庄七堂’sユース・アウォード 2017

今年も無事仕事納め。
年末年始とサッカー観戦の予定がないので、、、
毎年恒例の「庄七堂’sユース・アウォード」発表の時期です。

これは去年の「庄七堂’sユース・アウォード 2016」

選考している間は非常に楽しく、振り返りで自分の観戦記の文章を読んでダウナーになるという作業を交互にこなしつつ完成しています。
そんなスピードボールのようなアップダウンを繰り返して選考される「庄七堂’sユース・アウォード」
特に権威もなく完全に個人の趣味で書いた代物ですが出来る限りお付き合いを。
まずはベストイレブンの発表。
一応のマイルールは、、、、

①現地観戦の試合
②一チーム一人
③いままでベスト11に選ばれていない選手


です。
この「一チーム一人まで」という縛りがなかなか難儀なものでありかつ選考の楽しさを増してくれます。

まずは一年生限定のベスト・イレブン

2017年度U-18年代:ベスト・イレブン(一年生)

GK:谷口丈士【FCトリプレッタユース】
DF:吉馴空矢【セレッソ大阪U-18】
DF:西尾隆矢【セレッソ大阪U-18】
DF:林田魁斗【セレッソ大阪U-18】
MF:青野翔太【武南高校】
MF:宮原輝【横浜FCユース】
MF:􏲅􏶞􏵣􏳅宮城天【川崎フロンターレU-18】
MF:蒔田陸斗【湘南ベルマーレユース】
MF:山田楓喜【京都サンガF.C. U-18】
FW:平野耕太郎【杉並FCユース】
FW:栗原イブラヒムジュニア【三菱養和SCユース】

DF陣が全員セレッソになった。

それでは「U-18年代:ベスト・イレブン」発表します。
いままでは4-4-2を基本に選考していたが今年は4-3-3で(特に他意はありません)

2017年度U-18年代:ベスト・イレブン

GK:川島康暉【三菱養和SCユース】
相手との一対一、距離の詰め方が大胆にして繊細。堅実で確実な判断でビッグセーブに繋げる。ハイボールの対応にも安定感。養和の失点を最小限に抑えプリンス関東3位という好成績に導いた

DF:進藤佑【FCトリプレッタユース】
守備でサイドに蓋をすると積極的にオーバーラップ。サイドの低い位置からゲームをコントロール出来る。サイドでボールを持たれても粘り強い対応。決定的なパスを出させない。守備だけでなくセットプレーのキーマンでありコンダクター。進藤くんのセットプレーがトリプレッタの武器。精度の高いボールをゴール前へ供給

DF:照山颯人【成立学園高校】
ビルドアップでは左右に散らす展開から時折見せる彼の縦パスが攻撃のスィッチに。守備だけでなく一気に展開を変えるロングフフィードやサイドチェンジを繰り出す。彼がビルドアップ時に左右にパスを振るだけでなく多少厳し目のコースでも縦に入れられる事で成立の攻撃が成立する

DF:植草宏友【湘南ベルマーレユース】
右CBでは右サイドかなり高い位置まで持ち上がりSBのようにサイドで起点となる。被カウンター時には自分が上がった裏のスペースを全力で駆け戻りボールを奪い返す。背後からスッと足を伸ばしてボールを絡め取りファウル無しでボールを奪取。またパスを読み楔の選手にボールが入る前にコースにサッと身体を入れパスカット。積極的な姿勢と素早い出足で縦パスを無効化してしまう。SBとしての役割とCBとしての重責を担う

DF:杉山弾斗【市立船橋高校】
非常にタイトな守備から素早く縦に展開。DFラインだけでなく中盤の手薄なところを先回りしてカバーに入る。セットプレーのキッカーを務めるだけあってキックの精度も高い。キャプテンとして攻守にハードワークしながらコーチングで味方を引き締める。左サイドのパスワークから深い位置で上げることもあればタイミングを変え高目から速めに上げることも。DFの背後のスペースを一本のクロスで危険なエリアへ変える

MF:イグナシオ・サアベドラ(Ignacio Saavedra:チリ)【ウニベルシダ・カトリカ(Universidad Católica)】
中盤の底でゲームをコントロール。ボールを取られないしパスミスが皆無、中盤の底でチームに落ち着きと広がりを同時にもたらす。キープ力があるが決して持ち過ぎる事がなく。確実な短いパスでゲームを組み立てるだけでなくサイドチェンジでピッチをワイドに使う。バンドで言えば彼はベーシスト。チームの通底音となるグルーヴを刻む。ダブの様な重厚さとファンクの様なハッとする印象的なベースラインを響かせる

MF:桝谷岳良【川崎フロンターレU-18】
アンカーの位置まで下がる事もあればいつの間にか前線を追い越してゴール前へ。ゲームメイクだけでなくバイタルでチャンスを作れる。サイドを駆け回り攻撃だけでなく自陣まで戻っての守備も厭わない。こぼれ球やセカンドボールの回収、中盤からのボールの展開で川崎のペースを維持し続ける。プレーエリアが広く、中盤の底で役割をこなしつつ攻撃にも絡んでいく

MF:出津真哉【鹿島アントラーズユース】
右SHの彼のファーストチェックが速くて強い。攻から守への切り替えがカチッとしている。それでいて引き篭もることはなく、サイド攻撃の推進力となっていた。攻から守に切り替わった時に素早いチェイスと激しい寄せでサイドに蓋をする。右サイドだけでなく左サイドが攻め上がった時には中央にスライドしてスペースをカバー。ピッチ内外でのキャプテンシーも素晴らしい

FW:久保建英【FC東京U-18】
ドリブル、シュートで魅せてくれた。相手を見ながら細かいタッチと最小のモーションで抜いてしまう。また前線からの守備も執拗にプレスするわけではないがキッチリコースを消すポジション取りをしている。DFを抜いてあまり角度の無い位置からGKの傍を強襲するシュート。凄い事なのだが”事も無げに”見えるというかあっさり(それも左右の足で)やり切ってしまう。フットサル特有のエリアの狭さとゴールの小ささを前提としたコースを狙うより威力を重視したコンパクトでGKのタイミングを狂わせる独特なインパクトのシュート。足の振りが早くてコンパクト。ドリブルから一連の動作で膝から下を使った最小モーションでボールをミートさせる。しかもトゥーキック気味でGKが一番タイミング取り辛いシュート。サッカーというよりフットサルの技術を応用したテクニックに思える

FW:滝裕太【清水エスパルスユース】
今年はFWとSHで出場。驚異的なボールキープ力とドリブルの推進力。変幻自在のボールタッチとイリュージョニスタな切り返し。ドリブルで中央へ切り込みPA際までドリブルで突き進む。先頭を切って攻撃陣を牽引するだけでなく攻守の切り替えが速く左右にチェイスをかける守備ではキッチリ相手に寄せて何度かボール奪取。テクニックは引き出しが多く、さらに運動量の多さも併せ持っている、ガムシャラに追いかける時もあれば冷静にパスコースを読んでインターセプト

FW:倉持快【桐光学園高校】
多少強引でも守備ブロックにドリブル勝負、存分に撹乱する。そのラッセル車の様なドリブル突破でゴールへの最短距離を突き進む。DFを引きずるようにして前へ前へ。速攻では彼の縦への仕掛けが活きる。中央、サイドどちらからでもシュートにまで持っていけるストライカー。観戦記ではあまりこの年代の選手をプロサッカー選手に例える事はないが彼にはテベスの様なストライカーを期待してしまう

次はベスト・ゴール賞。

2017年度U-18年代:ベスト・ゴール賞

2017 SBSカップ国際ユースサッカー静岡ユースvsU-18チリ代表">2017SBSカップ国際ユースサッカー
静岡ユースvsU-18チリ代表

U-18チリ代表ニコラス・ゲラくんの三点目。
前半3分、チリがロングボールを前線へ。
追いつこうと走るニコラスくんに追走した静岡DFがPA外でクリアしようと飛び出して来た静岡GKと交錯。
こぼれ球をニコラスくんが間髪入れずループシュート。
30mほど距離はあったがカバーに入ったDFも追いつけず届かない完璧なタイミングと申し分のないスピード、精妙なボールコントロールでゴールに吸い込まれていく。
チリ追加点。3-1

〜中略〜

チリは素晴らしいチームだった。
まず前線の三人。
それぞれ持ち味を活かし三得点。
特に三点目のニコラスくんのループシュートはマーベラス。
ゴールへの閃きと発想を支える確かなテクニック。



さて次は「ベスト・ゲーム賞」
今年も激戦、熱戦が数多く選考に悩むところだが、、、

2017年度U-18年代:ベスト・ゲーム賞

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 東京 T1リーグ
東京武蔵野シティFC U-18vsFCトリプレッタユース

街クラブ同士の対戦。
前半、チャンスの数は武蔵野。
トリプレッタは武蔵野攻撃陣に圧されるシーンもあったが前半のピンチを救ったのはGK谷口くん。
ミドルレンジと至近距離、いずれのシュートも反応が良く。ビッグセーブを連発。
特にミドルシュートへのタイミングの取り方が素晴らしかった。
前半は0-0
試合が動いたのは後半37分。
トリプレッタ左からのCK。キッカー進藤くんのボールはジャンプするGKの手の上を通り抜けファーサイドヘ。
これをトリプレッタ押し込んだ(記録上はオウンゴール)
トリプレッタ先制。1-0
ロスタイムは3分。
ロスタイム1分、武蔵野CK。キッカーはボランチの古宮由視くん。
ニアの選手を通過しゴール前へ、走り込んできた小川開世くんが右足をダイレクトで合わせコース右に決めた。
武蔵野同点。1-1
ロスタイム3分、武蔵野右からのCK。
古宮くんのキックに中央からニアへ走った中村くんが右足で合わせた(様に見えたが記録上はオウンゴール)
武蔵野逆転!2-1
試合終了。
武蔵野があまりにも劇的過ぎるロスタイム2得点で逆転。


まるで「四天王プロレス」の様な凄い試合だった。





最後になりましたがここで2017年度の庄七堂’sMVPの発表したいと思います。








2
0
1
7


U

18












2017年度U-18年代:MVP
川崎フロンターレU-18 桝谷岳良くん


彼の印象は去年までだとポジションはSHでサイドから切り込むサイドアタッカー。
ところが今年の神奈川県クラブユース新人戦のvs横浜F・マリノスユースを観て印象が変わった。
この試合の彼のポジションは左SH。
後半になっても衰えぬ運動量で左サイドの広範囲を攻撃や特に守備面でカバー。
左サイドだけでなく中央までカバーする。
その後交代でボランチに入る事に。
攻撃だけでなく守備でもサイドの裏に穴を作らない。
後半も足が止まらず終盤はボランチとして奔走。
なんせ川崎U-18の試合を毎試合観ているわけではないのでこの試合からボランチに定着したのかどうかはわかりかねるのだが、、、
次に観戦した6月24日のプリンスリーグ関東vs桐光学園高校では池谷祐輔くんと共にダブルボランチでスタメン。
この試合での彼はプレーエリアが広く、こぼれ球やセカンドボールの回収、中盤からのボールの展開で川崎のペースを維持し続ける。
さらに中盤の底で役割をこなしつつ攻撃にも絡んでいく。
ルーズボール、相手のクリアボールの落下地点に先回りしてポジショニングしている。
彼が中盤でボールを回収しまくっていた。
さらにその運動量にも恐れ入る。
中盤から縦パスを前線に入れたかと思えばサイドに流れてボールを引き出す。
まさに「ダイナモ」という形容詞が相応しいボランチだと思った。
次に観たのはJユースカップvsセレッソ大阪U-18
前半15分に枡谷岳良くんがPA内中央のスペースへ鋭いパス。宮代大聖くんのゴールをアシスト。
試合は3-2で川崎が勝利
桝谷くんはアンカーの位置まで下がる事もあればいつの間にか前線を追い越してゴール前へ。
先制点をアシストした様にバイタルでチャンスを作れる。
サイドアタッカーの資質をそのままにボランチにプレーを還元している。
ハードワークを基本にサイドを駆け回り攻撃だけでなく自陣まで戻っての守備も厭わない。
攻撃力はそのままにボランチ起用でさらにプレーのエリアと幅が広がった。
この年代の特徴だがポジションチェンジが劇的な効果をもたらす事がままある。

「男子三日会わざれば刮目して見よ」

という言葉があるがこの年代の選手は三日と言わず一試合、二試合でプレーヤーとして素晴らしい進歩を遂げている(最近の似た例で言えばヴェルディの渡辺皓太だろうか)
そういう選手を目の当たりにできる事がこの年代の試合を観る上での醍醐味の一つだろう。





















【蛇足なあとがきの様なもの*一昨年からの使い回し】
今年もユース年代の試合を少なからず観戦し、ブログにまとめるという作業を繰り返して気がつく。
一試合たりとも怠くなる様な試合は無かった。
僕は青田買いのつもりで観戦記を書いているわけではなく。
ピックアップする選手はあくまでその試合のプレーが基準。
Jに内定しているだとか下の年代の代表だとかは(極力)考えないようにしている。
今回選んだ選手達もあくまでプレーに感化されて「その選手を表現するために何文字でも費やせる」かどうかが基準。
選手達はピッチを走り、僕の筆を走らせる。
観戦した試合の多くはTVで放映される事もなければ。
公式のHPにスタメンとスタッツと得点者が記載されるのみ(それすら無い事もある)
彼らのプレーを目の当たりにするのは熱心な数百人の観客ぐらいで。
気に留めるのは関係者と一部の好事家ぐらいかもしれない。
観戦記をかいているつもりだがこれは彼らの「戦記」そのもの。
選手達に最大級の称賛と賛辞を。
そして感謝を込めて。
庄七

【蛇足なあとがきの様なもの:補遺*去年書いたモノ】
このブログを読んでいる方がどれぐらいいるかわかりませんが(多分5人はいるとして)
今年も読んで頂きありがとうございます。
僕の観戦記は独特(というか変)で必ず試合そのものの観戦記の前に試合とは関係ない話が入っています。
これはまあ落語で言う「マクラ」みたいなものでいきなり本題に入るのも無粋かと思い書いてるんですが。
観戦記を始めた当初は「ユースや大学サッカーの観戦記なんて読む人が凄く少ない」だろうから導入で試合と関係ない事を書いて(何かの間違いで)読んで頂いた方を(言い方は悪いですが)「釣る」目的で書き始めてなんとなく定着しました。
まあ最近はグーグル(Twitterなんかもそうですが)という非常に便利な機能があり「◯◯のチームの試合がどうだったか?」「◯◯選手のプレー内容はどうだったか?」というピンポイントな形で検索されてここに辿り着いて下さる方が多くなり正直そういう人達にとっては「マクラ」いらないんじゃ?と思う事もままあります。
なので「俺は選手や試合の事を知りたいのになんでクソ映画の紹介やシンデレラガールズの事を読まされなきゃならないんだ!」という方のお怒りはごもっとも。
すみません、出来れば飛ばしてください(ちなみに僕はクソ映画が好きなわけでは決してありません、たまにホラーのC級映画を紹介していますがクソ映画だと思って見る事はありません、見た結果クソ映画だったことがあるだけです......あ、シンデレラガールズの記事は僕のただの自慢です。今年は西園寺琴歌お嬢様を無事イベントでお迎えすることができました)
あくまで主役は選手達です。
TwitterのようなSNSは拡散力は凄いですが人に与える影響というのはどうなんでしょう。
仮に「この◯◯が凄い!」というツイートが流れてきたとして(選手だったり本だったり映画だったりで)実際に読む人、観る人はどれぐらいいるんでしょうか?
友達同士のやりとりならいざ知らず。
Twitter上だけの関係の人だとなかなか実際に触れてみようかということは凄く少ない筈です。
僕もこうして毎回「この選手が凄い!」という観戦記を書いているわけですが。
実際「庄七が絶賛していた選手・チームを観てみよう」なんて人は皆無だと思っています。
それでももし、たった一人でもいれば。
たった一人にでも伝わるなら。
書いた意味があると思っていますし。
少し報われた気分になります。
庄七

【蛇足なあとがきの様なもの:補遺の補足】
毎回「あとがきの様なもの」を更新しているのはバロウズの『裸のランチ』が自分は大好きだからです(あれ本文よりも序文とあとがきが一番面白いんよね)
え〜基本的に僕は観戦は一人で行っています。
たまに青森出身の友人K氏が同行したりします。
さて、K氏とよく話すのですが「ユースと高体連の二項対立」
これはいつの時代にもあると思いますが。

ユース=技術
高校=気持ち

みたいな二項を持ち出している論じているサッカーライターはいまだにいるわけです。
そんな記事ははっきり言ってクソです。
見かけた時点でケツを拭く紙にしてしまいましょう(最近はネット記事が増えてクソを拭く役にも立たないものばかりですが)
ユースが気持ちで高体連に劣っているなんてシーンを僕はこの数年間一切見掛けていません。
さらに技術で高校がユースに劣っているというのもはっきり言ってナンセンスです。
少なくとも選手権に出てくる様な高校はユースチームの様な技術は備えています。
そもそもジュニアユースから高校サッカーに進む選手も多いのですから最早この二項対立は成立し得ません。
しかしそれでも差があるとすればそれは判断スピードの差。プレミア上位のチームを観るとわかりますが常に二手先、三手先を読みながらプレーしている印象です。
仮に技術にそれほど差がないとしてもこの「判断スピード」はなかなか縮まらない。
まあそこらへんの話は今連載中の『アオアシ』がやってくれるでしょう。

ここからは「育成年代の試合のススメ」になりますが。
最近"サポーター"というのが息苦しく感じる人も増えて来てるのではないかと。
サッカー"以外"にいろいろややこしい事が多いのでは。
人間関係だったり「サポーターとはこうあるべき論」みたいなものに囚われて純粋にサッカーを楽しめていないのではないか?と思う事もままあるのです。
そういう時は自分がサポートするチームの育成年代の試合を観ては如何でしょうか(なるべく一人で)
改めて「サッカーを観る」という行為を見直す切っ掛けになるかと。
そこにはサッカーライターが書いたものとは違う"モノ"があるはずです。

この「現場」以外に「本場」なんてのは存在しない
外野のヤジは聞くにほとんど値しない

RHYMESTER『ウワサの真相』
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冬空プレシャス 〜高円宮杯U-18サッカーリーグ チャンピオンシップ:FC東京U-18vsヴィッセル神戸U-18〜

今日は埼スタへ。
最終節の青森山田戦を制し逆転でプレミアイーストチャンピオンに輝いたFC東京U-18と
プレミアウエストのチャンピオンヴィッセル神戸U-18の対決。
埼スタには『アオアシ』のブースが。
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高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 チャンピオンシップ
FC東京U-18vsヴィッセル神戸U-18

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FC東京は4-4-2
スタメンは先週の青森山田戦と同じ。

神戸は4-4-2
原尊くんと佐々木大樹くんの2トップ。
右SH船越大夢くん、左SH泉柊椰くん。
ボランチは谷川勇磨くんと佐藤昴くん。

さて、試合。

前半18分、神戸右サイドからのスローイン。
右SB前川智敬くんのロングスローをPA内で右田楓くんがヘッドでゴール前ニアへ流す。
ファーからニアへ走り込んできた泉くんが飛び込みヘディングを合わせる。神戸先制。1-0
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前半33分、神戸は船越くんから前線の小林くんへDFラインの裏へパス。PAへ抜け出した小林くんを東京DFが後ろから倒してしまいPK。
小林くん自らキッカーに。
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コース右。
GKも読みは当たっていたがシュートの威力とスピードが僅かに勝っていた。
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神戸追加点。2-0

前半終了。

東京はなかなかシュートに持ち込めない。
サイドまではボールが回るが神戸に上手く中を切られている。
前線の原大智くんにボールを集めようとするが当然徹底マーク。
また他の選手との距離が遠い。
前線だけでなく両SHも若干孤立気味か。
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神戸はロングスローという"飛び道具"で先制点。
右サイドのSB前川くんだけでなく左SB本山遥くんもロングスローを繰り出してくる。
両サイドともロングスローがあるのでFC東京は気が抜けない。
左SB本山くんは対面の横山塁くん吹野竜司くんへの対応が見事。
二人とも縦に仕掛け、突破出来るドリブルを持っているが本山くんは近すぎず遠すぎずの絶妙な距離感で対処。
近付きすぎて躱されることもなく縦への仕掛けににも真っ向から受け止めて弾き返しサイドに蓋をする。
前線は佐々木くんがDFを背負いながらキープ。
また後ろに目があるかのようなバックヘッドでのポストプレー。
スペースに足でのパスのようにヘッドで出す。
またボランチの谷川くんが中盤で相手のカウンター、組み立ての基点や中継点をことごとく潰している。
カバー範囲は広いが闇雲に走り回っているわけではない。
相手のパスコースを読みスッとコースに入ってインターセプト。
前半は神戸ペース。
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後半開始。

FC東京は吹野くんに代えて岡庭愁人くんを。
さらに横山くんに代えて草住晃之介くんをピッチへ。
岡庭くんはそのまま右SBに。
草住くんが左SBに入る。
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前半左SBだった荒川滉貴くんが左SHに上がった。
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後半2分、FC東京左サイドから品田愛斗くんがPA内でボールを受ける。キープする品田くんを神戸DFが後ろから手で押して倒してしまう。
主審の笛が鳴りFC東京にPK。
キッカーは品田くん。
落ち着いてGKの逆を突きゴール。2-1

後半8分、東京左サイド杉山伶央くんからパスを受けた草住くんがクロス。ファーで吉田和拓くんがヘッドを合わせる。
東京同点。2-2
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神戸は右サイドから佐々木くん原くんと繋ぎ原くんのパスにバイタル中央を泉くんが抜け出してGKと一対一。
決定的だったがシュートをFC東京GK高瀬和楠くんが右足に当ててセーブ。

後半21分、神戸はボランチの佐藤くんに代えて山内翔くんをボランチに。
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後半26分、神戸は左SH泉くんに代えて池田修志くんを投入。
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神戸、池田くんが左サイドから切り込みシュートもGK高瀬くんがセーブ。

FC東京は前線の原くんと吉田くんのコンビワークが冴えてきた。
お互いの距離が近くどちらかがポスト役となりワンタッチ、ツータッチのパスでラインブレイクを狙う。

FC東京、左サイドで小林くんがボールキープからクロス。
ファーサイドで原くんがDFを振り切って滑り込みスライディングシュートもボールは枠の上。

後半終了。
2-2で延長戦へ。

延長前半。

神戸、船越くんが右サイドからラインの裏へ抜け出すと飛び出してくるGKよりも一歩前でシュート。
無人のゴールへループ気味に描いたかのように見えたボールの軌道は若干逸れてゴール左に外れる。
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延長前半7分、神戸は原くんに代えて秋山駿くんをピッチへ。
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延長前半10分。FC東京は足がつっていた品田くんに代えて寺山翼くんをピッチへ。
寺山くんは右SHに入り荒川くんがボランチに。
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延長前半ロスタイム、FC東京にCK。キッカーは岡庭くん。
岡庭くんの右足から放たれたキックにゴール中央でCB長谷川光基くんがヘディングを叩き込みゴールネットを揺らす。
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FC東京逆転。3-2

延長前半終了。

延長後半。

神戸はスローインで多少距離があってもロングスローでガンガンゴール前に投げ込んでくる。
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ゴール前混戦になるがFC東京DF陣が体でブロック。
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延長後半10分、FC東京は杉山くんに代えて小林真鷹くん。
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FC東京は延長後半を凌ぎ切る体勢。
クリアはとにかく大きく前方のスペースへ。
前線はボールを持ったらサイドに流れコーナーフラッグ付近でキープ。
タイ人の老獪なボクサーの様なクリンチ技術でギリギリと時を刻み時間を削っていく。
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ロスタイムは3分。

神戸のCKをクリアしたところで主審の笛が鳴る。

試合終了。
3-2でFC東京が逆転勝利。
高円宮杯東西統一チャンピオンに。
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神戸は前線に佐々木くんという頼りになるターゲットがおり彼から逆算して攻撃を成立させる事が出来る。
両SHもサイドから中へ切り込みチャンスに絡む。
先制点の泉くん、後半途中から入った池田くんは単騎でもサイドを抉ってシュートまで持ち込める。
セットプレーも大きな武器だ。
特に先制点の起点にもなったロングスロー。
ロングスローを使うチームはままあるが大抵はチームに一人。
サイドの選手だと反対サイドでのスローイン時は逆サイドまで行かないといけない。
その点、神戸は両SBがロングスローの特技スキルを持っているので相手に守備陣形やマークの確認をする間を与えずにクイックにゴール前にボールを投げ込める。
守備面ではCB右田楓くんが目立っていた。
身長はCBとしては決して大きい方ではないが積極的に前へ出る守備でFC東京の前線へのボールを弾き返す。
初見だったがグッドチームだった。
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FC東京は交代策が見事にハマった。
上手くいっていたとは言い難い前半。
後半から両SBを交代するという思い切ったカードの切り方。
これが試合の分岐点だったかもしれない。
左SB草住くん、右SB岡庭くん二人がアシストを記録。
さらに品田くんと小林くんのボランチが縦の関係を取りどちらかが前に出て攻撃に絡む。
品田くんの攻め上がる姿勢が後半開始早々のPKに繋がった。
前線の二人の連携もスムーズに。
守備では長谷川くんと篠原新汰くんとのCBコンビは延長後半の神戸の猛攻に対して壁になり死守。
GK高瀬くんも決定的なピンチを素晴らしいセービングでゴールを守護。
殊勲の決勝点をあげた長谷川くんは守備だけでなく自陣からのロングフィードでチャンスを演出。
選手層が厚いというのはその通りなのだろうがベンチワークも含めまさに "総力"でもぎ取った勝利であり頂点。

この試合の"SMVP"は荒川滉貴くん。
前半は左SB。
後半は左SH。
延長にはボランチも。
彼のSHへのポジションチェンジはFC東京にとって非常に大きかった。
サイドを激しくアップダウンし敵陣では有効なスペースでボールを落ち着かせSBが上がってくるタメを作り出す。
また左サイドだけでなくボランチが前線に上がっている時は中盤もカバーする。
彼の存在でチームの歯車がガチッと噛み合った。
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情熱ファンファンファーレ 〜高円宮杯U-18プレミアリーグ:FC東京U-18vs青森山田高校〜

日曜はプレミアイースト、プリンス関東共に最終節。
全試合同時刻キックオフなのでどの試合を観るか迷うところ。
ここは青森出身K氏の強い願望を汲んで共に小平へ。
広すぎる霊園の側の小平駅を降りて東京ガス武蔵野苑へ向かう。

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ イースト
FC東京U-18vs青森山田高校


FC東京は4-4-2
原大智くんと吉田和拓くんの2トップ。
横山塁くんが右SH、杉山伶央くんが左SH。
品田愛斗くんと小林幹くんがボランチ。
右SBには吹野竜司くん。

青森山田は前節のvs清水とスタメンは同じ4-4-2

両チームとも清水が敗戦かドローという条件付きではあるが優勝の可能性を残している。
但し得失点差の関係で勝利が必須条件。

さて、試合。

東京、DFラインとGKの間にロビング気味のボールを入れる。
原くんが追いかけるが山田のDFが先に体を入れてボールタッチしGKにバックパス。
これをGKが手で処理してしまい東京にPA内で間接FK。
東京、横に出して小林くんが直接狙うが山田DF小山内慎一郎くんがシュートブロック。
ゴールライン外へ弾き出す。
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前半30分、東京間接FKからのCK。キッカーは品田くん。右足で巻いたキックはニアを通り抜けファーへ。
ファーには東京の選手がいない.....と思っていたがボールは優雅な曲線を描いてゴール右サイドネットに吸い込まれていく。
CKを直接決めて東京先制。1-0

前半終了。

山田は全体的に押し込まれる時間が長い。
セットプレーからチャンスを作り、ニアから中央へ、さらにファーからの折り返しで東京のマークを撹乱。
混戦からこぼれ球を押し込もうとするが東京の守備ブロックに阻まれる。
中盤ではセカンドボールを東京に回収されてサイドに展開されSHが下がって守備に追われてしまう。
なかなかバイタル中央を使えないので前線の中村駿太くんがサイドに流れてDFを引き付けつつ強引に突破しクロスを折り返す攻撃パターン。

東京はシンプルに前線にボールを預けるシーンが目立った。
サイドでも手数をかけず両SHを走らせる。
サイドから中央へ折り返しショートパスで崩す。
ボランチ品田くんのセカンドボール回収率が高くそこから左右に展開。
攻撃がシュートで終われている。

後半開始。

山田、前線の中村くんがボールを受け右サイドフリーの田中凌汰くんへ。
田中くんがダイレクトでニアを強襲するシュートを放つも東京GK高瀬和楠くんが横っ跳びで両手でシュートブロック。

後半12分、東京が右サイドへ展開。受けた横山くんが対面のDFを切り返しで抜くとそのまま中へカットイン。
左足でニアを狙ったシュート。東京追加点。2-0

後半30分、山田の堀脩大くんがバイタル左で受けるとそのままドリブルで縦へ。
PAへ突き進むとDFに囲まれながらも左足を振り抜く。DFに当たってイレギュラーなコースに変わったシュートにGKも反応しきれず。2-1

後半32分、東京右サイドから展開、横山くんから走り込んできた後半途中出場の久保建英くんがボールを受けるとそのままPAへ。
ドリブルから右足を一閃。コース右に決まった。3-1

後半40分、山田前線へのロングボールから郷家友太くんがヘッドで前方へ落とすと檀崎竜孔くんがバウンドするボールをGKが飛び出してくる一手前で右足アウトサイド気味に軽くタッチしてゴールに流し込む。3-2

試合終了。
FC東京が勝利。
さらに清水が柏に敗れたために逆転でFC東京U-18がプレミアイースト制覇。

青森山田は終盤、郷家くんを上げて中村くんと2トップに形に。
さらにボランチを一枚削って攻撃陣を厚くする。
セカンドボールも拾えるようになり厚みのある攻撃を展開。
前線の中村くんがDFを背負ってボールをキープ出来るのでタメが生まれ。
檀崎くんや後半途中投入の瀬尾純基くんなどテクニカルな選手がサイドから切り込んでくる。
常に先行されながらも食らいついていく。
前節の清水戦の様に観る者のハートを震わせる戦いぶり。

FC東京はまず前線からのプレッシング。
この試合ゴールはなかったが原くんが前線から左右にボールをチェイスする。
ボールを奪うことだけが目的ではなく相手のビルドアップを乱しゲームメイクの根幹を狂わせる。
両SHのスピード、ドリブルで縦に突き刺し横に抉る。
横山くんのスペースへの飛び出しは相手にとって脅威。
そしてチーム全員に共通しているのが試合の三手先を読んでプレーする意識。
山田のプレッシングが緩かったわけではないのにボールを回せているのは突出したゲームメイカーに頼ったチームではなく選手全員の基礎技術と戦術理解が高いからこそ。
さらに決勝点を決めた久保くん。
改めて映像でゴールシーンを見たが足の振りが早くてコンパクト。
ドリブルから一連の動作で膝から下を使った最小モーションでボールをミートさせる。
しかもトゥーキック気味でGKが一番タイミング取り辛いシュート。
サッカーというよりフットサルの技術を応用したテクニックに思える。
フットサルの技術全てがサッカーに応用出来るわけではないが少なくともPA内という狭いエリアなら十二分に有効だ。

この試合の"SMVP"は品田愛斗くん。
先制点のCKは見事。
中盤ではセカンドボールをことごとく拾っていた。
そしてそのまま攻撃の起点としてタクトを振るう。
前線、サイドと選手達の異なる長所を把握し適時に的確なパスを出す。
ボランチとしての守備だけでなく機を見て前線に上がり攻撃に絡んでいく。
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ジャンル : スポーツ

12.3 日本平 〜高円宮杯U-18プレミアリーグ:清水エスパルスユースvs青森山田高校〜

日曜は「高体連の雷電」こと青森出身のK氏と静岡まで遠出。
3時間ほど富士山を眺めながらの「スロウライダー」
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清水駅からバスでIAIスタジアム日本平へ。
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初めて行ったけど山城みたいな景観のスタジアム。
小高い丘の公園の中にあり子供達が遊ぶ広場や遊技場が併設されたええ雰囲気。
糸魚川の美山陸上競技場もこうなればええなあ。
会場にはチャンピオンシップのポスターが。
アオアシ!(やっぱりアオアシの最終決戦の舞台はチャンピオンシップなんやろうか)
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高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ イースト
清水エスパルスユースvs青森山田高校

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清水は4-4-2
新関成弥くん齊藤聖七くんの2トップ。
左SH滝裕太くん右SH鈴木魁人くん。
ダブルボランチは宮本優くん吉田峻くん。

山田は4-3-2-1
中村駿太くんがトップ。
一列下に左から檀崎竜孔くん、田中凌汰くん、 佐々木友くん。
堀脩大くんと郷家友太くんのボランチ。

首位の清水と勝点一差で3位の青森山田の直接対決。
残り二節、最終節に2位のFC東京戦を残す青森山田は2連勝で自力優勝。
この試合を落とすと優勝戦線から離脱。

さて、試合。

前半1分、山田、右サイドのスローインから受けた田中くんが縦に出すと佐々木くんが抜け出しゴールライン際まで持ち込んで滑り込みながらグラウンダーのクロス。
ファーサイドで檀崎くんが押し込んだ。山田先制。1-0
前半1分のブリッツクリーク。
ジャブにしてストレートのようなリードパンチで青森山田先手を取る。
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前半26分、清水右サイド伊藤駿光くんのクロスをファーで伊藤研太くんがヘッドでゴール前へ折り返し。鈴木くんがジャンピングインサイドボレーを左足で合わせコース左に流し込む。清水同点。1-1

前半33分、清水、山田が中盤から左サイドに展開しようとしたパスをカットした鈴木くんがドリブルで中へ切り込みながら左サイドの裏のスペースへパス。
前に出ていたSBの後方。
空いたスペースに走り込んでいた齊藤くんが受けるとGKと一対一。
GKが前へ出るより速くシュート。
コース右に決まった。清水逆転。2-1

前半45分、清水左サイドから大きく、深く逆サイドへ展開。逆サイドからヘディングでゴール前へ。
鈴木くんが走り込んできてヘディングを叩き込む。3-1
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前半終了。

山田は幸先の良い先制点。
そこからしばらくは山田の時間帯。
前線に構える中村くんにボールが入る、中村くんがマイボールにするとボールを取られず。
DFを背負っても当たられてもボールを失わなず体を入れ替えて抜け出す。
ポゼッション出来ているので檀崎くんと佐々木くんが両サイドに張り出す形が続く。
両SBも高く位置取る。
清水もサイドの二人をケアするためにSHが下がらざるをえない。
前半の分岐点は2失点目の辺りか。
パスミスが失点に繋がってしまった。
その前後も中盤のサイドでのパス交換が清水に狙われてカウンターを浴びてしまうシーンが。
極端に受け身になったとは思わないが慎重になったのは確かだろう。
両SBは積極的に高い位置を取るがその背後のスペースを清水に突かれていた。
逆転されてからは清水の圧をまともに受ける形に。
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清水はゴング早々のフラッシュダウン。
残り試合時間はたっぷりあるとはいえ切り替えて立て直すのは外野が見ている程には簡単にいかないはず。
失点後はまずリスキーなプレーは避けて手数を少なくシンプルな組み立て。
本来ならDFラインでじっくりビルドアップするのだろうが選択したのはまず奪ったらすぐに前線の選手へロングボール。
ボールが敵陣にある間にDFラインを整える。
焦ってのロングボールではなくチームの連携と陣形を確かめるための時間を作る。
そこからじわじわと両SBを押し上げていく。
この時に清水の救世主の様な存在になったのが滝くん。
驚異的なボールキープ力とドリブルの推進力。
左サイドだけでなく新開くんとポジションチェンジでトップへも顔を出しバイタル中央、山田の守備ブロックを掻き乱す。
左サイド自陣からドリブルで中央へ切り込みPA際までドリブルで突き進む。
彼がDFを引きつけトップの齊藤くんがスペースへのパスをトップスピードへの到達点の早い走り出しでDFを振り切る。
次第に中盤でのプレスの強度も上がってきた。
開始早々の失点で両SHが守備に割く時間が多くなっていたが中盤でボールが奪えると山田のサイド攻勢を逆手に取った速攻が決まるように。
何回かあったCKやサイドからの崩しで山田にゴール前で撃たれるもGK天野友心くんのブロックとDFがシュートコースへ体を投げ出して壁となり山田の得点を阻止。
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後半開始。

IMG_6764.jpg

後半10分、山田右サイド郷家くんからの縦パスがスペースへ。右SB鍵山慶司くんが受けるとゴール前へクロス。
ファーサイドから田中くんがゴール前へ飛び込んできてヘッド。3-2

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後半34分、山田右サイド田中くんが早めに上げたクロスにゴール前でDFと競り合いながら郷家くんが首を振り抜いてヘディングをコース中央へ叩き込む。青森山田同点・3-3

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後半39分、清水は後半途中出場の右SH望月勇伸くんが果敢に縦へ仕掛けてからのクロス。ファーサイドでDFを振り切って走って来ていた新関くんがヘディングを合わせる。清水再び突き放す。4-3
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後半ロスタイム、山田はFK獲得。左サイド40m強。直接狙うには遠すぎる位置。後半途中投入で左SBに入っていた住田将くんがキッカー。
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ゴール前、DFとGKの間の位置に合わせるボールを入れる。
これがそのままボールが伸びて飛び出したGKが触れず直接ネットイン。
山田土壇場で同点。4-4

試合終了。
4-4のドロー。

FC東京が鹿島と引き分け。
最終節を残しての首位攻防戦は、、、

清水:勝点37/得失差19
FC東京:勝点36/得失差14
青森山田:勝点36/得失差14

となった。
最終節は清水vs柏
FC東京vs青森山田の直接対決。
清水は勝てば優勝。
引き分けもしくは敗戦ならFC東京vs青森山田の勝者が優勝。
得失点差で有利なため清水は仮に敗れてもFC東京vs青森山田が引き分けなら優勝。
FC東京と青森山田は共に勝利が絶対条件。
FC東京は引き分けなら清水が大量失点で敗退した場合のみワンチャンスがある。
プロレス団体なら余程凄腕のマッチメイカーの仕事だ。

青森山田は後半怒涛の追い上げ。
郷家くんをトップに押し上げる。
ロングスローを含めてサイドからガンガンクロスを上げる。
バー直撃などもあり得点の気配を濃厚に漂わせる。
郷家くんは中盤から前線まで、一試合でボランチとストライカーの仕事をこなす。
プレミアイースト得点王首位を保持する意地のヘディング弾。
さらに終盤には三國 ケネディ エブスくんをCBに。
196cmの長身FW三國くんはこの試合ポジションはCBだがセットプレーでは相手ゴール前に。
土壇場で同点ゴールをあげた住田くんも本来は中盤の選手だが左SBとして出場。
FKで大仕事をやり遂げた。
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清水はボランチの吉田くんが中盤の底を丁寧にカバーする。
ボールホルダーへの寄せが速く、セカンドボールに対しての詰めも出足が良い。
セカンドを拾われてもしっかり相手に対峙して次のアクションを起こさせない。
2得点1アシストの鈴木くんは右サイドでの守備をこなしつつ攻撃時は決定的な仕事をした。
この試合の白眉は滝くんの変幻自在のボールタッチとイリュージョニスタな切り返し。
先頭を切って攻撃陣を牽引するだけでなく攻守の切り替えが速く守備ではキッチリ相手に寄せて何度かボール奪取。
テクニックは引き出し多く、さらに運動量の多さも併せ持っている。
首位決戦12・9。
目まぐるしく入れ替わる攻防。
大技、フィニッシュホールドの連発。
そこからカウント2.9で返す感じが「四天王プロレス」という感じだった(結果は引き分けだが)
エスパルスが(色的に)小橋だとするなら「バーニング・ハンマー」まで繰り出していたほど。
なお、返す青森山田。
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PRAY FOR PLAY OFF 〜J2 第42節:東京ヴェルディvs徳島ヴォルティス〜

今日は味スタへ。
東京ヴェルディvs徳島ヴォルティスを観戦。
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ヴェルディファンの兄がこの試合の為に雪の新潟から上京。
共に観戦。

新潟出身新潟在住の兄がなぜヴェルディファンなのか?(古参ではなくサッカーに興味を持ったのが02年W杯かららしい)
東京で働いていた頃はアルビレックス新潟を応援してて関東圏での試合はよく車で一緒に行った。
しばらくして東京から実家の新潟へ戻った。
新潟在住っちゅうことはアルビレクス新潟の試合観に行く機会増えるじゃん!・・・というのは新潟素人の考え。
新潟ゆうても住んでるのは上越地方、はっきり行ってワイの実家からビッグスワン行くのってかなり遠いんよね。
電車だとビッグスワン行くよりもNAKC5スタジアム行くほうが近い。
まあそんなわけで新潟に戻ってからは一番近いJクラブであるカターレ富山(まだJ2だった)の試合をよく観に行っていたらしい。
そんな中ある試合でヴェルディが富山で試合。
その試合を観た時に数少ないヴェルディサポーター達の酸いも甘いも超越したまるで達観した"高僧"のような佇まいに感銘を受けヴェルディファンになったらしい(まあ話盛ってるのかもしれないけど)

それから近年は長野、松本、富山など近郊でベルディの試合を観戦。
年数回は東京に出て来てヴェルディ詣で(今年は西が丘での金沢戦を観戦)

それ以来兄がJ2のトレンドとチーム状況を、ワイがヴェルディユースの情報を交換するという流れ。

この試合、プレーオフをかけた大一番。
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試合は徳島GK長谷川徹のファインセーブに再三ゴールを阻まれる。
徳島はポゼッション主体、バイタルではショートパスを繋いでヴェルディ守備ブロックを崩しにかかる。
徳島のアンカー岩尾憲が素晴らしかった。中盤の底からゲームコントロール。
ポゼッションで押し込まれるがシュートチャンス自体は与えないヴェルディの守備陣。
先制点はセットプレーから。
CKから平智広のヘッド。
後半開始の立ち上がりに右サイドからのクロスを徳島の渡大生に決められ同点。
さらに井上詩音の負傷退場。
審判の判定にキレ気味のドゥグラス。
だがヴェルディGK柴崎貴広のファインセーブもあり追加点を許さない。
徳島もDFがシュートをゴールライン上でクリア。
チャンス自体は拮抗していたが後半43分ヴェルディはまたもCKからゴール前こぼれ球を内田達也が押し込んだ。
ここからは安西幸輝の独壇場、左サイドを快足でDFをぶっち切り時間をギリギリ削っていく。
ついにロスタイムの4分を経過。
主審の笛が鳴る。
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この瞬間ヴェルディのプレーオフ行きが決定。
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良い試合を観た(欲を言えば個人的にユース時代から好きだった渡辺皓太が観たかったが怪我かしら?)
普段はU-18年代や大学生の試合ばかり観ているワイだが育成云々と言ってもそれはプロリーグに魅力があってこそ。
高校生や大学生が「Jの舞台に立ちたい」と思わせてこそ「プロリーグ」だろう。
そしてこういう痺れる試合をしてこそ「プロ」

ワイの好きな『Jドリーム』という漫画にこんな台詞がある、、、

鷹よ、お金をもらえるからプロじゃないんだぞ。
観客の前で最高の技術を、プレーをみせるのがプロだ。
プロリーグには間に合わなかったけど、十数年間ずっとプロだった男がいるんだ。
お前はその男の代わりに入るんだぞ!


Jリーグがプロを目指す選手達の憧れの舞台であり続けますようにと願わずにはいられない(勿論、日本代表も)

ちなみに兄は上機嫌で帰りにスタジアムで人形焼を買って新潟に帰りました。
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プロフィール

庄七..

Author:庄七..
日記にはアルビレックス新潟、U-18年代、大学サッカー等の観戦記とプロレス、漫画、小説の感想等を中心に書いていく予定です。

1 GK(ゴレイロ)
庄七
162cm / 52kg
出身地:新潟県

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