に右サイドのスペースを新井くんがオーバーラップで有効に使えていた。
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専大はシュート一本という前半。
ビルドアップからサイドへの展開までは実に良い。
人が連動してショートパスで崩せている。
北出雄星くん中村駿介くんといったテクニカルなトップ下タイプがゲームメイクに貢献。
サイドは左SB小口大貴くんが頻繁に左サイドに侵入し掻き回している。
ただ中盤からバイタルでのボールの繋ぎに不安定さが。
早大にパスを掻っ攫われてカウンターを受ける事もしばしば。
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後半開始。

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後半3分、早大が左サイドでスローイング獲得。
八角大智くんがゴール前へロングスロー。
ゴール前の山内くんがゴールに背を向けた状態で胸トラップから反転して強烈なシュート。
専大ゴールに突き刺さり早大追加点。2-0
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後半13分、専大が左でCK獲得。キッカー中村くんが選択したのはゴール前へのクロスやショートパスではなくハーフウェーラインからバイタルまで走り込んでいた小口くんの足元に低空でピタリと合わせるボール。
小口くんが放った弾道の低い抑えたミドルシュートがコース右に決まった!2-1
トリッキーなプレーだったが見事に成功させた。
出し手と受け手のベストのイメージがバッチリ噛み合ったゴール。
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後半14分、専大は一気に二人代える。
丸野了平くんに代えて飯田貴敬くん。
佐野弘樹くんに代えて深澤知也くんをピッチへ。
飯田くんは右に、深澤くんはトップに入る。

後半18分、早大は左SH堀田稜くんに代えて相馬勇紀くん。
右SH田中太郎くんを左にチェンジし相馬くんが右SHの位置に。
相馬くんは三菱養和出身の一年生。
ユース時代は「養和のジャックナイフ」と(主に僕(だけ)に)呼ばれていた選手。
間合いを詰められ寄せられてもお構いなし。
密着状態からでもサイドを切り裂けるドリブルが持ち味の選手だ。
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専大はポゼッションを高めて早大ゴールに襲い掛かる。
右からのミドルはゴール上段を強襲するも早大GK後藤雅明くんが両手で枠上に弾く。

早大も前線の山内くん宮本くんがカウンターで一気にゴール前まで迫る。
ドリブルで持ち込みニアをつくシュートを放つも専大GK福島春樹くんが横っ飛びで防ぐ。
さらに前線で一人抜けた山内くんがドリブル、並走するDFを抑えながらバイタルまで運ぶと長い距離を駆けて追い越してきた相馬くんへパス。
相馬くんは左からPAへ切り込みシュート、も、GK福島くんの正面。

終盤、専大はゴール前へ危険なボールを放り込んでいく。
ここは早大CB奥山政幸くんと金澤拓真くんが対応。
奥山くんはしっかり寄せて相手にシュートを容易に撃たせず。
カバーリングでは危険な領域をスウィープ。
金澤くんはハイボールの競り合いで制空権を完全に手中に収めた。

試合終了。
2-1で早大の勝利(早大は専大に4年間勝ててなかったらしい)

専大は終盤の猛攻も実らず。
ウィングの破壊力を活かしたサッカーは鳴りを潜めた。
まあ今までの4年間が特別過ぎたとも言える。
あれだけの選手達が年度が変わる毎に出てくるというのは珍しいことだった。
今は新しいスタイルを模索している段階なのかもしれない。
注目はCB大西拓真くん。
FC東京U-18出身で一年生ながらスタメンフル出場。
身長は177cmとCBとしては大きい方ではないがハイボールに強くなによりヘディングが上手い。
ヘディングの強弱、コントロールが抜群でショートパス並みの精度のパスを頭で出せる。
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早大は終盤の猛攻を凌ぎ切った。
前線からの圧力が弱まり専大にペースを握られた時間が続いた中で守備陣は集中を切らさなかった。
GK後藤くんは果敢な飛び出し、ハイボールの処理、好セーブで最後の砦となる。
右SB新井くんは個人的に関東大学サッカーでNo. 1の右SBだと思ってる。
守備、スピード、クロスが一級品だ。
SHの堀田くんは縦への仕掛けで専大DFを翻弄、守備でもキッチリ戻って守る。
二人共浦和ユース出身(専修大学の中村くんも浦和ユース出身者。この試合三人が同時にチームの主力としてピッチに。浦和ユースクラスタは絶頂死ものだろう)
FW山内くんは前線からのプレスでチームに貢献。
決勝点も見事だったが終盤のキツイ時間帯に精力的にプレスに行く姿勢がチームの勝利に結びついた。
宮本くんは前線の基点として活躍。
動き回るタイプではないが肝心な場面ではしっかりボールに寄せている。
この試合のベストヒーロー賞に選出。
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写真を見てもらえばわかると思うが驚くべき胸板の厚さ!
寄せにくるDFをものともしない。

個人的な"SMVP"は早稲田のキャプテンCB金澤拓真くん。
読みが冴えまくったインターセプト。
出足と思い切りの良さでパスをカットしカウンターの起点に。
さらに制空権を握った空中戦での競り合い。
完勝と言っていいだろう。
そしてなによりその「声」。
的確なポジション指示と味方を鼓舞するコーチングで専修大学の終盤の猛攻を塞いだ。
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ジャンル : スポーツ

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日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

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162cm / 52kg
出身地:新潟県

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