プリンス再開 ~高円宮杯U-18 プリンスリーグ関東:三菱養和SCユースvs前橋育英高校~

先週のスピリッツの『アオアシ』が凄く良かった。

特にトラップ練習するシーンがええね。
説明的になり過ぎずにちゃんと”絵”で見せてる。
練習風景がちゃんと描けてこそスポーツ漫画。
ほとんどのサッカー漫画が駄目な理由はそこが描けないから。
ジャイキリなんて練習シーンほとんど達海監督(か誰か)が話してるだけやから(しかも説明的に)
ちなみに野球漫画やけどちばあきお先生が『プレイボール』で描いたサッカーの「トラップ練習」のシーンが物凄く素晴らしいんよね。
主人公は元野球部でサッカー経験はゼロやけどトラップ技術が凄く高い。
空間把握能力の高さということなんやろうけどそれを一切台詞を用いずに絵の”動き”で表現している(70年代の、しかも野球漫画がやで!)
日本のサッカーはここ20年~30年で飛躍的に上昇した。
だけど”サッカー漫画”はまだまだやね。

高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プリンスリーグ関東
三菱養和SCユースvs前橋育英高校

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養和は3-4-3
前回に観た試合とスタメンに変更あり。
CB真ん中には小原拓磨くん。
左WBに高橋ラシードくん。
田口恵大くんが左ウィング。
瀬古樹くんはこの試合ボランチ。

前橋は4-4-2
前回観たのが春先のマリノスカップvs札幌戦

プリンリーグ関東は残り三節。

さて、試合。

前橋左からのCK、ゴール前でヘディングを合わせるが養和がゴールライン上でブロック。

前半17分、前橋がハーフウェー付近からのスローイン。
左サイドで受けた横澤航平くんがドリブル開始。
左からPA内までゴリゴリ持ち込み角度のあまり無いところからシュート。
ボールはファーに飛びゴール。前橋先制。1-0
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さらに前橋、右サイドやや遠目からのクロスに前線の野口竜彦くんがヘッドを合わせる。
ゴールまで距離はあったがゴール右上段のコース。
しっかり枠を捕らえていが三菱養和GK塚田匡壮がジャンプから左手一本で枠外へ弾き出す。

養和は右サイドからのクロスにゴール前田中くんがワントラップからシュート。
これはミートしきれず枠の外。
さらに前線右の平山駿くんが後方からのライン裏を狙った縦のロングボールに追走し落下地点でダイレクトボレーをしっかりミートし、振り抜くシュート。
ハイレベルなシュートだったがこれはゴール左外へ外れてしまう。
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前半終了。

養和はボールは持てていた。
ボランチからサイドへ展開しバイタル中央へ。
バイタルでの細かい崩しはあと一本出ていればシュートチャンスに。
サイドからのクロスはあと一歩届けば決定機になりそうなシーンが何度か。
しかしボゼッションに拘っているわけではなくシンプルに後方からロングフィードも使ってくる。
そのボールを前線の平山くんがよく収めてくれる。
前からのプレスも精力的で前橋のビルドアップを断ち切り素早くショートカウンターに繋げる。
速攻・遅攻をうまく使い分けていた。
前半を通してペースを握っていたのは養和。
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前橋は耐える時間が多く養和のプレスに苦しめられた。
だがチャンスは確実にモノにした。
守備時はアンカーの尾ノ上幸生くんがDFラインの前でバイタルのスペースを埋める。
CBコンビの大平陸くんと小畑達也くんは養和のサイドアタックに対してサイドへ流れてカバー。
崩されたとしても中央のブロックを堅持。
ボールホルダーにはしっかりついていて養和に容易にシュートを打たせない。
特に左SB吉田朋恭くん。
空中戦で強さを発揮。
養和のFW平山駿くんとの見応えのあるマッチアップ。
カバーリングも良くボールを奪ってそのまま前へボールを運べる。
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後半開始。

養和は左サイドからのクロスにファーで松井輝純くんがスライディングで合わせるも枠外。

後半6分、前橋のカウンター、野口くんが素早く左サイドから養和陣内奥深くまで攻め入る。
ゴールラインギリギリからの折り返しのクロス。養和DFに当たってゴール前は芋洗い状態になるがポロリとこぼれたボールをゴール前の横澤くんが迅速に押し込んだ。前橋追加点。2-0

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養和は右CB杉山耕二くんが負傷で交代。
左WBの高橋くんを左CBに下げ左CBだった多田大河くんを右CBに。

養和後方からのロングフィードに松井くんの代わりに後半途中にピッチに入った29番が反応。
浮き球のトラップから正面を向いて相手DFと対峙、フェイントと切り返しでDFの体勢が崩れた瞬間を見逃さず中央突破。
DFを抜き去りPA内でGKと一対一。決定機。
前橋GK山岸健太くんは距離を詰め29番がコース左に蹴ったシュートを身体を沈ませて右足でコースを遮りブロック。
前橋はGK山岸くんの読み、判断、対応でピンチを切り抜ける。

後半25分、前橋は右サイドからバイタルでボールを受けた野口くんが左に流れながらコースを作り躊躇なく足を振り抜くとボールはゴールネットとの決定的な邂逅。前橋3点目。3-0

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養和は齋藤一くんをワンボランチ気味にして瀬古くんを前へ。
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後半ロスタイム、養和の瀬古くんが左サイドからドリブルでPAへ切り込む。
対峙するDFをドリブルでこじ開けると抜かれたDFが後ろから引っ張ってしまい倒してしまう。
主審の笛が鳴りPKスポットを指差す。
養和PK獲得。
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自ら得たPKを瀬古くんが自ら決めた。3-1

試合終了。
3-1で前橋育英高校の勝利。

養和にとってはゴールの遠い試合となった。
ボールを保持しつつ自分達の攻撃の形は出せていたが。
あと一本、あと一歩というシーンが多かった。
後方から精度の高いフィードで攻撃の起点となっていたCB杉山くんの負傷交代も響いたか。
後半は平山くんが下がり目の位置でボールをキープ。
周囲の上がりを促す。
リスク覚悟で両WBを高い位置に上げ数的優位を作ろうとする。
サイドである程度はボールが持てていたが前橋が中央にしっかり築いた堅固なブロックを崩し切るまでは至らず。
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前橋はチャンス自体はそれほど作れていたわけではない。
後半は必然的に攻めに出る養和の攻勢に耐える時間が多くなる。
だがその数少ない好機をことごとく得点に結び付けた。
前線の横澤くん野口くんがDF陣が奪ったボールを受けると容易にロストせずキープ。
そして最小限の人数で攻撃を完結させる。
さらに交代策も積極的で疲れの見えた選手達をどんどん代えていく。
前線にFW馬場拓哉くんを投入し野口くんと2トップを組ませて横澤くんを左SHへ。
長身で頑健なFW馬場くんの投入で前線での起点とロングボールでの空中戦を優位に展開。
馬場くんは(荒削りなところはあるが)ポストプレーで前線を活性化。
対応しなければいけない養和は攻撃一辺倒というわけにはいかなくなり結果養和の攻勢を削ぐ。
前橋は交代策を含めて強かなチームという印象だ。

この試合の””SMVP”は横澤航平くん。
2得点の活躍。
前半、先制点のドリブルからのシュート。
細かいボールタッチからDFの隙を突くクイックネス。
重心が低く寄せられてもブレない体幹。
左に流れながらファーのコースをしっかり捉えたシュート。
素晴らしい。
また試合終盤のここぞという時の前線からの猛チェイス。
牽引と献身の精神。
得点も勿論だが終盤での前線の選手のチェイスは味方守備陣にとっては本当に心強いもの。
まさにチームを助けるプレー。
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コメント

Secret

No title

「両チームとも残留を意識せざるを得ない順位(というか勝点)」とはどういった意味合いでしょうか?前橋育英は首位に勝点差3で優勝の可能性がありますが?

>ポンタさん
コメントありがとうございます。
順位の件ですが勘違いをしておりました。
該当箇所は削除いたします。
御指摘ありがとうございます。
また当方の確認不足、ミスで不快な思いを与えてしまったことを深くお詫びします。
プロフィール

庄七..

Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

1 GK(ゴレイロ)
庄七
162cm / 52kg
出身地:新潟県

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